MOTLEY CRUE 『TOO FAST FOR LOVE』(1982年)
こんな方におススメ
- 80年代 Glamメタル/HAIRメタル(LAメタル)に興味がある方
- ルックス良しでキャッチーな曲もヘッドバンキングできる曲も聴きたい欲張りな方
- 過激なルックスで過激な音楽、破天荒な私生活!?に憧れた方
- LAサンセット・ストリップ周辺のロックムーブメントに興味がある方
- 最近『THE DIRT』(Netflix)という映画を観た方
視聴コーナー
アルバム『TOO FAST FOR LOVE』について
MOTLEY CRUE(モトリークルー)について
派手目のルックスの4人組のバンド。
この頃はレザーを身にまとった金髪1名、長髪3名。
このアルバムは、もともと自主制作として発売されていたものをREMIXし直し、収録曲も見直して再発売されたメジャー1stアルバムです。
その後の LA METAL の幕開けアルバムと言ってもいいでしょうか?
Glitterの再来、SHOCK ROCK、破壊的、サーカス/見世物小屋に共通するイメージなどなど・・・いろいろ形容されていたような。
個人的には70年代から活躍するバンド「KISS」や「Alice Cooper」を更に更に凶暴にしたルックス的イメージであったのだが・・・どんなサウンドを聴かせてくれるのか楽しみでしたね。
で、レコードに針を落として、1曲目・・・衝撃的なサウンドが・・・。
アルバム『TOO FAST FOR LOVE』当時のMOTLEY CRUEメンバー
Vo:Vince Neil(ヴィンス・ニール)
G :Mick Mars(ミック・マーズ)
Ba:Nikki Sixx(ニッキー・シックス)
Ds:Tommy Lee(トミー・リー)
アルバム『TOO FAST FOR LOVE』について
アルバムのライナーノーツに記載された”世紀末の華”という文字。アルバムの日本語タイトルも”華麗なる激情”といい、なんともドクドクしい感じがたまらない。
異常世界の桃源郷に咲いた”世紀末の華”モトリー・クルー。
ー伊藤 正則ー 引用元:アルバム「華麗なる激情」ライナーノーツより
彼らはハリウッドのネオンの様に美しく、そして危険な甘い果実だ!!
サウンドは全く異なるけれど、HANOI ROCKSも華のあるバンドなので、個人的には、同時期のバンドとしてヨーロッパ代表とアメリカ代表みたいな立ち位置です。 楽曲のサウンド的な方向性などは全く違いますけどね。
MOTLEY CRUEというバンドの歴史そのものに焦点をあてた内容は今回割愛します。
アルバムプロデュースクレジットなど
Original Produced by MOTLEY CRUE
Remix By Roy Thomas Baker
ELEKTRA/ASYLUM RECORDS 1982
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. LIVE WIRE
イントロから「カッコイイ!」と思った衝撃の1曲目。途中、変則リズムになったりしますが、最後まで一気に盛り上がったまま駆け抜けます! ステージ上で暴れながらのパフォーマンスを脳内想像できる一曲!
02. COME ON AND DANCE
ヴィンス・ニール(Vo)の歌声は苦しそうに聞こえます。鼻にかかったハイトーンボイスが出てきます。好き嫌いがでそうだが、すぐに慣れます!
