アルバム「DESOLATION BOULEVARD」の発売は1975年。英国盤と米国盤での曲入替があります! このアルバムは、アメリカでキャピトルレコード移籍第一弾!というアメリカ編集盤の意味合いが強い!! このアルバムを聴いて SWEETを好きになったファンも多いのでは??
SWEET「DESOLATION BOULEVARD」(1975年)
こんな方におススメ
- ヘヴィなサウンドにポップなメロディがのる楽曲が好きな方
- よりハードな方向を目指した意欲作も収録されたアルバムに興味がある方
- ロックンロール/ハードロックは永遠に不滅だ! と思う方
- 新たなレコード会社へ移籍し、アメリカ編集盤に興味がある方
- 後続バンドにカバーされることも多いバンドに興味がある方
視聴コーナー :アルバム「DESOLATION BOULEVARD」
アルバム「BLOCKBUSTERS」について
アルバム「DESOLATION BOULEVARD」はアメリカでの最大のヒット作になったアルバムです。
元々は1974 年 11 月にイギリスでリリースされました。(スタジオアルバム3枚目)
これまでのSWEET はマイク・チャップマン&ニッキー・チンの楽曲でバブルガム・サウンドを奏でて人気者になっていましたが・・・・。
当の本人達は、もっとハードな楽曲を演奏したかったようです・・・。
で、このアルバムの半分はSWEETのメンバーによる作品になっています!
その本人達の楽曲もかっこいい!!!!
私が所有しているCDは1988年盤の米国盤CDベースの日本盤!
追加曲として ”ACTION”が収録されています!
この ”ACTION” の追加により、先にご紹介したアルバム「BLOCKBUSTERS」とこの「DESOLATION BOULEVARD」の2枚で70年代前半のSWEETを知るには、お薦めです!
まぁ、収録曲にはダブりもあるんですけどね・・・・。
TOMOZY のアルバム「DESOLATION BOULEVARD」評価
収録曲へのコメント
01. BALLROOM BLITZ
いろいろなアルバムに収録されていることもあって、代表曲の1曲! この1曲でファンになっちゃう不思議な魅力たっぷりの楽曲! ボーカルチェンジも激しく、メンバー全員楽しそうです! 好きな曲です!
02. THE 6‐TEENS
イントロからイイ感じ! 個人的には70年代ロックを感じる演奏でGood! メロディがイカしています! サビはもちろんポップですが、全体的に好き! SWEETといったら、このコーラス!!ってくらい重ねてきます!
03. NO YOU DON’T
ちょっとヘヴィな感じのイントロが好き! 溜める溜めるボーカルメロディもカッコいい! でもちょっと怪しいほど重ねてくるSWEETのバックコーラスもカッコいい。
04. A.C.D.C
シンプルなロックンロール! またもや空白の溜めがイカしています! ノリノリに楽しんでみましょう
05. I WANNA BE COMMITTED
怪しいアナウンスにヘヴィな感じのサウンドにファルセット多用のSWEETのコーラス! あまりポップではない マイク・チャップマン&ニッキー・チンの楽曲は貴重?
06. SWEET F.A.
ここから、SWEETメンバーによる楽曲になります! おやおやヘヴィな楽曲で勝負です!? そして展開もロック的! なかなか歌に入りません!! なにげにハードロック/ヘヴィメタル的な感じでカッコイイ!! しかし! 時折見せるポップな感じも好きです!
07. FOX ON THE RUN
おや!? キーボード多用のポップな感じに少し戻ります! 個人的に70年代!って雰囲気を楽しめるので好き!
08. SET ME FREE
ハードな感じのイントロからスピード感のある展開が好き! 今ではこの速さは遅い方? かもしれませんが、疾走感のある楽曲で好き! ギターソロもなにげにカッコいいです!
09. IN TO NIGHT
ハードロックバンド! SWEET! っていう感じの 楽曲。メロディはこれまでのsweet同様、コーラスには特徴がありますが・・・。ギターソロ以降、妖しい鐘の音と怪しい声が・・・。
10. SOLID GOLD BRASS
おっと!渋い感じのギターフレーズがイカした楽曲! そして突然、ファルセットでのボーカルが入り・・・不思議な雰囲気に! 時折見せるポップな面とハードな面がうまく混じるます!
11. ACTION
この曲でSWEETを知った人もいるかもしれない名曲! ノリの良さ、ポップなメロディといい、音は厚くなってもSWEETの魅力はたっぷり! 自分達でもいい曲かけるでしょ!? と言いたげな感じ! 最後の方で、なんか70年代 GlamRock! って感じの変わった展開を見せるのも好き!!
バラエティに富んだ楽曲で、最初に聴いた時と同じくワクワク感 満載で楽しめました!
お薦めの1枚です!
映像で楽しむ SWEET「DESOLATION BOULEVARD」
SWEET「DESOLATION BOULEVARD」 関連の映像をいくつかお届けいたします!
1970年代の映像ですが楽しいビデオクリップです!!
