MOTLEY CRUE『SHOUT AT THE DEVIL』(1983年)
こんな方におススメ
- 80年代 Glamメタル/HAIRメタル(LAメタル)に興味がある方
- ルックス良しでキャッチーな曲もヘッドバンキングできる曲も聴きたい欲張りな方
- 過激なルックスで過激な音楽、破天荒な私生活!?に憧れた方
- LAサンセット・ストリップ周辺のロックムーブメントに興味がある方
- 最近『THE DIRT』(Netflix)という映画を観た方
視聴コーナー
アルバム『SHOUT AT THE DEVIL』について
MOTLEY CRUE(モトリークルー)について
派手目のルックスの4人組のバンド。
この頃はレザーを身にまとった金髪1名、長髪3名。
Nikki Sixx(ニッキー・シックス)とTommy Lee(トミー・リー)の2名が知り合い、新しいバンド結成を試みる。
ギターリスト探しは難航。自分たちの考えるバンドにマッチする人材が見つからなかった時期もあったが、雑誌のインフォメーションに掲載されたMick Mars(ミック・マーズ)に目をつけ連絡を取り加入が決まる。
ボーカリストはミック・マーズが探し出し、一応、オーディションを開催し、ラインアップが揃った。(1回目のオーディション時にVince Neil(ヴィンス・ニール)はすっぽかしたらしい・・・。で2回目のオーディションを開催した・・。?出来レース?)
まぁ・・・これで4名揃い Mötley Crüe(モトリークルー)はスタートする。
Glitterの再来、SHOCK ROCK、破壊的、サーカス/見世物小屋に共通するイメージなどなど・・・いろいろ形容されていたような。
アルバム『SHOUT AT THE DEVIL』当時のMOTLEY CRUEメンバー
Vo:Vince Neil(ヴィンス・ニール)
G :Mick Mars(ミック・マーズ)
Ba:Nikki Sixx(ニッキー・シックス)
Ds:Tommy Lee(トミー・リー)
アルバム『SHOUT AT THE DEVIL』について
スモークや炎などが似合う感じですが、サウンド的には1st『Too Fast For Love』の荒々しさは少し影を潜め、ちょっとだけカチっと収まった感じだが、1stで好きになった方の期待を裏切らないアルバム。
このアルバムの楽曲はライブでも盛り上がる!
Mötley Crüe のトリビュートバンドもこの2ndアルバム『SHOUT AT THE DEVIL』時期のメンバー衣装を真似るバンドも後を絶たないくらい人気のアルバムとバンドイメージです!
オリジナルのアルバム・ジャケットでは黒字に赤い逆ペンタグラムが描かれていたが、アルバムタイトルともども、PMRC(Parents Music Resource Center(ペアレンツ・ミュージック・リソース・センター))という団体から「悪魔主義だ」と名指しで批判された。
MOTLEY CRUE側は否定したが・・・アルバムジャケットをメンバー写真に変えて再発。
CD化での再発時にメンバー4人の写真に差し替えられて発売されました!
Mötley Crüe(モトリークルー)の音楽性
ハードロックをベースに初期は粗削りの演奏と少しキャッチーなメロディが印象的。
過激なパフォーマンスは、ファッションやステージングにも共通した過激さがあるバンド。
時代時代で少しずつ変化もあるものの、キャッチーなメロディ(甘酸っぱい感じではない)にハードなギターサウンドの楽曲が得意。
ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)バンドの中でも、LAメタル(グラムメタル/ヘアーメタル)と呼ばれることが多い。※LAメタルは日本独自の呼び方・・・。
グラマラスなルックスとともに派手な演出含めて、フォロワーが後を絶たないのも頷ける…。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. IN THE BEGINNING
これから始まる期待を膨らませてくれるオープニングSEです。
02. SHOUT AT THE DEVIL
1曲目クレジットのIN THE BEGINNINGからの流れで2曲目のイントロもこれから始まるMötley Crüeの世界への期待が高まる!
ミドルテンポでゆっくりと力強く拳をあげ、シャウトしましょう!とでも言いたげな煽りから始まります!
トミー・リーの力強いドラムとニッキー・シックスがベースを右や左に振る姿を想像しながら楽しみましょう! 好きな曲です。
03. LOOKS THAT KILL
2曲目でウォーミングアップは完了してますので、一気にノリノリに楽しみましょう。ミック・マーズのギターサウンドとドラムのリズムに身体の動きを合わせながら・・・もちろん、軽くヘッドバンキングしてもOK! サビでは一緒に歌っちゃいましょう!! この曲も好き!
04. BASTARD
もう充分身体は温まっていると思います! 思いっ切り叫びましょう「BASTARD!!」って。途中、ツーバス、ドコドコの部分は鳥肌モノです!!