03. PUBLIC ENEMY #1
なんとキャッチーな楽曲なんでしょう。でもHeavyな感じも残しつつ。ここまでの3曲で、私はMOTLEY CRUEの虜です。ギターソロもノリノリで好き。ドラムのトミー・リーはどうして、そんなにカウベルを使うのが好きなんでしょう。。。この曲でも使ってる。。。聴いている私としては、今度はどこで使うんだ!?と待ち構えている・・・
04. MERRY-GO-ROUND
少し休憩。興奮した身体を落ち着かせていこう。アルバムにはこういう楽曲もないとつまらない。
05. TAKE ME TO THE TOP
途中、ヴォーカルのヴィンス・ニールのハイトーンシャウトが雰囲気を盛り上げます。
ギターソロに入る前に雰囲気が一瞬にして変わり、ソロの終わり頃にまた一瞬にもとに戻すところが好き。。
06. PIECE OF YOUR ACTION
軽快なドラムからスタートするが、どこか悲しげに聞こえる楽曲。でも身体が動いてしまうこのリズムは大音量で聴きながら、この楽曲の世界観にどっぷりと浸っていたい。
07. STARRY EYES
軽快なドラムからスタートするが、どこか悲しげに聞こえる楽曲。でも身体が動いてしまうこのリズムは大音量で聴きながら、この楽曲の世界観にどっぷりと浸っていたい。
08. TOO FAST FOR LOVE
サビで軽快なリズムになっていくまでがスリリングでカッコいい楽曲。
09. ON WITH THE SHOW
ラストはパワーバラード?的にドラマチックな展開の楽曲。サビのリズムはノリが良い。ギターはバッキングからソロまで悲しげな雰囲気を醸し出している。この手のノリも良いが、どこか悲しく、哀愁を感じる楽曲には私は非常に弱い。何度も聴きなおしても飽きない、大好きな楽曲。
久しぶりにこのアルバムを聴きましたが、ラフな感じで初期衝動的な若さを感じるサウンドが魅力的! 今聴いてもカッコいい!アルバムですね。
動画で楽しむ 『TOO FAST FOR LOVE』
Mötley Crüe – Live Wire (Official Music Video)
あとがき
映画『THE DIRT』(Netflix)
モトリー・クルー自伝の映画化!
音楽界でスターダムにのし上がり、地獄のふちをはうようなどん底を経験したLAの4人組の物語! その半生を赤裸々に描き出す!
The Dirt | Official Trailer [HD] | Netflix
Mötley Crüe ファンはもちろんの事、80年代のLAロックシーンに興味がある方は是非ご覧ください!
ただし!ヴィンス・ニールが飲酒運転で交通事故を起こすシーンもあります…。
HANOI ROCKS のドラマー:RAZZLE も乗車していたが、RAZZLE(24歳)は帰らぬ人となってしまったあの事件です! HANOIファンとしては‥‥なんとも言えない場面です。
現在、39年経った2023年の6月にはHANOIのマイケル・モンローとモトリーのヴィンス・ニールが初対面したって記事がありました!
Mötley Crüe – The Dirt (Est. 1981) (feat. Machine Gun Kelly)
ちなみに主題歌?なのか? 曲名「The Dirt (Est. 1981)」のMVもあります!この楽曲は Machine Gun Kellyをフューチャーした楽曲(映像はもちろんThe Dirtから…撮影や演奏指導風景も時より挿入されています!
Mötley Crüe – Take Me To The Top (Official Music Video)
この「Take Me To The Top」のMVですが、映画『The Dirt』の映像がメインですが、時折ニッキーやトミーかな?がチラッと移ります…(スタジオで映画の演者4人が演奏シーンの練習風景時)。なので、アルバム発売当初のMVではありませんが楽しめます!
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバムは衝撃的なサウンドで虜になったアルバムでした。
ヴォーカル:ヴィンス・ニールの声質も慣れてくれば魅力的。
ドラムセットのバスドラが2つのツーバススタイルでドコドコ。スティックをくるくる回したり、けっこうな頻度でカウベルつかったり、と見た目も衝撃的なトミー・リー。
ベースのニッキー・シックスはベースを肩から下げて立っているだけでカッコイイ。
ギターのミックマーズは決して当時流行りの速弾きギターリストでもなければ、うまいとも思わなかったけど、カッコよかった。
当時のロックシーン注目バンドで、仲間にもファンが多かったなぁ。
モトリー・クルーの衝撃は2ndアルバム「SHOUT AT THE DEVIL」へと続くのであった。
そうそう、モトリークルーやジューダスプリーストにあこがれて、リストバンドや革ベルトを購入したことも懐かしい思い出。
話は変わるが、MOTLEY CRUEの初来日コンサート(3rdアルバムリリースのツアー)はなんで行かなかった(行けなかった)んだろう。。。チケットが取れなかった? それともラズルの件があったから?? ん~謎です。
追伸:
MOTLEY CRUEと表記するか? Mötley Crüe と表記するか、迷ったなぁ~…。
なので、記事内、混在しちゃいました!
MOTLEY CRUE 商品関連
以下のボックスセットの1枚目は1981年リリースの『TOO FAST FOR LOVE』盤がCDとしてセットされています!(なのでLeathur Records盤の曲順で10曲入りです!)
もちろんアナログ(LPセット)盤もありますよ!
オリジナルグッズetc
今回は、MOTLEY CRUE 『TOO FAST FOR LOVE(邦題:華麗なる激情)』(1982年) アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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