解散を検討していたバンドにDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)が解散を撤回させよと説得! しかも楽曲提供も!! 解散を撤回した MOTT THE HOOPLE、起死回生の1枚をリリース!! その後、MOTT THE HOOPLE は一躍スター街道まっしぐら!! しかし、その後は少しずつ歯車が狂いだしていく・・・。
MOTT THE HOOPLE「ALL THE YOUNG DUDES」(1972年)
こんな方におススメ
- バイオレンスの煽動者と呼ばれたバンドに興味がある方
- UKパンクロッカーも憧れだったバンドに興味がある方
- ドラマティックなバンド物語に酔いしれたい方
- 華麗で情熱的なロックンロールを体感したい方
- バンド存続、起死回生のアルバムとなった音源に興味がある方
視聴コーナー :アルバム「ALL THE YOUNG DUDES」
アルバム「ALL THE YOUNG DUDES」について
1972年にリリースされた MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)の5thアルバム「All The Young Dudes」発売。
MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)メンバー
Vo:Ian Hunter(イアン・ハンター)
G:Mick Ralphs (ミック・ラルフス )
Ba:Overend Watts(オヴァレンド・ワッツ)
Org:Verden Allen(ヴァーデン・アレン)
Ds:Buffin(バフィン)
実は、このアルバムが発売される前に、解散を考えていたMOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)だったが・・・。
Overend Watts(オヴァレンド・ワッツ)から解散の話を聞いたDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)が「解散させてはいけない」と思い、MOTT THE HOOPLE のメンバーを説得し、解散させないように尽力した。さらに楽曲提供、プロデュースの話を申し出たんだよ!!!
その際に提供しようとした曲が・・・「Suffragette City」。
しかし、MOTT THE HOOPLE は・・これを拒否したため、
別の曲「All the Young Dudes(すべての若き野郎ども)」を再提案する。
この「All the Young Dudes(すべての若き野郎ども)」が・・・!
MOTT THE HOOPLE側も、大変気に入ったこともあり、、、、。解散撤回!!
MOTT THE HOOPLE はCBSに移籍し、シングル「All the Young Dudes(すべての若き野郎ども)」発売、そして、このアルバム「All The Young Dudes」を発売することに至った!!
このアルバムのプロデュースはもちろん David Bowie(デヴィッド・ボウイ)。
当時、 David Bowie(デヴィッド・ボウイ)は1969年発売のシングル「Space Oddity」のヒットにより、既に人気アーティストとして活躍していたこともあり、影響力は十分だったといえる。
この解散撤回劇のその後、グラムロックと呼ばれるロック細区分ジャンルに、MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)も名を連ねることになるのだが・・・・。
運命は、ここから少しずつ良い方向と悪い方向に進んでいくことになるんだが・・・。
このアルバムは、彼ら MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)にとって、起死回生の1枚! となった運命のアルバムである!
TOMOZY のアルバム「ALL THE YOUNG DUDES」評価
収録曲へのコメント
01. SWEET JANE
ルー・リードの曲です! 結構いい感じに仕上がっています。
ルー・リードの作品よりも どことなく、軽くて、明るい感じに聴こえる!?
02. MOMMA’S LITTLE JEWEL
どこか危なげな雰囲気を醸し出してて、カッコいい曲です! 各楽器の音色や位置を楽しみながら堪能したい!!
03. ALL THE YOUNG DUDES
David Bowie(デヴィッド・ボウイ)提供の楽曲。この曲で MOTT THE HOOPLEというバンドを知った人もいるかもしれませんね。悲し気な雰囲気がもうひとつのMOTT THE HOOPLEの魅力かもしれません。好きな曲です。
04. SUCKER
ゆったりとしたリズムで攻めてきます! しかし、たるくない! そこがたまらなく好き! 結構病みつきになる好きな曲です。
05. JERKIN’ CROCUS
俺達ロックンロールバンドなんだぜ!って感じで攻めてくる カッコいい曲。バックコーラスもたまーに投げやり的な感じで叫んでたり・・・そこがイイ。
06. ONE OF THE BOYS
いまでは懐かしい、ダイヤル式の電話機の音・・・が最初に挿入されていますが、その後、歪んだギターサウンドが気持ちいい楽曲。左に位置させたギターが特に頭に直撃!