Sweet – The Six Teens – Promo Clip (OFFICIAL)
Sweet – “Solid Gold Brass”, Musikladen 11.11.1974 (OFFICIAL)
Sweet – Fox On The Run – Promo Clip (OFFICIAL)
Sweet – Action – Promo Clip (OFFICIAL)
おまけ:GlamRock時代のドキュメンタリーをどうぞ
Sweet – “Scene: All That Glitters” Documentary (OFFICIAL)
THE SWEET (SWEET) (スウィート) について
1968年に結成されたバンド。
メンバー
Vo:Brian Connolly(ブライアン・コノリー)
G:Andy Scott(アンディ・スコット)
Ba:Steve Priest(スティーヴ・プリースト)
Ds:Mick Tucker(ミック・タッカー)
※結成時は別のギタリストが在籍していました!
でもSWEETといったら、上記4名ですかね。
初期の頃は
レコード会社を何度か移籍しています。
1971年にRCAに移籍してから、ヒット曲にも恵まれていくのです。
初期の頃は、ヒットメーカーで知られる、ニッキー・チンとマイク・チャップマンによる楽曲を演奏していました。
Glam Rock ムーブメントの中で人気も高まっていきますが、SWEET本人達は、もっとヘヴィな感じにしたかったようです。
そして・・・1975年頃には、メンバーの書下ろしでヒットを飛ばします!
”FOX ON THE RUN” や ”ACTION”
しかし・・・・
1979年に ボーカルのBrian Connolly(ブライアン・コノリー)が脱退・・・。
1981年には・・・解散。
1990年代には・・・
Andy Scott’s Sweet という名義で Andy Scott(アンディ・スコット)が活動開始
The SWEET という名義で Steve Priest(スティーヴ・プリースト)も活動開始
・・・んん? またもや、どこかで聞いたような・・・。
70年代のロンドンポップ・・・というか ・・Glam Rock というか・・・
その中で一躍人気者になったバンド SWEET !
結構、楽しませてくれたんだよね・・・。
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
前回のTHE SWEET「BLOCKBUSTERS」(1973年)でSWEETに対する想い出を描いているので、今回はアルバム「DESOLATION BOULEVARD」に関する想い出を少し・・・。
購入したのは1988年発売のCD化された日本盤! もともとの収録曲に”ACTION”が追加されたバージョンでした! ”ACTION” という楽曲も好きな曲だったので、お得感は最高でした!
1980年代後半は、リアルタイムのバンドと70年代のバンドが入り混じった感じで聴いていた時期ですが、70年代の楽曲は元々ラジオで聴いたことがあったりすることもあって、はじめて聴いた気がしない曲も多いのですが、70年代の自分の想い出というよりも80年代後半の想い出と重なるのは聴いた時期の関係でしょう。
このアルバムを購入した時期は まだ車の免許もバイクの免許も持ってなかったので、移動手段はバス・電車・自転車でした。
移動中はよくウォークマンで音楽を聴いていましたねぇ~。
シャカシャカとかチャカチャカとか・・・音漏れしていたんだろうと思いますけど・・
たまーに疲れていた時は、音楽聴かずに電車の中で眠ってしまったこともあります。
今でもたまーに思い出すことで、ちょっとだけ恥ずかしかったエピソードがあります。
電車に乗った時は、多少は混んでいましたが、座れたので、そのまま眠ってしまったんです。
目が覚めた時、降りたい駅を通り越しているようでしたが、衝撃的だったのは・・
甘い香水の香りに包まれながら・・・隣のお姉さんの肩に頭をのせながら眠っていたのです!!
ちょっと恥ずかしい気持ちに・・・。
そのお姉さんに「すみません!」と謝りながら・・・一目散に電車を降りた記憶が今でも忘れられません・・・。
私より、少し年上のお姉さんだったと記憶しています。私が謝った時、お姉さんは笑顔でした(多分)・・・・。(記憶は美化されている?)
電車を降りた時、周りは空いていたので・・・、私がお姉さんの肩に身を委ねていたこともあって、お姉さんは移動できなかったんだと・・・・。
グイっと押し戻すこともせず、そのまま肩をかしてくれていたんだと思うと、なんてやさしいお姉さんなんだ! と電車を降りてから思いました。
持参していたウォークマンを聴きながら、逆方向の電車に乗り換えて帰宅。
その時に聴いていたカセットテープには、SWEETやSLADE、スージー・クアトロ、Gary Glitterなどが入っていたのを記憶しています。
CD、レコードから選曲して、SWEETは ”FOX ON THE RUN”、”ACTION” だったと・・・。
肩を貸してくれた そのお姉さんとは、その後、劇的な再会はありません。
淡い10代の記憶・・・。
ん?
もしかしたら・・・実は 何度か グイっと押し戻していたけど、、私が電車に揺られてお姉さんの肩に何度も頭をのせてしまっていたのかもしれませんが・・・。
記憶は美化されてるだけ???
でも、その時の甘い香水の香りがしたお姉さんへの 申し訳ない気持ちと感謝の気持ちは変わらないか!
THE SWEET「BLOCKBUSTERS」商品関連
今回は・・・SWEET「DESOLATION BOULEVARD」(1975年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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