デンマークのロックバンドが世界デビューを果たしたアルバム! 私もこのアルバムからこのロックバンドに注目しました! 現在も自国デンマークでは、国民的ロックバンドと君臨する人気者!!
D.A.D『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』(1989年)
こんな方におススメ
- ハードなサウンドながら、聴きやすいリズムの楽曲が好きな方
- 心地よいリズムと哀愁漂うメロディが胸に響くバンドに興味がある方
- ほんの少しカントリー調のフレーズが飛び出すロックバンドに興味がある方
- ライブでは変形2弦ベースを操るサウスポーのベーシストに興味がある方
- 80年代の華やかなステージセットも映えるバンドに興味がある方
視聴コーナー :アルバム『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』
D.A.D『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』について
デンマークにて2枚のアルバムを発表後、3枚目のアルバムが Warner Records Inc.(旧Warner Bros. Records Inc.)から発売され、世界進出を成し遂げるたアルバムである。
煌びやかな感じは全くなく、すこしダークな感じを漂わすバンドイメージだったのですが…、実はライブではそうではないらしい…。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. SLEEPING MY DAY AWAY
先ほどの動画を見た方には、聴いた通りです! 少しダークながらもノリがいい感じの私の好きな曲です!
02. JIHAD
ノリの良い、ロックンロール。AC/DCっぽいノリがカッコいい! でもなぜビリーアイドルを思い出してしまう部分もあります!!サビは一緒に歌ってしまいましょうかね。
03. POINT OF VIEW
ミドルテンポのAC/DCっぽいけど、カントリー的なフレーズや哀愁漂うメロディがたまりません! この曲で一気にファンになった感じです。
04. RIM OF HELL
ゆったりとしたリズムで進行する楽曲。
05. ZCMI
ノリノリの楽曲。ちょっとパンクっぽい楽曲が気持ちいい! ハードロックと括ってしまうのは間違っているのだろう・・。きっと。やはり下馬評通りCOW PUNKってのもわかる気がする楽曲。
06. TRUE BELIEVER
ノリノリのロックナンバー炸裂! 初期のAC/DCみたい!って思うかもしれません。しかしD.A.Dなので・・・一筋縄ではいかない・・・。
07. GIRL NATION
1曲目に似た感じのギターフレーズが飛び出しますが、方向性は似た感じの曲です。こういう曲作りが当時好きだったんでしょうね。
08. LORDS OF THE ATLAS
メランコリックな感じの楽曲。ノリはイイので飽きません。メロディやコーラスはやはり少し哀愁があって好きな感じです!
09. OVERMUCH
ちょっと明るい感じのギターフレーズもありますが、ちょっと重ため聴こえる楽曲。コーラスも少し明るめな感じだが、全体的に全く明るくない!ところが好き。
10. SLAMESE TWIN
勢いのある楽曲。その一言に尽きる。もちろんどこか湿っています!
10. WILD TALK
ハードロック/ヘヴィメタル的な感じもしなくもない始まりですが、そうでもない楽曲。
10. ILL WILL
ハードロック、ヘヴィメタル風なアプローチでギターが暴れます!
あら! こんな感じの楽曲もやっちゃうのね!? と思ったらアルバムが終わりました・・・。
D.A.D は 今 聴いても、カッコいい!
映像で楽しむ『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』
ワールドワイドでの発売となった3rdアルバム『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』からのプロモーションビデオが5曲ありました!
中には面白いアニメーションだったりライブシーンだったり、スタジオシューティングでの演奏シーンだったり、楽しめます!
D-A-D – Sleeping My Day Away
D.A.DのイメージはこのMVで雰囲気はバッチリ!
もちろんStig Pedersen (スティグ・ペダーセン)のベースは2弦!
D-A-D – Jihad
アニメーションと演奏シーンによる構成ですが、攻撃的な楽曲で楽しめます!
D-A-D – ZCMI
全編アニメーションです!
D-A-D – Girl Nation
このMVもたまーにアニメーションが挿入されます!
D-A-D – Lords Of The Atlas
ツアーバスかな? 移動中の風景とライブ映像で構成されたMVです!
D.A.D について
1982年、デンマークのコペンハーゲンにてJesper Binzer (ジェスパー・ビンツァー)とStig Pedersen (スティグ・ペダーセン)を中心に結成された。
Stig Pedersen (スティグ・ペダーセン)のガールフレンドもメンバーとして参加していたが、脱退する。
当初、残った3名で活動を継続。その後、Jesper Binzer (ジェスパー・ビンツァー)の弟であるJacob Binzer (ジェイコブ・ビンツァー)がメンバーとなって活動を継続する。
1984年から以下のメンバーで1999年まで活動を共にすることとなる。
Vo&G:Jesper Binzer (ジェスパー・ビンツァー)
G:Jacob Binzer (ジェイコブ・ビンツァー)
Ba:Stig Pedersen (スティグ・ペダーセン)
Dr:Peter Lundholm Jensen (ピーター・ランドホルム・ジェンセン)
実のところ、D.A.Dというバンド名ですが、当初の正式なバンド名は
”DISNEYLAND AFTER DARK” 略して D.A.D と名乗っていました。
ディズニーランドのライトが消えると何でも起こり得るという・・・
考えに基づいて名前を思いついたとのことです。
1986年、1stアルバム「CALL OF THE WILD」発売
このアルバムはデンマークのMega Recordsから発売されました。
アルバム表紙には・・・”DISNEYLAND AFTER DARK”と表記されています。
背表紙にはD.A.D 表記となっています。。。
しかし・・バンド側は・・、ウォルト・ディズニー・カンパニーからの訴訟を避けるために名前を変更するんです。。。略称の”D.A.D.”を正式なバンド名として活動することなります。
1stアルバムはその名残のような感じなのでしょう・・・きっと。
その後もバンド名の表記に関しては、
“D.A.D.”だったり、”D.A.D”、”D:A:D”、だったり、”D-A-D” だったりと結構変えていくことになるんです。。。
まぁ。。初期の頃からのファンは”DISNEYLAND AFTER DARK”として親しんでいるようですが、、、表記がどうであれ、ディーエーディーなのです。。。
1987年、2ndアルバム「D.A.D. DRAWS A CIRCLE」発売
このアルバムもMega Records からの発売です。
このアルバムからデンマークでのローカルヒーローへと・・。
1989年、3rdアルバム「NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS」発売
このアルバムから世界進出として Warner Records Inc.(旧Warner Bros. Records Inc.)からの発売。自国ではMedleyというEMI配下のレーベルからの発売。
1990年、ライブアルバム「Osaka After Dark」発売
JAPANツアーのライブアルバムを発売することになる。
1991年、4thアルバム「Riskin’ It All」発売
このアルバムもWarner Records Inc.(旧Warner Bros. Records Inc.)からの発売されましたが、アメリカでの人気はいまひとつ伸びなかったこともあって、このアルバムを最後にWarner Recordsとの契約は解除されます。
しかし、母国、デンマークでのレコード契約(Medleyとの契約)は継続していることもあり、バンド存続に関しては大きな問題にはなりませんでした!
