LOU REED(ルー・リード)の3枚目のアルバム『BERLIN』は商業的には良い結果ではなかった・・・・。しかし、『CAROLINE SAYS』など結構人気の楽曲も収録されているんですよね~。
LOU REED「BERLIN」(1973年)
こんな方におススメ
- コンセプトアルバムってやつがお好きな方
- 60年代後半のアンダーグラウンド、ポップカルチャーが好きな方
- 頽廃と背徳の都ベルリンと聞くと映画『キャバレー』を思い浮かべる方
- ベルリンの壁を知っている方
- 深夜に物思いに耽ることが好きな方
アルバム「BERLIN」について
もろにコンセプトアルバムです。
東西に分断されたベルリン・・・。ベルリンの壁。
このベルリンの壁で分断された様子を男女の恋模様に置き換えて描かれる世界感。
そんなアルバムのプロデューサーはBob Ezrin(ボブ・エズリン)。
Alice Cooper(アリス・クーパー)の作品でお馴染みの方・・・。
この『BERLIN』というアルバムは、前作『Transformer』に比べセールス的には成功とは言えない作品になってしまったのですが、ベスト盤とかに収録される曲もあり、楽曲的には良い作品だと思います。
TOMOZY のアルバム「BERLIN」評価
視聴コーナー
収録曲へのコメント (※日本盤ボーナストラック)
01. BERLIN
ピアノの伴奏の上に、日常の騒音・Happy Birthday to You の歌が重なるイントロが印象的ですが、その後は少し悲しい感じの展開が・・・。
02. LADY DAY
イントロは少し明るい。しかし、やはり夜が似合うと思う曲。個人的には70年代前半のPOP/ROCK 分野の楽曲はこんな感じが多い印象ですね。聴き応えあり!
03. MEN OF GOOD FORTUNE(富豪の息子)
やさしい雰囲気のイントロが好き。語り掛けるように歌うLou Reed 。結構ズッシリ来る感じと優しく包み込む感じが交差する感じが好きです。
04. CAROLINE SAYS Ⅰ(キャロラインのはなし<1>)
不思議な雰囲気のイントロ・・・。その後にちょっとノリが良くなり、明るい感じの雰囲気も出てくるけど・・・。
05. HOW DO YOU THINK IT FEELS(暗い感覚)
この曲結構好きだ。後半のギターソロも盛り上げてくれる・・・。
06. OH JIM
フェードインしてくるドラムとベース音。ちょっとポップな楽曲です。この曲でちょっと落ち着く自分がいます・・・。でも、後半フェードアウトして、アコギの音がフェードインしてきます。曲が変わったと思ったら・・・oh JIM と歌っています・・。ビックリ!まだこの曲なんです・・・。忘れてた!! でもこの曲好きです。
07. CAROLINE SAYS Ⅱ
パートⅡは思いっきり悲しい・・・。この感じも70年代初期ものに感じる雰囲気があって好きです。深夜に聴きたい・・・でも寝落ちしちゃうかもしれません・・。
08. THE KIDS
少し爽やかな感じのイントロですが、歌が始まると・・・やはり夜が似合う・・・。語り掛けるように歌うLou Reed・・・。 後半には・・・子供の泣き声も…。この曲で寝落ちをしてはいけません・・。
09. THE BED
アコギのイントロも綺麗な感じですが、ちょっと不思議な感覚が続きます・・。 後半は特に・・・。この曲で寝落ちするとうなされそうです。
10. SAD SONG
前曲の後半がうなされそうだったが、このイントロで少しだけ救われます。バックサウンドは少し爽やかな雰囲気もあり好きな曲です。
YouTubeで楽しむ「BERLIN」※audio
アルバム「BERLIN」から個人的に好きな曲をフルサイズで楽しむ
Lady Day (Official Audio)
Caroline Says I (Official Audio)
How Do You Think It Feels (Official Audio)
Sad Song (Official Audio)
あとがき
アルバム「BERLIN」収録曲をカバーしているアーティスト紹介
Gord Downie performs Lou Reed – ‘How Do You Think It Feels’
Gord Downie というシンガーソングライターによるカバーです。『How Do You Think It Feels』を派手なバックの演奏とともに語るというよりも力強く歌い上げています。
The Time Keepers Caroline Says II (LOU REED COVER)
2021年に公開された、The Time Keepers と名乗るチャンネルから。
女性ボーカルによる『Caroline Says II』のカバーですが、結構悲しい雰囲気と希望が混在するような作品になっています。ステレオバージョンをここでは掲載します。
TOMOZY(トモジー)の超個人的なアルバムにまつわる想い出
このアルバムに収録されている『キャロラインのはなし』とか『暗い感覚』は非常に懐かしかった。
ここ最近、というかLou Reed の楽曲を 20年位、聴いていなかったと思います。
真昼間から聴いたので、、ちょっとだけ気怠い感覚が残りました・・・。
まぁ、個人的には、良い意味ですけどね。
ちょいと他のLou Reed のアルバムも探してみよう・・・・と。
手元に置いておきたいなら…
今回は LOU REED「BERLIN」(1973年)アルバム・レビューでした。
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