ROBERT GORDON『ROCK BILLY BOOGIE』(1979年)
こんな方におススメ
- エルヴィス・プレスリーに憧れた9歳が大人になって歌う楽曲に興味がある方
- 大人の雰囲気を持ったロカビリーに興味がある方
- 名の知れたギタリストが一緒にステージに立ったシンガーに興味がある方
- 80年代ロカビリー・ブームの先駆者的存在に興味がある方
- ネオ・ロカビリーってなんだ? と思った方
視聴コーナー
アルバム『ROCK BILLY BOOGIE』について
ROBERT GORDON(ロバート・ゴードン)・・・
ワイルド・キャッツのレコードを含め、通算3枚目のアルバム。
この3枚目のアルバムは・・・
エルヴィス・プレスリーと同じ RCAビクター からのリリースとなった!!
この頃のロバート・ゴードンのバックを務めるワイルド・キャッツのギタリストには、Chris Spedding(クリス・スペディング)が名を連ねています。。。
どこかで聞いたことがあるChris Spedding(クリス・スペディング)という名前・・・。
結構、セッションミュージシャンとして、数々の有名ミュージシャンのアルバムに参加していたり・・・
ソロとしてもアルバム出していたり・・・。
Sex Pistols 初期のデモテープのプロデューサーだったり・・・・
ね? Chris Spedding(クリス・スペディング) 聞いたことあるかな?
もちろん、ロバート・ゴードンもアーティストとしてのキャリアは結構長い・・。
1964年、当時17歳でシンガーとしてデビューしています!(当時の芸名はボブ・ゴードン)
1970年半ばには、NEW YORKでパンクロックバンドを結成していたり・・・
このパンクバンドの活動中に・・・プロデューサー Richard Gottehre(リチャード・ ゴッテラー)と出会う・・・・。
この出会いが、その後のロバート・ゴードンのロカビリー/ロックンロールシンガーとしてのキャリアに大きな影響を与えることとなったんだわ。
そのプロデューサー リチャード・ ゴッテラー が エレキギターの可能性を広げるパイオニアであるギタリスト Link Wray(リンク・レイ)に連絡を取り、1977年には 1stアルバムとなる「Robert Gordon With Link Wray」がリリースされることになった・・・
Link Wray(リンク・レイ)との活動は、その後の2ndアルバムを完成させ・・・プロモーションを兼ねたツアー終了後まで続くことになる。(意見の相違でギタリスト交代へ)
そして・・・
話は戻り、この3枚目のアルバムへと・・・。以下アルバムの感想へ
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. ROCK BILLY BOOGIE
1曲目から ノリの良いナンバーで楽しくなります! ジョニー・バーネットのヒット曲! ロカビリーの代表曲と言ってもいいでしょう・・! カッコいい
02. LOVE MY BABY
続く2曲目はもカバー曲です。50年代初期の頃の楽曲だろう。 結構いい曲です。歌い方はちょっとエルヴィス・プレスリーを意識したのでは?
03. I JUST FOUND OUT
ジョニー・バーネットのヒット曲。カントリー寄りの楽曲で心地よい。
04. ALL BY MYSELF
オリジナルはファッツ・ドミノの曲。ジョニー・バーネットのヒット曲としても有名。ロカビリーというよりもヒルビリー・バップ系。 カッコいい!
05. BLACK SLACKS
オリジナルは1957年にヒットした楽曲のカヴァー。活きのイイ、ロカビリーを聞かせてくれます。
06. THE CATMAN
この曲はオリジナルです。 前半、ちょいと甘い歌声でバラード系か? と思ったのもつかの間、ちょと渋くて、お洒落な大人のロックンロールって感じがカッコいい曲です。
07. IT’S ONLY MAKE BELIEVE
1958年のヒット曲。 ロバート・ゴードンが歌い上げる、極上のカバー曲。この曲も好き!
08. WHEEL OF FORTUNE
このテンポが渋い。シンプルなギターもカッコいい。
09. AM I BLUE
エディ・コクランの作品をポップな雰囲気と荒々しいギターを絡ませたノリの良い楽曲で好き。 まぁ、ポップだとか、荒々しいギターと言っても、全体的には大人な雰囲気の方が強いけどね。。。。
10. WALK ON BY
カントリー系の歌手が1961年にヒットさせた曲のカバー。かなり軽快なテンポでノリの良い感じに仕上げています!
11. I JUST MET A MEMORY
この曲はオリジナルの楽曲。カントリー系の仕上がりで、エルヴィス・プレスリーを意識した歌い方が いい!! 途中で聴こえる口笛ソロ!! カッコいい。
12. BLUE CHRISTMAS
エルヴィス・プレスリーのヒット曲であり、クリスマスソングとしてのスタンダードナンバー・・・。
久しぶりのROBERT GORDON「ROCK BILLY BOOGIE」でしたが、あっという間の30分でした!
映像で楽しむ『ROCK BILLY BOOGIE』
このアルバム発売当時の映像や還暦以降のライブ映像を交えて紹介します!
Robert Gordon – Black Slacks – 12/31/1978 – Capitol Theatre
2009年(62歳):ROBERT GORDON w/CHRIS SPEDDING – ‘ROCKABILLY BOOGIE’
ちょっと太めになったROBERT GORDON とCHRIS SPEDDING
2020年(73歳):Rockabilly Boogie, live in Finland 2020
2020年フィンランドでのライブ映像ですが、2年後の2022年10月に亡くなられました。
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムに纏わる個人的な想い出
1988年にSTRAY CATS 再結成した後、、再びロカビリーに脚光が!!!
1990年には、RCAビクターからSTRAY CATSの過去アルバム3枚が1950円でCD再発!!
ROCK SPIRITS SERIES として、STRAY CATS以外に このロバート・ゴードンも2枚のアルバムが1950年でCD化されました。
その時にSTRAY CATSは輸入盤で持っていたのもあって、ロバート・ゴードンのCDを購入したんです。
名前は聞いたことがあったが、楽曲を聴いたことはなかったのすが、すっかりファンになってしまいました!
ちょっと大人っぽい感じもあって、個人的には マット・ビアンコとかバスター・ポインデクスターとか と 聴く感覚は同じかもしれません。(音楽的方向性は違うんですけどね、、、)
ロックンローラー/ロカビリアン・・・ROBERT GORDON(ロバート・ゴードン)、カントリー系のサウンドも混ぜつつ、今なお、ステージで歌う! カッコいい!!
おまけ:楽曲「Rockabilly Boogie(ROCK BILLY BOOGIE)」by Johnny Burnette(ジョニー・バーネット)をカバーした他のアーティスト
Rockabilly Boogie(ROCK BILLY BOOGIE) といえば、この人達もカバーしています!
STRAY CATS もカバーしてましたし、そのメンバーも・・・。
STRAY CATS のギタリスト/ボーカル Brian Setzer(ブライアン・セッツァー)、STRAY CATS の ベーシスト Lee Rocker (リー・ロッカー)
その他、数多くのミュージシャンが johnny burnette(ジョニー・バーネット)のRockabilly Boogie をカバーしています!
もちろん、日本のバンドでも・・・・
いろいろ調べてみると、面白いかもしれませんね。
では、その数あるカバーの中から、
今回は・・・Lee Rocker のバージョンをどうぞ!
Rockabilly Boogie (Official Video) / Lee Rocker
ROBERT GORDON 商品関連
ROBERT GORDON アルバム関連
今回は、ROBERT GORDON『ROCK BILLY BOOGIE』(1979年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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