HANOI ROCKS 解散後、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)のソロアルバム第2弾。このアルバムはビルボードにもチャートインしたアルバム。この頃からMICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)の認知度もかなりアップしてきた感じでした。
アルバム発売後の1989年大晦日、1990年元旦には東京ドームでのライブもありましたねぇ~(まぁ、単独ではなく複数アーティストでのイベントですけどね)。
MICHAEL MONROE『NOT FAKIN’ IT』(1989年)
こんな方におススメ
- キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
- 80年代の伝説のバンド HANOI ROCKS に興味がある方
- マイケル・モンローのルーツも知れる選曲に興味がある方
- HANOI ROCKS 関連のアルバムはコレクターアイテムかもと思う方
- 彼にとっての正直な気持ちのロックンロールを理解しようと思う方
アルバム『NOT FAKIN’ IT』あれこれ
このアルバムは、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)のソロ2作目になるアルバムでした。
ソロ1作目の『Nights Are So Long』に関しては、HANOI ROCKSが好きだった人が購入していた感じのどこかマニアックな雰囲気もあったんだけど、本作『NOT FAKIN’ IT』はメジャーレーベルからのリリースということもあって、本人曰く、この『NOT FAKIN’ IT』が実質的なソロ・デビュー作だと当時、語っていたような・・・。
もちろん、メジャーからのリリースなので、アメリカでの露出もかなりあり、セールス的にもそれなりに成功した作品だろうと思います。
まぁ、当初のライブバンドのメンバーに関しては、マイケルが望むメンバーだったかはどうかは、わかりませんが、ライブパフォーマンスを観る限り、HANOI時代よりも更にパワフルでハードになったような感じでしたね。
今回も彼の好きなルーツとなっているバンドの楽曲をカバーしています!
更に、元HANOI ROCKS のナスティ・スーサイドも数曲、ギターで参加しているという嬉しい内容になっていました!
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム『NOT FAKIN’ IT』評価
収録曲へのコメント
01. Dead, Jail Or Rock ‘n’ Roll
楽曲クレジットにリトル・スティーブンとナスティ・スーサイドの名前が!!!
かなり、力強く、攻めの姿勢が気持ちいいロックンロールナンバーです!
02. While You Were Looking At Me
リトル・スティーブンが楽曲提供した曲ですが、イイ感じでマイケルにあっていると思う曲でした! 結構好きです。
03. She’s No Angel
前作『Nights Are So Long』にも収録されていましたが、こちらのテイクはよりタイトになった感じです。まぁ、他の曲とのバランスもあって、パワフルなサウンドが気持ちいい。カバー曲ですが、楽曲のクレジットにマイケルモンローとスティーヴ・ベイターズの名前が!
04. All Night With The Lights On
ゆったりとした感じの楽曲ですが、結構、ギターがアームを使って唸るとこもありますが、このくらいならマイケルも納得できるんだろうね。綺麗な雰囲気もあって好きです。。
05. Not Fakin’ It
ナザレスの1973年の楽曲。マイケルも当時から好きだった曲との事。この曲でもギターは唸りますが、この位ならマイケルも問題なかったんだね。
06. Shakedown
マイケルとギタリスト:フィル・グランデによる共作。結構攻めてます!ハーモニカもかなり入っているのと、スピーカー右後方から聴こえるピアノも大活躍。更にコーラスもかなり入ってくるんだが、そこも好き。
07. Man With No Eyes
壮大な感じで綺麗な楽曲です。メロディラインやギターフレーズなども聴いていて気持ちがいい楽曲です。この曲も好きです。
08. Love Is Thicker Than Blood
マイケルの掛け声もイントロで聴ける! 途中から疾走感も出てくる!ノリノリのライブパフォーマンスになるんだろうなぁ~と思う曲です。
09. Smoke Screen
哀愁漂うイントロ・・・。メロディもどこか湿っていてますが、雰囲気ばっちりイイ感じの楽曲
10. Thrill Me
ここまで、捨て曲ない感じきましたがラストの曲です。ちょっとお洒落な感じのバックの演奏です。メロディはマイケルらしい?感じです。この曲は好き嫌いが分かれそうだけど・・。フェードアウトして終わるのはラストとしてグッド。
久しぶりの MICHAEL MONROE『NOT FAKIN’ IT』でしたが、最初に聴いた時はかなりハードロック寄りのサウンドにしたなぁ~と思っていましたが、今聴くと…そうでもないかもしれないと思いました!
