METALLICA『KILL ‘EM ALL』(1983年)
こんな方におススメ
- 速いギターリフと速いツーバスプレイでヘッドバンキングしたい方
- スラッシュメタルってなんだ?と興味を持たれた方
- NWOBHMの文字を見て、ソワソワしちゃう方
- LAメタルはヘヴィメタルじゃない!と思う方
- 実はPOPS好きだけど、ちょっと興味があって聴く勇気のある方
視聴コーナー
Deluxe Edition のバージョンだとLIVEバージョンなど含めてかなりの曲数が収録されています
アルバム『KILL ‘EM ALL』について
1983年に米国ではMegaforce Records(ヘヴィメタル系に比重を置いたアメリカのインディレーベル)からリリース。英国ではMusic for Nations(こちらもヘヴィメタル系のバンドが多いイギリスのインディレーベル)からリリースされました。
日本国内では、少し遅れてNEXUS/キングレコードからリリース!
当時、日本国内盤には『血染めの鉄鎚(ハンマー)』という邦題がつけられていました!
アルバム「KILL ‘EM ALL」発売当時のメンバー
Vo&G:James Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)
G:Kirk Hammett(カーク・ハメット)
Ba:Cliff Burton,(クリフ・バートン)
Ds:Lars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)
METALLICA(メタリカ)について
1970年代後半、アメリカにおける英国で起こったムーブメント:NWOBHM(ニューウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)に触発されたドラム担当のLars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)がJames Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)と出合いバンド結成。
Lars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)はデンマーク出身。十代の時にアメリカに移住。
結成当初のギターは、Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン )。
そう、ご存じの方も多いでしょうが、MEGADETH(メガデス)の創始者でボーカル&ギター(曲作り)を担当しているDave Mustaine(デイヴ・ムステイン )です。
Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン )はMETALLICA(メタリカ)で、ギター以外にも曲作りも行っていたのに・・・・1stアルバムレコーディング直前に、突然の解雇!
理由はメンバー間での大喧嘩・・・。で結局、Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン)がバンドを去ることになった。
この1stアルバム「KILL ‘EM ALL」にはソングライティング記載を良く見るとDave Mustaine(デイヴ・ムステイン )の名前が記載された楽曲もいくつか収録されている。
新しいギタリストとしてEXODUS(エクソダス)のKirk Hammett(カーク・ハメット)が加入し、1stアルバムを作成。
同時期になるのだろうが、上記に登場したバンドたち、MEGADETH(メガデス)、EXODUS(エクソダス)の他にも、ANTHRAX(アンスラックス)、SLAYER(スレイヤー)とともにMETALLICA(メタリカ)はアメリカを代表するヘヴィメタルバンド≒スピードメタルバンド≒スラッシュメタルバンドとして君臨する。
METALLICA(メタリカ)のその後の活躍は留まることなく進化していく。
アルバムを発表する毎に少しずつ進化しながら、今なお、ロック界の重鎮として君臨している。
一般的にはヘヴィメタルという音楽はお堅い方々からは毛嫌いされる傾向にあるのだろうが、、、2016年には・・・アメリカ議会図書館が行っている、文化的、歴史的、芸術的に重要な録音物を保存する目的の制度の「国家保存重要録音登録制度(英語版)」に3rdアルバム「Master of Puppets」が登録されたのである。
初期のMETALLICA(メタリカ)は、口コミでのファン獲得が凄かった。もともとMETALLICA(メタリカ)自体はファンとの共同体と主張していたこともあり、特別な存在としてMETALLICA(メタリカ)を崇拝する信者が増えていったのでしょう。
そういえば、80年代前半はミュージックビデオが全盛のころなのに、初期の頃はプロモーションビデオはなかったね。
レコード会社やマネージメントサイドの宣伝方針なのか宣伝費の問題なのか?本人たちの意思なのはわかりません。。。
でも凄い勢いでファン獲得に繋がったのは、精力的なライブツアーだったんでしょうね。当時のライブもすごくカッコイイものだったんだろうね。きっと。
METALLICA(メタリカ)の音楽性
NWOBHM(ニューウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)やハードコアに影響を受けた感じ。
そして、初期作はとにかく速く、アグレッシブに攻める、攻める!といった感じで、バイオレンスの塊のようなハード&ヘヴィな感じであるが、シャープな音質である。
決して、耳障りなノイジーサウンドではなく、むしろ綺麗でタイトなサウンドで聴きやすい! もちろん、ギターサウンドは歪んでいますが・・・。聴きやすい!と思うのは私だけでしょうか?
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. HIT THE LIGHTS
準備運動?として鳴らす音がフェードインしながら、やってくる。そしてギターのピックスクラッチが合図で始まるメタリカの物語!って感じのオープニングは最高!
02. THE FOUR HORSEMEN
ソングライティングにDave Mustaine(デイヴ・ムステイン )の名があります!。ザグザグしたギターリフに酔いしれながら・・・。 途中の展開が切り替わりながら約7分間、この世界観を堪能しよう!
03. MOTORBREATH
攻めまくるギターリフ。ドラムも負けじとリズムを刻む。そしてタム回しも速く!アルバム中一番短い曲! ハードコアチックな楽曲。
04. JUMP IN THE FIRE
ゾクゾクするギターリフで始まり、サビの♪ JUMP IN THE FIRE ♪ が少し可愛く聴こえるのは私だけ? ソングライティングにDave Mustaine(デイヴ・ムステイン )の名前あり
05. (ANESTHESIA)-PULLING TEETH
謎のインストナンバー!