05. GOD BLESS THE CHILDREN OF THE BEAST(聖なる野獣)
ギターの音色が悲しくも、神秘的でもあり、しばしの休憩でござる!ミック・マーズのギタープレイを堪能しよう。
06. HELTER SKELTER
ドラムが気分爽快です! ギターがのっかり、更に気分が上がります! そして、ヴィンス・ニールの4カウントで期待値マックスへ!
07. RED HOT
軽快なドラムからスタートするが、どこか悲しげに聞こえる楽曲。でも身体が動いてしまうこのリズムは大音量で聴きながら、この楽曲の世界観にどっぷりと浸っていたい。
08. TOO YOUNG TO FALL IN LOVE
ちょっとゆっくりとした楽曲です。サビの部分のコーラスは少し悲しくもありますが、そこがこの曲を引き立てています!聴きこむ毎にカッコよく聴こえるサビが最高!
09. KNOCK’EM DEAD,KID
ミック・マーズのギターから始まる少し軽快なドラムも魅力の曲! 思いっ切り、力強いトミー・リーのドラミングを想像しながら・・・楽しみましょう!
10. TEN SECONDS TO LOVE
こちらもリズム隊の重たい感じがカッコいい曲! 途中、リズム隊だけになり、ヴィンスが語りっぽく歌い、タイトル名を他メンバーが歌う場面では、少しだけ煽ってきます! 派手さはないが、モトリーっぽいと思わせる曲。
11. DANGER
哀し気なミック・マーズのギターから始まり、ヴィンス・ニールの歌唱も激しく表現してくるラストの曲。何度も聴いてみると結構カッコイイ!と思う曲。
久しぶりにこのアルバムを聴きましたが、やはりドラムのドコドコ感が堪らなく好き!
動画で楽しむ 『SHOUT AT THE DEVIL』
『SHOUT AT THE DEVIL』収録曲のMV
Mötley Crüe – Looks That Kill (Official Music Video)
Motley Crue – Too Young To Fall In Love (Official HD Remaster)
Mötley Crüe – Shout At The Devil – 2019 (Official Music Video)
あとがき
映画『THE DIRT』(Netflix)
モトリー・クルー自伝の映画化!
音楽界でスターダムにのし上がり、地獄のふちをはうようなどん底を経験したLAの4人組の物語! その半生を赤裸々に描き出す!
The Dirt | Official Trailer [HD] | Netflix
Mötley Crüe ファンはもちろんの事、80年代のLAロックシーンに興味がある方は是非ご覧ください!
ただし!ヴィンス・ニールが飲酒運転で交通事故を起こすシーンもあります…。
HANOI ROCKS のドラマー:RAZZLE も乗車していたが、RAZZLE(24歳)は帰らぬ人となってしまったあの事件です! HANOIファンとしては‥‥なんとも言えない場面です。
現在、39年経った2023年の6月にはHANOIのマイケル・モンローとモトリーのヴィンス・ニールが初対面したって記事がありました!
Mötley Crüe – The Dirt (Est. 1981) (feat. Machine Gun Kelly)
ちなみに主題歌?なのか? 曲名「The Dirt (Est. 1981)」のMVもあります!この楽曲は Machine Gun Kellyをフューチャーした楽曲(映像はもちろんThe Dirtから…撮影や演奏指導風景も時より挿入されています!
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このMOTLEY CRUE『SHOUT AT THE DEVIL』を初めて聴いた時は1s『TOO FAST FOR LOVE』を初めて聴いたときの衝撃は少なかったのはHR/HM系のサウンドにも慣れてきたころだったからかもしれません。
でもね、このアルバムに収録された楽曲のドラムですが、ツーバスのドコドコ感がたまらなくカッコよかった。
高校生になってから・・・学校の先輩バンドがモトリーのコピーバンドもやってました。
学園祭か定期発表会かなにかで・・・1曲、モトリーの曲を歌わせてもらったのを憶えています。
少し裏声チックな声も出しながら。。。。懐かしい!
そうそう、モトリークルーやジューダスプリーストにあこがれて、リストバンドや革ベルトを購入したことも懐かしい思い出。
話は変わりますが、MOTLEY CRUEの初来日コンサート(3rdアルバムリリースのツアー)はなんで行かなかった(行けなかった)んだろう。。。チケットが取れなかった? それともラズルの件があったから? ん~謎です。
追伸:
MOTLEY CRUEと表記するか? Mötley Crüe と表記するか、迷ったなぁ~…。
なので、記事内、混在しちゃいました!
MOTLEY CRUE 商品関連
以下のボックスセットの1枚目は1981年リリースの『TOO FAST FOR LOVE』インディー盤がCDとしてセットされています!(なのでLeathur Records盤の曲順で10曲入りです!)もちろんアナログ(LPセット)盤もありますよ!
オリジナルグッズetc
今回は、MOTLEY CRUE 『SHOUT AT THE DEVIL』(1983年) アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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