07. SOFT GROUND
怪しげなオルガンとギターの音色で始まる楽曲は期待を裏切らない、奇妙な楽曲!さすが・・MOTT THE HOOPLE ! 最後まで怪しげなサウンドが好き。
08. READY FOR LOVE / AFTER LIGHTS
オルガンのソロも雰囲気バッチリ! 病みつきになりそうなミドルテンポの楽曲もMOTT THE HOOPLEの魅力かもしれません!
09. SEA DIVER
ラストはドラマチックな楽曲。なぜだ!? 彼らが手掛ける、この手の楽曲の雰囲気似てるけど、全てが素敵!! 鳥肌モノの1曲!! アルバムで一番好きな曲!!
この曲のラスト・・・余韻を楽しみながら・・・もう一度1曲目から聴きたくなるんですよねぇ~・・・。
映像で楽しむ MOTT THE HOOPLE「ALL THE YOUNG DUDES」
MOTT THE HOOPLE「ALL THE YOUNG DUDES(すべての若き野郎ども)」関連+αの映像をいくつかお届けいたします!
アルバム「ALL THE YOUNG DUDES(すべての若き野郎ども)」収録曲
「ALL THE YOUNG DUDES(すべての若き野郎ども)」ライブ映像
豪華アーティストによる ”ALL THE YOUNG DUDES” 2019
Ian Hunter – Saturday Gigs/ All The Young Dudes (Live at London Astoria 2004)
おまけ:David Bowie – All the Young Dudes (Live at the Isle of Wight)
David Bowie が歌う「All the Young Dudes」のライブ映像
David Bowie – All the Young Dudes (Live at the Isle of Wight)
あとがき
映画「すべての若き野郎ども / モット・ザ・フープル」
MOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)のドキュメンタリー映画「すべての若き野郎ども / モット・ザ・フープル(原題:The Ballad of Mott the Hoople)」
同種のドキュメンタリー映画同様、オリジナルメンバーはもちろんの事、ロジャー・テイラー(クイーン)、ミック・ジョーンズ(クラッシュ)ら、同バンドのファンを自認するアーティストも登場し当時のMOTT THE HOOPLE(モット・ザ・フープル)を語ります!
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
MOTT THE HOOPLE に関しては、最初に購入したアルバムは、1976年発売の「GREATEST HITS(黄金の軌跡(モット・ザ・フープル物語))」でした。
高校生になって、中古レコード店でLP盤を購入したです。
社会人になってCDで買い替えることになるんですが、、今回紹介した、「ALL THE YOUNG DUDES」など、MOTT THE HOOPLE のCDも徐々に集めてきたんです。
1990年代には大型輸入レコード(CD)ショップが沢山オープンしていたから、小型の専門店とあわせて、東京の主要な駅周辺だと1日中、お店を廻って探したりもできたので、見つけた時には即購入したいリストを持って、出歩いていたものです。
話をアルバム「ALL THE YOUNG DUDES」に戻しますが、このアルバムは結構好きで、購入したての頃はよく聴いたものです。
もともと「GREATEST HITS(黄金の軌跡(モット・ザ・フープル物語))」でMOTT THE HOOPLE 自体は好きなアーティストのひとつになったのですが、シングルやベスト盤では味わえない魅力って、アルバムではあるじゃないですか!?
この「ALL THE YOUNG DUDES」もそういう感じです。
MOTT THE HOOPLE って過激なロックンロールバンドってイメージもありますが、バラード系もかなり哀愁たっぷりで、メロディアスでドラマチックなんで、病みつきになるアルバムだったりするからだろうなぁ~。
私が購入した当時で、20数年も前のレコーディングものなので、少し古い感じもするサウンドだったんですが、そこがまた良かったんですよね。
現時点では約50年も前の作品なんですが、今聴いても、カッコいいと思うのは不思議なものです。そして・・・今でも鳥肌モノ! ゾクゾクする感覚が味わえるのは凄い!
歳を重ねると新しい楽曲よりも若いころに聴いた楽曲の方がしっくりくるらしいが、正にそれなのかもしれませんね!?
MOTT THE HOOPLE「ALL THE YOUNG DUDES」 商品関連
今回は・・・MOTT THE HOOPLE「ALL THE YOUNG DUDES(すべての若き野郎ども)」(1972年)アルバム・レビューでした
またねーーー。
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