HANOI ROCKS 解散後、ボーカリスト:MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)のソロ作品。熱望・願望・待望の中、ついに登場した戦慄のソロ第一弾! HANOI ROCKS解散から2年の月日が経ち、自身のキャリアを再スタートさせた作品がこの『NIGHTS ARE SO LONG』だった。
MICHAEL MONROE『NIGHTS ARE SO LONG』(1987年)
こんな方におススメ
- キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
- 80年代の伝説のバンド HANOI ROCKS に興味がある方
- マイケル・モンローのルーツも知れる選曲に興味がある方
- HANOI ROCKS 関連のアルバムはコレクターアイテムかもと思う方
- 彼にとっての正直な気持ちのロックンロールを理解しようと思う方
アルバム『NIGHTS ARE SO LONG』あれこれ
このアルバムは、HANOI ROCKS(ハノイ・ロックス)解散後、ボーカリストのマイケル・モンローのソロ作品として、待ちに待った音源だった。
80年代前半、フィンランドから派手なルックスのロックンロールバンドが現れた!
当時、ちょっぴりパンキッシュなロックンロールを奏でるバンドとして、日本でも人気のあったバンドがHANOI ROCKS(ハノイ・ロックス)だった
アメリカ進出が決まり、ロサンゼルスで活動中に悲劇(ドラマー:ラズルの交通事故死)が起こり、バンドはその後、立て直しを図るも空中分解の如く、解散することになる。
その後、バンドメンバーはそれぞれのミュージシャンキャリアを立て直そうと、ソロアルバムや新しいバンドを結成したりしながら活動していた。
マイケル・モンローの動向としては、ジョニー・サンダーズのアルバムに参加したりと話題はあったが、肝心の音源発売には少し時間がかかった感じだった。
まさに、待望のソロアルバムでありながら、10曲中カバー曲が7曲という作品であったが、彼のルーツ的な部分も垣間見れて面白かった。
収録曲の中には元モット・ザ・フープルのイアン・ハンターがキーボードを弾いていたりとちょっとした話題も私にとってはちょとしたサプライズだった。
パンキッシュなロックンローラーの曲も収録されていたりするものの、サウンドは少しハードロックに近い雰囲気もあったが、個人的には特に問題はなかった。シンプルなロックンロールサウンドが好きな彼が歌う楽曲がそこに10曲あったから・・・・。
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム『NIGHTS ARE SO LONG』評価
収録曲へのコメント
01. She’s No Angel
ヘヴィ・メタル・キッズの楽曲。縦ノリのイイ感じのロックンロール。
02. Million Miles Away
スティーヴ・ベイター(元ザ・デッド・ボーイズ/元ロード・オブ・ニューチャーチ)の楽曲のカバー。マイケルとは旧友の中。 ハノイロックスの楽曲とは同名異曲。この手の感じはHANOI時代の雰囲気を持っていますね。まぁ、スティーヴ・ベイターの楽曲だしね。
03. Shake Some Action
フレーミング・グルーピーズの楽曲。ちょっと明るい感じのロックンロール。ノリもいいが、メロディは少しだけ寂しい感じもする不思議な曲。
04. It’s A Lie
デッド・ボーイズのジミー・セイロが書いた未発表曲。ほんの少しメランコリックな感じの綺麗な曲です。
05. High School
MC5の楽曲。マイケルが歌うとマイケルの楽曲かと思うほど、しっくり聴けます。
06. Nights Are So Long
デッド・ボーイズのジミー・セイロが書いた未発表曲。アルバムタイトル曲でもありますが、綺麗なメロディを持つ楽曲ですね。
07. Can’t Go Home Again
アコギで始まるこの曲はオリジナルになるんですが、結構、土臭い感じがします。
08. Too Rich To Be Good
HANOI の曲でありそうな感じです。なぜか安心してしまう楽曲ですね。
09. You Can’t Put Your Arm Around A Memory
ジョニー・サンダーズの楽曲。亡くなったラズルに捧げる曲として歌われています。マイケルが歌う、この曲もジョニー・サンダーズ同様、切ない・・・。
10. Keep It Up
ラストはイケイケの楽曲です。ステージで飛び跳ねているマイケルを想像してしまいますねぇ~。場合によっては、マイクコードをぐるぐる首に巻き付けたり・・・。曲途中ハーモニカでしたね。サックスではなかったですけど、この曲はハーモニカの方が合っているかもね。曲間のピアノも最高ですよ!
