キーボード奏者もいながらツインギター体制で繰り出すメロディアス/ポップな楽曲が武器!
メロディセンスのいい楽曲を好むポップロックファンから、ハードなギターサウンド・テクニックに魅了されるギターキッズまでも注目したバンド!それがNIGHT RANGER(ナイト レンジャー)だった!
NIGHT RANGER『MIDNIGHT MADNESS』(1983年)
こんな方におススメ
- メロディアスなアメリカンハードロックバンドが好きな方
- 80年代のポップロックよりも少しヘヴィなサウンドが好みの方
- 憧れのギターテクニック(8フィンガー)を聴いてみたい方
- ロックバンドの楽曲をじっくりと聴いてみたい方
- キーボード奏者もいるけどツインギター構成のバンドサウンドに興味がある方
視聴コーナー
NIGHT RANGER(ナイト レンジャー)とアルバム『MIDNIGHT MADNESS』について
NIGHT RANGER(ナイト レンジャー)について
1982年、1stアルバム「Dawn Patrol」でデビュー。
シングル「Don’t Tell Me You Love Me(炎の彼方)」のヒット曲を生む。
1983年、2ndアルバム「MIDNIGHT MADNESS」を発表。
これが今回、紹介するアルバムである。
当時の NIGHT RANGER(ナイト レンジャー)のメンバー
Ba&Vo:Jack Blades(ジャック・ブレイズ)
Ds&Vo:Kelly Keagy(ケリー・キージー)
G:Brad Gillis (ブラッド・ギルス)
G:Jeff Watson(ジェフ・ワトソン)
Key:Alan “Fitz” Gerald(アラン ”フィッツ” ジェラルド )
なんと・・・
リードボーカルのクレジットを見ると2名もいます!
しかもベースとドラム担当です!!
当時は起用な人たちの集まりなのか? と思っていましたね。
そして2名のギタリストはタイプは違えどギターヒーローだった!
Brad Gillis (ブラッド・ギルス)
主に赤いストラトキャスター(改造モデル)にアームが付いたギターを使用。
フロイド・ローズ(ロック式トレモロ・ユニットの一種)の申し子の如く、アームを多用した演奏が魅力
Jeff Watson(ジェフ・ワトソン)
レスポールタイプのギターを使用し、速弾きやタッピング奏法が魅力。
エイトフィンガー奏法は当時のギターキッズの憧れでした!?
ギタリストのキャラクターは異なりますが、当時のアメリカにおけるハードロック/ヘヴィメタル、LAメタルとかの時流に、うまくマッチしていたこともあって・・・。
ギターキッズたちも演奏を真似してみたこと、あるんじゃないでしょうか?
アーム使って・・・アームアップで弦切ったり・・・。「あっ!」って・・。
また、エディ・ヴァンヘイレンのタッピング練習したり、やジェフ・ワトソンのエイトフィンガー練習したり、、、とか・・・
そういえば、高校時代の友人で、エイトフィンガーやってたギタリストがいました!!
まぁ、私はどちらの演奏方法もできません。
2ndアルバム「MIDNIGHT MADNESS」からもシングルヒットが生まれます!
3rdシングル「(You Can Still)Rock In America」、
4thシングル「Sister Christian」、
5thシングル「Why Does Love Have To Change」
特に「Sister Christian」は大ヒットしたバラードです!
1985年、3rdアルバム「7 WISHES」を発表。
1987年、4thアルバム「BIG LIFE」を発表。
マイケル・J・フォックス主演映画「摩天楼はバラ色に」の主題歌「The Secret Of My Success」も収録されています。
キーボードのAlan “Fitz” Gerald(アラン ”フィッツ” ジェラルド )が脱退する。
レコーディングには複数のキーボードプレイヤーを招き、作品しアルバム完成。
1988年、5thアルバム「MAN IN MOTION」を発表。
しかし・・・・。
ボーカル&ベース担当のJack Blades(ジャック・ブレイズ)も脱退表明。
NIGHT RANGER(ナイトレンジャー)は活動停止となる。。。
Jack Blades(ジャック・ブレイズ)はその後、DAMN YANKEES というバンドにて90年代活躍。
当のNIGHT RANGER(ナイトレンジャー)は・・・。
1996年にオリジナルメンバーにて復活!!
