ボーカル :Jarvis Cocker(ジャーヴィス・コッカー)の活動自体は70年代後半から始まります。このアルバムはメジャーレーベルからの発売としては2枚目、インディーから数えれば6枚目(企画盤含む)のアルバム! どことなくグラムロックにも通じるブリットポップが満載!!
PULP『DIFFERENT CLASS』(1995年)
こんな方におススメ
- 90年代のブリットポップ全盛期に興味がある方
- グラムロックにも通じる妖艶な雰囲気もあるフロントマンに興味がある方
- 10年以上の下積み時代もあったバンドに興味がある方
- 当時のイギリスで社会現象的に人気を博したバンドに興味がある方
- イエモン吉井和哉 氏も絶賛していたバンドに興味がある方
アルバム『DIFFERENT CLASS』について
PULP(パルプ)は、1993年にメジャーレーベル:Island Recordsと契約! 1994年リリースのアルバム『His ‘n’ Hers』を引っ提げてテレビ番組やラジオ番組にも出演するなど精力的に活動をすることになった。
メジャーでの活動は功を奏し、メディアも ボーカル :Jarvis Cocker(ジャーヴィス・コッカー)を取り上げ、PULP(パルプ)の魅力は楽曲以外の部分も注目されていました。
そして・・・このアルバムで爆発的な人気を博し、
当時のUKロック/ブリットポップを代表するバンドへと・・・・。
アルバム『DIFFERENT CLASS』は、
UKのアルバムチャートで 最高位1位を獲得。売上枚数は120万枚以上!
このアルバムには通常版の他に2CDの豪華版なども販売していました。
日本ではSECOND CLASSというCDが付いた2枚組が発売されていましたねぇ~。
※実はこのJAPAN EDITIONを今回紹介します。。
日本盤のライナーノーツには・・・
THE YELLOW MONKEY の吉井和哉氏 は、ボーカル :Jarvis Cocker(ジャーヴィス・コッカー)のことを 生き別れになった兄に違いない!? と勝手に妄想していたり。。。結構、面白おかしく、PULP好きを語っていました!
まぁ、Jarvis Cocker(ジャーヴィス・コッカー)の 手足をクネクネさせた動きは、吉井和哉氏のライブパフォーマンスに通じるところはある・・・・。
TOMOZY のアルバム評価
視聴コーナー
収録曲へのコメント( JAPAN EDITION )
01. MIS-SHAPES
このリズムでこのメロディ・・・。緊張感も感じるサウンド・・・。懐かしい感じもした1曲目。曲が進むにあたり、かなりのめり込んだものだ。今聴いても、緊張感を味わいながらも、親しい気分にもなる不思議な曲だ。シングルにもなっていました。
02. PENCIL SKIRT
優しい雰囲気で始まるけど、緊張感もやはりあるサウンドが好き。
03. COMMON PEOPLE
3曲目、 シングルにもなった曲で、ライブではオーディエンスも大合唱する名曲。ノリもいいのですが、哀愁感もあるメロディがカッコいい!
04. I SPY
この曲、、ゆったりしていますが、緊張感がいい感じで好きです。Jarvis Cocker の歌うというか語るというか・・・カッコイイ!
05. DISCO 2000
この曲もシングル曲ですが、サビの悲しく聴こえるメロディは、やり切れない感じですが、そこが好き!繰り返し聴きたくなる楽曲はライブでも大人気!
ちなみにCockerの子供の頃に想いを寄せていた女性に再会して…という妄想ソングらしい。
不運な思いとオタク的な自己陶酔を得意とする?Cockerの自信作だろう、、、きっと。
06. LIVE BED SHOW
なんか懐かしい感じのする楽曲で、映画の1シーンのバックに流れ、そこに映る人物の心境でも表したような曲に聴こえるのは私だけ?