久しぶりの MICHAEL MONROE『NIGHTS ARE SO LONG』でしたが、当時のなんとも言えない想いも蘇ってくる感じでした。このアルバム好きなんですよねぇ。
フルサイズの音源で楽しむ『NIGHTS ARE SO LONG』
MICHAEL MONROE『NIGHTS ARE SO LONG』の映像は全く見つからず…。
唯一楽曲「She’s No Angel」のMVはあるのですが、このアルバム時のものではなく、次回作の『NOT FAKIN’ IT』の時のものだしね。。。
ということで、好きな曲を数曲、フルサイズで…。
アルバム『NIGHTS ARE SO LONG』から
Shake Some Action
Nights Are so Long
You Can’t Put Your Arm Around a Memory
本当は、全曲載せたいのですが、それはマイケルのオフィシャルチャンネルで・・・。
Michael Monroe – Nights Are So Long (Full Album) – YouTube
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバムはよく聴きました。当時は、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)のアルバムがやっと発売された!って喜んでましたねぇ~。ほとんどカバー曲だったりするんですが、そんなことはどうでもよかった気がします。
他のHANOI ROCKS のメンバーの内、Andy McCoy(アンディ・マッコイ)、Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)はSUICIDE TWINZ を結成したり、THE CHERRY BOMBZ というバンドを結成したりと精力的な活動がだったし、Sami Yaffa(サミ・ヤッファ)はアメリカでJET BOYというバンドに突然加入していたり。。。
そんな中、MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)だけは、なかなか音源リリースされなかったので、ほんとに待ちに待った!という感じでした。多分、HANOI ROCKSファン、マイケルファンの方は同じ気持ちだったと思います。
とにかく、聴きまくったアルバムの一つですね。この『NIGHTS ARE SO LONG』は・・・。
2022年6月 還暦を迎えた MICHAEL MONROE 特別公演
そういえば、2022年に還暦を迎えたMICHAEL MONROEですが、故郷フィンランド・ヘルシンキにて特別公演が開催されたんですよねぇ~。
これまでのキャリア総決算的な内容だったのですが、ソロ作品のコーナー、DEMOLITION 23. のコーナーの他、グランドフィナーレとしてデビュー当時のHANOI ROCKS メンバーによる1夜限りのリユニオン演奏!
デビュー当時のメンバーなのでドラムはGyp Casino(ジップ・カジノ)ですね。
ということで以下5人によるHANOI ROCKS が見られたのです!
Vo:MICHAEL MONROE(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
B:Sami Yaffa(サミ・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)
この5名のメンバーが同じステージに立つのは、1982年7月27日以来だったそうですね。
このMichael Monroe 60th Birthday Bash での模様はYouTubeでいろいろ見ました。。
その場に行きたかったと思うのは、私だけではないでしょうけど、ステージ上の皆さん楽しそうですね。
これまで関わりがあったミュージシャンもステージ上で楽しそうですしね。
有名どころのミュージシャンでMichael Monroe のバンドメンバーでもあった
Backyard Babies、The Hellacopters 等で活躍中のDregen(ドレゲン)やWildheartsのGinger(ジンジャー)もステージで演奏していましたね。楽しそうでなにより。。。
MICHAEL MONROE 商品関連
MICHAEL MONROE ソロ作品
JERUSALEM SLIM (1992年作品)
DEMOLITION 23. (1994年作品)
HANOI ROCKS (80’s HANOI ROCKS)
HANOI ROCKS (新生 HANOI ROCKS 2001-2009)
今回は、MICHAEL MONROE『NIGHTS ARE SO LONG』(1987年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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