来日公演まで実現しちゃったりして・・・
その後も、メンバーチェンジもありながら・・・活動は続いている。
NIGHT RANGER(ナイト レンジャー)の音楽性
アメリカン・ハードロックバンド。
メロディアス/ポップな面とハードな演奏力を兼ね備えた音楽性とでもいうのでしょうか?
個人的には・・・ヘヴィメタル/ハードロックの区分に入れてはいけないバンド。
まぁ、、ギターヒーローもいるので・・どうなんだろう?
それと、ジャンルや区分はあまり関係なく音楽聴いてきたので・・・。
聴いてみたいアーティスト探し(特にお店とか・・)のひとつの目安的なもんだと思ってもいるのですが・・・紹介する時にはどうしても、良く言われているジャンルとか使ってしまうけどね(笑)
アメリカンハードロックっていうくらいなので、サウンドはカラっとしている印象。
バラード曲のメロディもそんなに湿っぽくなく、ちょっと明るく感じる。
太陽の日差しを受けながら、聴きたいアルバム! とでも言うのでしょうか?
個人的には、太陽の日差しが眩しい、夏の午前中に海を目指してドライブしているときに聴きたい!
アルバム『MIDNIGHT MADNESS』について
1983年にリリースされたアルバム、1984年にはゴールドディスク認定!、さらに同年にプラチナディスク認定もされたアルバム!
前記の通り、このアルバム『MIDNIGHT MADNESS』からシングルカットした楽曲も大ヒット!
第一弾シングルカット曲「(You Can Still)Rock In America」、全米51位
第二弾シングルカット曲「Sister Christian」、全米5位
第三弾シングルカット曲「Why Does Love Have To Change」、全米14位
上記楽曲の内、「Sister Christian」は、その後2005年に80年代のハードロック(ヘアメタル)ムーブメントをモチーフにしたしたアメリカのミュージカル『Rock of Ages』の劇中に歌唱されたり、そのミュージカルは映画化され映画『Rock of Ages』内でも歌われた楽曲である。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. (YOU CAN STILL)ROCK IN AMERICA
1曲目から最高のロックサウンドを聴かせてくれます!
ノリの良い楽曲で好きな曲です。シングルとしてもリリースされています。
夏の午前中にドライブしながら聴きたい曲です!
02. RUMOURS IN THE AIR
ゆったりと彼らの演奏を聴きましょう。
今聴くと、、最初と最後のキーボードの音色やフレーズは・・2000年以降になってから、誰かの曲で聴いたような・・・!? 気のせい?
