哀愁漂うメロディを繊細な歌声とルーズなロックンロールで奏でる 英国伝統のロックンローラー‼ グラマラスなルックスと甘く切ない彼らの歌は・・・・・君の心をそっと揺さぶるかも知れない!
元、英ロック・バンドのJacobites(ジャコバイツ)のDave Kusworth(デイヴ・カスワース)率いるTHE BOUNTY HUNTERSの2ndアルバム!
THE BOUNTY HUNTERS『THREADS (A TEAR STAINED SCAR)』(1989年)
こんな方におススメ
- ブリティッシュ特有の湿ったメロディが好きな方
- ちょっとセンチな気分に浸ってみたい方
- Johnny Thunders の繊細な感じの曲が好きな方
- 秋の夜長に聴きたいロックアルバムを探している方
- あまり知られていないバンドネームが大好物な方
視聴コーナー :アルバム『THREADS (A TEAR STAINED SCAR)』
アルバム:『THREADS (A TEAR STAINED SCAR)』について
同名異バンドで、アメリカのサウスカロライナ州マートルビーチにある世界的に有名なThe BoweryのハウスバンドにTHE BOUNTY HUNTERSというバンドが存在する。
そのため、今回紹介するイギリスのTHE BOUNTY HUNTERSはアメリカのバンドと区別するた、中心人物のDave Kusworthの名を冠として、Dave Kusworth & THE BOUNTY HUNTERSと称されることが多い。
Dave Kusworth & The Bounty Hunters の中心人物であるDave Kusworth は知る人ぞ知るようなアーティストであった。2020年に60歳を迎えたが、その後、亡くなってしまいました。
Dave Kusworth これまでの音楽活動/経歴に少し触れていこう。
最初に彼の名を広めたのは・・・
1980年に出会った盟友Nikki Suddenと一緒に活動したバンド Jacobites だろう。
Nikki Suddenのバンド、Swell Mapsの解散後、ソロ活動中。
Dave Kusworthが在籍していたバンド Subterranean Hawksが解散。
この二人が、1982年にバーミンガムで結成されたイングリッシュロックバンドとして、
最初はSix Hip Princesと名乗ってライブを行い、その後、Jacobites というバンドで活動している。
Nikki SuddenとDave Kusworthのソングライターのルーツミュージックとして、The Rolling Stones、Faces、Bob Dylan 、T-REX などが挙げられる。
Dave Kusworthに至っては、Mick Ronson、Mott The Hoople、New York Dolls/Johnny Thundersなどからの影響も伺える。
この二人のソングライティングチームが分裂し、それぞれ別々の活動をすることになる。
Dave Kusworth は、1984年にはThe Dogs D’Amour のギタリストとして、フィンランドのレコード会社から The Dogs D’Amour の1stアルバム「The State We’re In」をリリースしている。
その後、The Dogs D’Amour はワールドワイドでのレコードリリースもされたことから、元The Dogs D’Amourのギタリストとして、Dave Kusworth の名は世界中のコアなロックンロールファンの間で知られることになる!?
今回の主役である、Dave Kusworth は、自身を中心としたバンドを結成していく。
THE BOUNTY HUNTERS の他、THE TENDERHOOKS、THE DAVE KUSWORTH GROUPをも結成している。
Dave Kusworth & THE BOUNTY HUNTERSメンバー
Vo&G: Dave Kusworth
G: Alen Walker
Ba: Glenn Tranter
Ds: David “Nick” Buxton
TOMOZY のアルバム『THREADS (A TEAR STAINED SCAR)』評価
収録曲へのコメント
01. EVERYTHING’S FOR HER
1曲目から哀愁たっぷり、切ないメロディ・・。ルックス的には少しはノリの良いロックンロールを予想していたので・・・意表を突かれた!!! でも凄くイイ曲で聴き入ってしまいましたよぉ~~。
02. THREADS
ここでノリの良いロックンロール登場! と言ってもシンプルでタイトでほんとにほんのちょっとだけルーズなロックンロール。これ!これ!って感じの素敵なロックンロール!
03. FROM YOUR EYES
この手のロックンロールが好きなのでの・・・ギターのフレーズが好き。メロディアスな展開など・・聴き応え十分な楽曲です!
04. ANOTHER CHANGE OF HEART
イントロから哀愁漂い、甘酸っぱいメロディライン! 繊細な歌声も相まって、切なく胸が苦しくなっていく!? なんとも言えない名曲です!