07. SOMETHING CHANGED
イントロは軽やかな感じで、曲が進むうちにシンセの浮遊感も味わうことが出来る楽曲。派手さはないけど、優しくなれる曲。
08. SORTED FOR E’S & WIZZ
ピコピコしたシンセの音が気になる楽曲。その音色が気になると言っても、嫌ではないのが不思議な曲。
09. F.E.E.L.I.N.G.C.A.L.L.E.D.L.O.V.E
最初の2分半くらい、結構暗い・・・。突然、いろいろな音がドーンとなります。この曲は、飛ばすことが多かった曲かも・・・。すみません!
10. UNDERWEAR
この曲も何故が懐かしい感じがした曲です。でも好きな感じの展開というか・・・。好きなアルバムに収録されてる、ヒット曲以外のイイ曲・・・という私の中にある、位置づけなのだろう・・・。
11. MONDAY MORNING
サブはやっぱり、悲し気な雰囲気がするのが好き・・。スカをベースにした部分からの展開も好き・・。この曲のベースライン好きです! 楽曲自体も後半の盛り上がりは最高!
12. BAR ITALIA
通常版はこの曲がラストだったはず。私自身のアルバムラストはこういうのがイイ!という一つに、なんとなくバラード的な曲?、なんとなく人生の終わり的な曲? 一度立ち止まったけどここからがスタートだよ!というような曲 というのがあって・・・。それにピッタリ!な 曲です! また、1曲目から聴き直したくなります!
でも・・・ボーナストラックで2曲あるんです・・・。しかし・・この曲、ラストの無音状態が長いので・・・いい感じで余韻を感じる時間があって、ボーナストラックに行きます! この計らい?は好きです。
13. P.T.A. (PARENT TEACHER ASSOCIATION)※ EXTRA TRACK FOR JAPAN
ボーナストラックなので、曲順的なことは除いて、楽しむ曲です。これも70年代雰囲気もあって好きです。ノリもあって・・・一辺倒ではなく、盛り上がっていく感じも途中で用意されています! 好きな感じの曲です。
14. COMMON PEOPLE (MOTIV 8 CLUB MIX)※ EXTRA TRACK FOR JAPAN
CLUB MIX というだけあって・・ノリノリのビートが曲を引っ張ります!! ユーロビート世代もトランス世代も納得のMIXでしょうか?? 滅茶苦茶シンプルなダンスナンバーとして仕上がっていますが、7分を超える曲サイズです。 80年代に12inchシングルによく、収録されていた感じなので楽しめるかと・・・。
2枚目のCDにタイトルが付いています! 次は2枚目のCD『SECOND CLASS』収録曲
SECOND CLASS
1. MILE END
70年代のSPARKSをなぜか思い出してしまった楽曲! そうかぁ~。PULPの楽曲を懐かしく感じていたのは、やはり70年代グラムロックなどと呼ばれたバンド達の匂いがするからと気付きました! という曲。結構好きな曲です。
2. ANSAPHONE
このイントロのシンセの音色好きな感じです。そして・・歌が始まってからのサウンドも結構いい感じ! 好きな曲です。
3. LIVE BED SHOW(EXTENDED)
DIFFERENT CLASS 収録の別ヴァージョン。
4. YOUR SISTER’S CLOTHES
緊張感のあるこの曲。語り掛けるように進むボーカルも心を揺さぶります!
5. SECONDS
ピコピコしたシンセの音が軽やかな部分を演出しています。曲全体を通して、個人的には、初期のBILLY IDOL ソロアルバム を聴いた時のような気分になる楽曲でした!! まぁ、それよりも悲しい雰囲気が漂ってるんだけどね・・・。
6. DEEP FRIED IN KELVIN
ギターとベースが曲を引っ張る感じの楽曲・・。初期のBILLY IDOL ソロアルバム を聴いた時のような気分になる楽曲・・・・。
7. THE BABYSITTER
この曲で SWEET を思い出してしまった!! やはり70年代・・・グラムロック関連! 忙しないサウンドから・・・さらに飛び抜けてノリノリにならず、一転してゆったりと歌が始まる! やはりパルプ! もちろん、ピーピコしたシンセの音が・・・やはり・・PULPだ!