06. WHIPLASH
おどろおどろしいフロアタムが、これから始まる左右のギターによるピッキング対決?を盛り上げる!?。ピックを持った腕はつらくないのだろうか?と当時本気で思った。
07. PHANTOM LORD
イントロもカッコいい準備運動か!?そしてヘッドバンキングしてください!って。そして、展開がゆっくりと静かに・・・そして重々しいギターの後、待望のギターソロ! ソングライティングにDave Mustaine(デイヴ・ムステイン )の名前あり。
08. NO REMORSE
ギターリフ、ドラムに合わせてヘッドバンキングしてもよし!ギターソロでエアギターを決めるのも良し! もちろん、一緒に歌っても良し!結構シンプルな曲。そんなに早くもないので乗りやすい!
09. SEEK & DESTROY
印象的なイントロがたまらなくカッコイイ。そして左右からのギターサウンドに酔い知れながら、James Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド)と一緒に叫びましょう!そして途中から速いギターリフからギターソロは全力でヘッドバンキング!かな!?
10. METAL MILITIA
ラストはやはり、全力でヘッドバンキング!ちょいと速いので気を付けよう!!
久しぶりにこのアルバムを聴きましたが、やはりカッコいいですね!
でも、なんか聴きやすい! ギターが全面に出てくるけど、聴きやすい。
むしろキャッチーなサウンドに聴こえる!
まぁ、当時から40年以上経ってるから、昨今のバンドサウンドはもっと激しい音圧のものも多いしねぇ~。。。。だからか?
映像で楽しむ 『KILL ‘EM ALL』
アルバム『KILL ‘EM ALL』の中から「Whiplash」の年代別ライブ映像を観て観よう!
その他、個人的に好きな曲のライブ映像も!
年代別「Whiplash」LIVE映像!
アルバム『KILL ‘EM ALL』の中から「Whiplash」の年代別ライブ映像を観て観よう!
Metallica: Whiplash (Chicago, IL – August 12, 1983)
Metallica: Whiplash (Live – San Diego ’92) [Live Sh*t: Binge & Purge]
ドラムのGREGG BISSONETTE(グレッグ・ビソネット)本人が楽曲「SHY BOY」について、語ったり、ドラムを叩いたりします!
Metallica: Whiplash (Tokyo, Japan – November 7, 2003)
the Eat ‘Em and Smile Tour におけるライブ中のドラムソロが楽しめます!
Metallica: Whiplash (Newton, IA – June 9, 2017)
Metallica: Whiplash (Oslo, Norway – June 26, 2024)
他の『KILL ‘EM ALL』楽曲
アルバム発売当時の映像ではなく、最近の映像です。。。
dehaan: Hit the Lights & Phantom Lord (Detroit, MI – June 8, 2013)
Metallica: Motorbreath (San Francisco, CA – August 12, 2017)
Metallica: Hit the Lights (Copenhagen, Denmark – June 14, 2024)
あとがき
スラッシュメタル BIG4(四天王)LIVE(2010年6月22日)
スラッシュメタルのBIG4(四天王)と呼ばれるバンドが集まりコンサートが開催されました!
スラッシュメタルのBIG4(四天王)と呼ばれるバンドは以下の4バンド
メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス
そのコンサートにて、元メタリカ、現メガデス のデイヴ・ムステイン がメタリカと共演!!
なんとも言えない光景が見られます!
Metallica: Am I Evil? (Live w/ The Big 4) [The Big 4: Live in Sofia, Bulgaria]
そういえば、エクソダスって上記のバンドと同じくらいカッコ良かったけど、レコード会社と揉めたりしてたんだっけな・・・・。
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
高校時代はハードロック、ヘヴィメタル好きも多かったため、METALLICAを流しながら、みんなでヘッドバンキングをしたものです。結構、首は鍛えられたかな・・!?
高校時代にスラッシュメタルブームが到来したんだよ。
学校での発端はMETALLICAの2ndアルバム「Ride the Lightning」だったんだけど・・・
ロック話に花が咲いて、METALLICAカッコイイ!!話になり、2ndの1曲目の綺麗なイントロから突然激しくなる瞬間が大多数のお気に入りとなった。
この2ndアルバムが高校で大人気になった。(仲間うちのロックファンのみだけどね)
そして、今回紹介した1stアルバム「KILL ‘EM ALL」の収録曲とごちゃ混ぜにして録音したカセットテープを聴きながら、騒いでましたね。。。。
そのカセットはヴァージョンアップされ、アメリカのスラッシュメタルバンドがいつの間にかに追加されたモノに変わっていたり・・・(みんなカセットに録音して持ってくるから・・・)。でも1曲目は必ずMETALLICAだった記憶。
それまでは、アイアンメイデンを筆頭に ジューダスプリーストなどで盛り上がってましたね。
その後、メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス、エクソダス…系を追いかける方々…。
同時期のLAメタルブームをかじりながら、枝分かれしていく感じですが、そのままヘアメタル系を追いかける方々…。
長髪系のグラムロック/パンクロック/ロックンロール系を追いかける方々‥‥。
別に細かいジャンルは気にせず、聴きまくった方々‥‥。
私は好きな感じのタイプは、80年代に聴いて好きになったタイプがベースにあるかもしれません。。。
それにしても、曲に合わせて激しくヘッドバンキングしていた頃が懐かしい…。
今では当時のように激しく頭振ったら倒れちゃうかもしれないと思うと軽くリズムとる感じしかできない…。
METALLICA 商品関連
今回は、METALLICA『KILL ‘EM ALL』(1983年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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