HANOI ROCKS 解散後、ギタリストのAndy McCoy(アンディ・マッコイ)とNasty Suicide(ナスティ・スーサイド)はThe CHERRY BOMBZ というバンドを結成して再注目されていたが、その傍ら、アコースティックサウンドを軸としたユニットとしてもアルバムをリリースしました。The CHERRY BOMBZ のオマケ的な扱いだったらしいけど、誰かにとっては宝物になっちゃった作品。こういう哀愁漂うサウンドも彼らの持ち味だった・・・。
THE SUICIDE TWINS『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』(1986年)
こんな方におススメ
- キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
- 80年代の伝説のバンド HANOI ROCKS に興味がある方
- 元HANOI ROCKS のギタリスト2名によるアコースティックに興味がある方
- HANOI ROCKS 関連のアルバムはコレクターアイテムかもと思う方
- The CHERRY BOMBZ ってバンド知ってる!って方
アルバム『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』あれこれ
HANOI ROCKSのギタリストのAndy McCoy(アンディ・マッコイ)が女性ボーカリスト:アニタと出会って意気投合したのが切っ掛けとなり、HANOI解散後にアニタをボーカルにしたロックンロールバンドThe CHERRY BOMBZで活動を再開。
今回のTHE SUICIDE TWINS「SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES」というアルバムは、The CHERRY BOMBZ とは一味違うアイデアを形にした作品。
もともと、プライベート的に録音していったもので、もう一人のギタリストNasty Suicide(ナスティ・スーサイド)とともにTHE SUICIDE TWINS(スーサイド・ツインズ)と命名し音源を蓄えていたそうです。
ほぼ自己満足の世界感を収録した音源をさりげなくインディレーベルからリリースしたかったそうだ。
まぁ、リリースした後は、一部のファンとミュージシャンには好評だったが、マニアック的な要素も含め、1年足らずで廃盤になってしまったんです。
理由はマニアックな事だけではなく、同時進行していたThe CHERRY BOMBZ の楽曲を売り込むこともそれなりに至難の業だったそうで、レコード会社としては、The CHERRY BOMBZ を優先せざるを得ないことも挙げられるだろう。
しかも、HANOI組としてマイケルモンローのソロ活動も活性化し始めたこともあって、雑誌やメディアはマイケルの動向を注目していたし、彼のデモテープ段階でのレコード会社争奪戦も始まっちゃったし・・・。
まさにタイミングが悪すぎた作品だったのかもしれません。
しかし! 日本の状況は元HANOI組やその周辺関連のミュージシャンの作品はかなりリリースされてるんですよね~。
このアルバムも廃盤だったのに、当時、日本で発売されて、HANOI ROCKSファンのもとに届けられたんですから・・・。
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. Dance
彼らならではのカントリーチックな楽曲ですねぇ~。ウェスタンの香りもありますが、彼らが歌うとちょいとしたB級ロックンロールの匂いがプンプンと・・・。
02. Heaven Made You
2曲目はかなり雰囲気が変わります。どこか夢見心地なムードと気怠い雰囲気が入り乱れて、彼らの世界にどっぷりと浸れます!
03. Declaration
酒場の片隅で小汚いかっこのミュージシャンが酒を浴びながら、ちょいとばかり演奏しているような姿が目に浮かびます。。。
04. Mainline Service
ちょっとノリのいいロックンロール! ドラムがスネアメインなので、ほんとに軽い感じですけどね。エレキの音色もイイ感じですよ。
05. What a Price to Pay
アカペラから始まりますが、掛け合いボーカルが聴きどころでしょうか?左右のスピーカーから交互に歌われ、サビではセンターから・・・。聴き応え十分。
06. Silver Missiles and Nightingales
綺麗な音色です。結構、この曲好きな方いるんじゃないですかね?
07. Coming Down Slow
エレキを交えながら、ちょっとだけ土臭い雰囲気を醸し出します。
08. The Best Is Yet to Come
この曲、アコギの音色が美しい・・・。それに歌もいいねぇ~。 しかし、この曲を聴きながら、寝落ちするかもしれない・・・。
09. Sweet Pretending
この曲も好きな方、いるんじゃないかな? The CHERRY BOMBZ のバンドアレンジよりもこっちの方が好きです・・・
10. Countrified Inner City Blues
ラストはなんだか、このアルバムの趣旨から外れる感じがするのは私だけ?? なんだが、奇妙な電子音を使いまくっています・・・。
久しぶりの THE SUICIDE TWINS「SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES」でしたが、好きな曲は、いつ聴いても「この曲好き!」って思えるんですよねぇ。
フルサイズの音源で楽しむ『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』
MICHAEL MONROE『NIGHTS ARE SO LONG』の映像は全く見つからず…。
唯一楽曲「She’s No Angel」のMVはあるのですが、このアルバム時のものではなく、次回作の『NOT FAKIN’ IT』の時のものだしね。。。
ということで、好きな曲を数曲、フルサイズで…。
アルバム『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』から
このアルバム『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』収録曲で、個人的に好きな曲を3曲、フルサイズでご紹介します!
The Suicide Twins – Silver Missiles And Nightingales
まずは、アルバムタイトル曲
The Suicide Twins – The Best Is Yet to Come
この曲を聴きながら眠りにつきたい!?
The Suicide Twins -Sweet Pretending
この曲好きなんですよぇ~
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
今回、紹介しましたTHE SUICIDE TWINS「SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES」ですが、このアルバム好きなんですよ。
夜、寝る前に布団に入りながら、このアルバムをヘッドフォンでよく聴いていました…。
調子がいいと最後まで聞くことが出来るのですが、「The Best Is Yet to Come」で寝落ちすることが多かったかもしれません。。。
しかし、「The Best Is Yet to Come」の次の曲は「Sweet Pretending」なので、この「Sweet Pretending」を聴くまでは、頑張って起きていよう、、、と思いながらも、気が付いたら朝でした。。ということが多かった気がします。
このアルバムのお気に入りソング「Sweet Pretending」 のクレジットに René Berg なる人物がADDITIONAL LEAD VOCALS として載っていましたねぇ~。
実はこの René Berg ってHANOI ROCKS 解散前に サム・ヤッファの後任で一時 HANOIのメンバーだったり・・・。
彼を中心としたアルバム『The Leather, The Loneliness and Your Dark Eyes』も1992年に日本国内で発売されましたしねぇ~。
それから、「Sweet Pretending」 って The Cherry Bombz でも演奏していましたね!
さらに「The Best Is Yet to Come」はSAMANTHA FOXがカバーしていますね。2ndアルバム『SAMANTHA FOX』のラスト曲として収録されています。カバーの雰囲気はクリスマス?的合唱や音色が特徴的です。
ラストはThe Cherry Bombz のライブバージョンとでSAMANTHA FOXの「The Best Is Yet to Come」の音源を紹介して、今回はお別れです!
CHERRY BOMBZ でも演奏されていた楽曲「Sweet Pretending」
SAMANTHA FOX「The Best Is Yet to Come」(cover)
80年代、「Nothing’s Gonna Stop Me Now」などのヒット曲で有名なイギリスのPOPシンガーによる「The Best Is Yet to Come」のカバーですね。(2ndアルバム『SAMANTHA FOX』に収録されています)
THE SUICIDE TWINS 関連商品
The CHERRY BOMBZ 作品
HANOI ROCKS (80’s HANOI ROCKS)作品
今回は、THE SUICIDE TWINS『SILVER MISSILES AND NIGHTINGALES』(1986年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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