映像で楽しむ MICHAEL MONROE『NOT FAKIN’ IT』
MICHAEL MONROE『NOT FAKIN’ IT』の映像とフルサイズ音源をここで…。
MVに関しては、ここに集めたもの以外にも実際には存在しているのですが、公式なモノがなく断念。
たしか「Man With No Eyes」と「She’s No Angel」はMVあったんですけど、公式がない。。。。
後半は収録曲のライブ映像(最近のライブですが、2020年だったかと)を2曲お楽しみください。
アルバム『NOT FAKIN’ IT』収録曲:MV+α
Dead, Jail Or Rock’N’Roll
Man With No Eyes
She’s No Angel(2ndアルバム『NOT FAKIN’ IT』収録Ver)
楽曲「She’s No Angel」は1stアルバム『NIGHTS ARE SO LONG』にも収録されていた曲ですが、今回の2nd『NOT FAKIN’ IT』にも収録していますね。もちろん再録音されているため、聴き比べも楽しいかもしれませんね。 ということで、1stアルバムの「She’s No Angel」も聴いてみましょう。
1stアルバム収録の「She’s No Angel」
アルバム『NOT FAKIN’ IT』収録曲:ライブ映像
Michael Monroe – Man With No Eyes (Live 2020)
Michael Monroe – Dead, Jail or Rock N’ Roll (Live 2020)
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバムもよく聴きました。当時は、マイケルの2ndアルバムがやっと発売された!って喜んでましたねぇ~。今回もカバー曲を収録しているんですが、びっくりしたのは音・・・。結構クリアな感じだけどかなりハードロック寄り・・・。
まぁ、そういうのも嫌いじゃないので問題なし!なのだが・・・。
当時はちょっとだけ違和感もあったのも事実です・・・。
その後、ビリーアイドルでお馴染みだった、スティーヴ・スティーヴンスとバンド組んだって? という話もあったけど、空中分解って感じだったなぁ~。Jerusalem Slim(エルサレム・スリム)って名前で・・・・。
まぁ、レコーディングが進むとプロデューサーの作り出すサウンド・演奏手法自体をマイケル本人が全く気に入っていない為、お蔵入り? かと思いきや日本で発売されたんですよねぇ~‥‥。
で、いろいろ情報が錯そうしていた時期に1992年10月にマイケル突如来日!
1992年の来日公演は凄かった!
なにがって?? 夢の競演と思ったほど、来日メンバーが凄かったんですよ!
なんとマイケル含めて元HANOI ROCKS が3名も同じステージに!!
ギターにナスティ・スーサイド、ベースにサム・ヤッファ!!
更にアルバム楽曲に貢献してくれたフィル・グランデももちろんギターでステージに!!そして、ドラムはジョーンジェット&ブラックハーツのトミー・プライス
いやー、それにしてもメンバーが凄い!
2022年6月 還暦を迎えた MICHAEL MONROE 特別公演
そういえば、2022年に還暦を迎えたMICHAEL MONROEですが、故郷フィンランド・ヘルシンキにて特別公演が開催されたんですよねぇ~。
これまでのキャリア総決算的な内容だったのですが、ソロ作品のコーナー、DEMOLITION 23. のコーナーの他、グランドフィナーレとしてデビュー当時のHANOI ROCKS メンバーによる1夜限りのリユニオン演奏!
デビュー当時のメンバーなのでドラムはGyp Casino(ジップ・カジノ)ですね。
ということで以下5人によるHANOI ROCKS が見られたのです!
Vo:MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
B:Sami Yaffa(サミ・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)
この5名のメンバーが同じステージに立つのは、1982年7月27日以来だったそうですね。
このMichael Monroe 60th Birthday Bash での模様はYouTubeでいろいろ見ました。。
その場に行きたかったと思うのは、私だけではないでしょうけど、ステージ上の皆さん楽しそうですね。
これまで関わりがあったミュージシャンもステージ上で楽しそうですしね。
有名どころのミュージシャンでMichael Monroe のバンドメンバーでもあった
Backyard Babies、The Hellacopters 等で活躍中のDregen(ドレゲン)やWildheartsのGinger(ジンジャー)もステージで演奏していましたね。楽しそうでなにより。。。
MICHAEL MONROE 商品関連
MICHAEL MONROE ソロ作品
JERUSALEM SLIM (1992年作品)
DEMOLITION 23. (1994年作品)
HANOI ROCKS (80’s HANOI ROCKS)
HANOI ROCKS (新生 HANOI ROCKS 2001-2009)
今回は、MICHAEL MONROE『NOT FAKIN’ IT』(1989年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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