05. ALL THE LUCK
たまーに明るい街灯がある、路地裏を歩いている時に聴きたい!? 途中で猫と遭遇したり・・・。で、ちょっとお道化てみたり・・・。 今日もお疲れ様!って感じ!? どんな曲だ???
06. HOOKED TO YOUR HEART
ノリの良いロックナンバー。とは言っても激しく煽ることはない・・。ちょっとは明るいノリもたまには良いでしょ?とでも言いたげだが、バックコーラスもバッチリ不安定!? なので、楽しめます!
07. I’LL BE YOUR ANGEL AGAIN
夕暮れが似合いそうなイントロ! そして・・・日が暮れて、辺りは暗くなりながら・・・薄っすらと星空が・・・素敵に見えるかも知れない曲!? どんな曲だよ・・・。イイ曲ですよ!!
08. A PICTURE OF YOU
落ち着いていて悲しい曲。繊細なボーカルが全てを物語っています。。。なんともいえないくらい悲しく聴こえる曲なんでしょう・・・。
09. HANGING YOUR ARMS
ノリの良いロックナンバーだが、飛び抜けて明るくないところが良い。ラストはアルバムの中では最大の激しさで・・・!
10. IN WHAT SHE SAYS
アコギにストリングス・・・・。柔らかなバックサウンドでリラックスさせながら、ドラムが加わり、心地よい雰囲気に・・・・。深呼吸しながら・・ゆったりと聴きたい曲。
11. KINGS AND QUEENS
管楽器もいい味だしてくれて曲を盛り上げてくれます。リズムも心地よく、いつ聴いても様になるような曲でありながら・・・、私はやはり夕暮れから夜に聴きたくなるなぁ~・・・。好きな曲。
12. CRASHING ROUND MY HEELS
軽やかなギターのイントロ、管楽器も加わるロックンロールナンバー!・・でもちょっと湿った感じのメロディが顔を出します・・・。それでもギターはノリノリに弾きまくってくれます!!
13. IT ONLY HAPPENS WITH HER
すでにお馴染み?となったDave Kusworth 節が聴けます。ギターソロはノリノリです。
ノリノリな楽曲なんだが・・・どこか寂しい・・・やはりDave Kusworth 節。
14. SONG ABOUT YOU
アコースティックギターを弾きながら歌い上げます! コンガと管楽器が加わり・・曲を不思議な世界へ連れていって・・・・くれます。
Dave Kusworth & THE BOUNTY HUNTERS『THREADS (A TEAR STAINED SCAR)』は きっと秋の夜長にピッタリ!?なロックアルバムだった‼
映像で楽しむ THE BOUNTY HUNTERS
THE BOUNTY HUNTERS「THREADS (A TEAR STAINED SCAR)」に収録されている楽曲のMVなどをご紹介
Dave Kusworth and the Bounty Hunters – Threads – live
アルバム2曲目のノリノリのロックンロール!
Dave Kusworth and the Bounty Hunters – Everything’s For Her – live
哀愁たっぷり、切ないメロディ・・ アルバム1曲目なんだよね、この曲。
あとがき
Dave Kusworth & THE BOUNTY HUNTERS アルバム関連
THE BOUNTY HUNTERS ( Dave Kusworth & THE BOUNTY HUNTERS )作品
このバンド名では3枚のアルバムを発表しています。
- 1987年、「The Bounty Hunters」
- 1989年、「Threads (A Tear Stained Scar)」
- 1991年、「Wives、Weddings&Roses」
Dave Kusworth ソロの作品
- 2015年、「Princess Thousand Beauty」
- 2018年、「World Of Dave Kusworth」※各時代のベスト(作品集)
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバムは・・ジャケ買いです!
輸入専門レコード店(というかCD店?)で、他のCD購入時にジャケ買いした記憶。
購入してから、このバンドのボーカル/ギター:Dave Kusworth が The Dogs D’Amour の1stアルバム「The State We’re In」でギター弾いていたということを知りました。
楽曲自体、派手さは無いのですが、繊細な歌声や哀愁漂うロックンロールで、ちょっとセンチになりたい時によく聴いたのを憶えています。
Dave Kusworth 関連商品
今回は・・・THE BOUNTY HUNTERS「THREADS (A TEAR STAINED SCAR)」(1989年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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