03. WHY DOES LOVE HAVE TO CHANGE
少しワイルドなギターから始まります。演奏を楽しんでもいいでしょう。
とは言っても綺麗な曲が続きます。ギターソロは聴いていてもワクワクしますね。
04. SISTER CHRISTIAN
綺麗なピアノから始まる名曲。バラード曲でも決して湿っぽくない仕上がり。
いつ聴いてもいい曲と思うほど、好き。
05. TOUCH OF MADNESS
ミドルテンポのロックナンバー。ロック色が強い仕上がりです。
06. PASSION PLAY
メロディが綺麗なロックナンバー。
07. WHEN YOU CLOSE YOUR EYES
メロディが綺麗なロックナンバー。ギターフレーズも美しい。そしてキーボードの音色が曲を引き立てます。好きな曲。なぜか晴れた午前中に聴きたい曲。この曲は曇ってても気持ちいいかもしれませんが、、、。
08. CHIPPIN’ AWAY
キーボードもギターもイントロが印象的な曲。メロディはやはりキャッチーな面もあるが、どちらかというとじっくり聴きたい曲
09. LET HIM RUN
奥行きのあるサウンドキーボードのイントロから歌が始まり・・・。アコースティックギターも眠りを誘います。落ち着いた楽曲に仕上がっています。ラスト曲を聴きながら・・・静かに眠りにつきたいです。でも昼寝です・・・。
たしか、はじめて聴いた時、なんて綺麗な曲を作るんだろうと思ったのが最初の印象だったと思います。今もそれは変わらない‥‥。
動画で楽しむ 『MIDNIGHT MADNESS』+α
シングルカットされた楽曲のMVとデビュー40周年のライブ映像
NIGHT RANGER『MIDNIGHT MADNESS』収録曲のMV
(You Can Still) Rock In America
演奏シーンとイメージシーン(ドラマ風)の構成ですね。
まぁ、しっかりと8フィンガー奏法も観れますけどね。
Sister Christian (Official Music Video)
ビデオの内容的にドラマ仕立てのシーンと演奏シーンの構成は変わらず。
When You Close Your Eyes
ドラマ仕立てのシーンがある点は変わらず、ただ、お猿さんにオレンジジュースを注ぐシーンなど、あれ?と思うシーンもあったり…。
再結成後のNIGHT RANGER デビュー40周年
再結成後のNIGHT RANGER動画の中から『MIDNIGHT MADNESS』収録曲をお届け!
ニューアルバム『40 YEARS AND A NIGHT WITH CONTEMPORARY YOUTH ORCHESTRA』が2023年10月にリリースされました。その中からオフィシャルMVもアップされていましたよ!
“(You Can Still) Rock In America” – Official Live Video
“Sister Christian” (Live with the Contemporary Youth Orchestra) – Official Live Video
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
元々、NIGHT RANGER(ナイト レンジャー)を知ったのはハードロック・ヘヴィメタル専門誌の 「BURRN! 」なんだけどね。。当時はこういう音楽のバンドもハードロック・ヘヴィメタルバンドなんだ!?と思ったものです。。。
たしかにサウンド的には・・・そういう面を持ってますしね。
また、バラード曲のヒットも多いので、ソフトロック的なバラードバンドとも違うしね。
この「MIDNIGHT MADNESS」ってアルバムが最初にNIGHT RANGERを聴いたアルバムでした。
なんて綺麗な曲を作るんだろうと思ったのが最初の印象です。
ウォークマンでオムニバス形式で好きな曲を入れて聴いてましたね。
特に夏!、高校時代には通学時のおともとして、
「(YOU CAN STILL)ROCK IN AMERICA」、「WHEN YOU CLOSE YOUR EYES」、
「SISTER CHRISTIAN」とか、、、って、全部シングルになっとるやつじゃん! というくらいミーハーな私でした。
それから、月日が経ちNIGHT RANGER再結成!
その後、なんと!ギタリストにKeri Kelli(ケリ・ケリー)が参加しちゃったじゃないですか! 今も在籍してますが、正直ビックリ!
元々、Big Bang Babies ってグラマラスなロックバンドで活躍して、解散後、これまたグラマラスなロックバンド、Pretty Boy Floyd の再結成後に加入してたりしましたが・・・・。
最後はNIGHT RANGERのメンバーになったとは! Keri Kelli(ケリ・ケリー)カッコいいぜ! と思うのであった!
2019年 日本公演
1stアルバム『Dawn Patrol』と2ndアルバム『Midnight Madness』を完全再現するLIVE! さらに他ヒット曲を加えたセットリストで2019年14回目の来日公演を行っています!
そうそう、2022年にもデビュー40周年記念ツアーで再来日してましたね。(2022年の時の映像は割愛)
NIGHT RANGER 商品関連
スタジオアルバム
LIVEアルバム
今回は、NIGHT RANGER『MIDNIGHT MADNESS』(1983年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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