8. STREET LITES
またもや語りかけるように唄う・・・。徐々に盛り上がっていく・・・。ちょっとお洒落なメロディラインの後ろで・・・・ふざけてるのか?本気なのか? PANPAPA PANとか聴こえるバックコーラスが気になるけど、それがあるとこが好き。
9. COMMON PEOPLE ’96(7”edit)※ EXTRA TRACK FOR JAPAN
最新MIXの96年盤・・・COMMON PEOPLE この音圧が結構好き!
映像で楽しむ『DIFFERENT CLASS』
アルバム『DIFFERENT CLASS』収録曲MV
アルバム収録曲のMVを集めてみました!
Pulp – Mis-Shapes
ちょっとしたドラマ仕立て…、
Pulp – Common People
曲に合わせた振付が。。。何とも言えない味で、、、。
Pulp – Disco 2000
Cocker の子供の頃に想いを寄せていた女性に再会して…と妄想ソングですかね?
不運な思いとオタク的な自己陶酔を得意とする?Cockerの自信作? 楽曲自体は評論家からの受けも良かった作品ですね
Pulp – Something Changed
演奏シーンを収録したMVでPulpにしては結構シンプルですね。
Pulp – Sorted For E’s & Wizz (Video)
こちらはライブ映像を使ったMV
アルバム『DIFFERENT CLASS』収録曲 ライブ映像
1995年人気絶頂期の活動休止後の再結成後の2011年のライブ映像をどうぞ!
Pulp – Common People (Glastonbury 1995)
結構、観客盛り上がっています! サウンドのミックスはたまにバイオリンが強く前に出てきますが、ライブ感があって楽しめます。
Pulp perform ‘Disco 2000’ at Reading Festival 2011 – BBC
眼鏡にお髭のCockerも結構いいですねぇ~。
このライブの観客も盛り上がって、大合唱しています!
MV「Disco 2000」の映像に映し出される言語違いVer
ちなみに歌そのものがその言語で歌われたものではありません。。。
あくまでもビデオ映像に映し出される言葉をフランス語、ドイツ語、日本語にしたものです。
Pulp – Disco 2000 (French Version)
Pulp – Disco 2000 (German Version)
Pulp – Disco 2000 (Japanese Version)
あとがき
TOMOZYの アルバムに纏わる想い出
PULP(パルプ)を知ったのはラジオだった・・・。既に注目されていた時期だった。
ラジオの番組名は忘れましたけど、ラジオから流れた楽曲は「BABIES」 だった。
バンド名が ベイビーズ? パルプ? 曲名が ベイビーズ? パルプ? どっち? だ と思ったのを憶えていて・・・・。
ただ、私がベイビーズと聞いて、思い当たるバンドは、ブリティッシュ・ロックバンドのTHE BABYS・・・・・。サウンド的に違うし、声も違うし・・・と思ったので、パルプ? がバンド名で、曲名がベイビーズだろう・・・と記憶することにしました。
その後、レコード屋さんに行ったときに洋楽コーナーのPコーナーで PULP(パルプと読める)を発見!! 並んでいるCDを手に取り・・・曲目リストを探したら・・・。
アルバム「INTRO : The Gift Recording」と「His ‘n’ Hers(邦題:彼のモノ♥彼女のモノ)」に曲名: BABIES を発見!!
もちろん2枚とも購入!! というのが、このアルバムの最初の出会いでした・・・。
その後、今回紹介した『DIFFERENT CLASS』を輸入盤で購入。
しばらくしてから、2枚組の国内盤を見つけて、購入したらライナーノーツに THE YELLOW MONKEY の吉井和哉氏 のコメントが・・・。そのコメントをみて、「おーーー」と声にだして、驚いたことを思い出します。 当時、日本のバンドで好きなバンドだったので・・・・。 うれしかったのかもしれませんねぇ~。
PULP 関連商品
今回はPULP『DIFFERENT CLASS』(1995年)アルバム・レビューでした!
またねぇ~。
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