1995年、5thアルバム「Helpyourselfish」発売
1997年、6thアルバム「Simpatico」発売
1998年、ライブアルバム「Psychopatico」発売
1999年、ドラマーのメンバーチェンジがあり、以降、以下メンバーで現在まで活動している。
Vo&G:Jesper Binzer (ジェスパー・ビンツァー)
G:Jacob Binzer (ジェイコブ・ビンツァー)
Ba:Stig Pedersen (スティグ・ペダーセン)
Dr:Laust Sonne (ラウスト・ゾンネ)
2000年、7thアルバム「Everything Glows」発売
2002年、8thアルバム「Soft Dogs 」発売
このアルバムが母国デンマークでヒットチャートNo.1に輝くことになりました。
その後、彼らのアルバムは発売されるやいなやヒットチャートNo.1に輝く人気バンドとなっていくのでした・・・。
2005年、9thアルバム「Scare Yourself 」発売
レコード会社をEMI Records Ltd.に移すことになるが、デンマークのヒットチャートでまたもNo.1を獲得
2006年、ライブアルバム「Scare Yourself Alive」発売
2008年、10thアルバム「Monster Philosophy 」発売
もちろん、このアルバムもNo.1を獲得
2011年、11thアルバム「DIC·NII·LAN·DAFT·ERD·ARK 」発売
レコードレーベルを Mermaidに変更した最初のアルバムであるが、母国デンマークでのヒットチャートではNo.2のヒット。
2017年には、Vo&G:Jesper Binzer (ジェスパー・ビンツァー)がソロ活動もバンドと並行して開始。
2019年、12thアルバム「A Prayer for the Loud 」発売
再び、母国デンマークでのヒットチャートでNo.1獲得となる
※ほかにベスト盤・企画もので7枚のアルバムを発売しています!
そのなかでも、とっておきのアルバム名称が・・・
2014年に発売された「Disn30land Af30r D30k」だと思います。
1984年の1stアルバムから30周年だからでしょう・・・。
現在も母国デンマークで活躍する国民的人気バンド!
日本で活動している日本人向けのロックバンドのように、母国を活動拠点にした、バンドっているんだなぁ~。
そういえば、
変形2弦ベースのネックは非常に細いんだけど、反ったり、いろいろ大変そうなんだが・・・どうなんだろうね???。
Stig Pedersen (スティグ・ペダーセン)曰く、実際に演奏上3弦、4弦しか使わないから、いっそのこと、その2弦だけのベースを作っちゃえ!!ってことだったらしい。
しかも・・変形ベースの作りが・・凄いモノになってるから・・・。
スケルトンが普通に見える・・・
その他に、ロケットだったり、スマホの画面だったり・・・と・・・。
凄いベーシストだ!
一応、、、普通の4弦ベースで弾く映像もありますが・・・・・・・。
もうイメージは2弦の魔術師でしかないですね!
あとがき
母国デンマークで現在も活躍している D.A.D
そういえば、2000年以降のD.A.Dってよくわからない…
ということで、2000年以降のD.A.Dの映像もほんの少し見てみよう!
きっと、ワールドワイドリリースがなくても母国で国民的ロックバンドってのも凄いよ! やはりD.A.Dって凄い!
2011年 「I Want What She’s Got」PV
メンバー全員、女装しています!
2019年 「Burning Star」 PV
シンプルなロックンロール! ライブ会場もデカい!メンバーの姿はちょいと落ち着いた感じですが、二弦ベースも健在です!
ボーカル:Jesper Binzer のソロ作品 2018年 “DREAM BIG” PV
ソロでもD.A.Dぽい曲ありますが、この曲はソロならではの楽曲でしょう。。。イイ曲です!
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
デンマークから新感覚のロックバンドが現れた!ってことでどんな感じか聴いてみたら・・・。結構、好きなサウンドでした。
母国では既に2枚のアルバムを発売していることもあり、情報も多く、COW PUNK、SHOCK POP、HARDCORE DREAM ROCK、とか・・・いろいろとバンドサウンドについて、形容されていました・・・。
3rdが結構よかったので、1st、2ndも気になって、輸入レコード屋さんを探し回り、購入しました。
1st、2ndの方がカントリーっぽいフレーズも沢山出てきて、ハードロックバンド的に世界進出しましたけど、COW PUNK の方が合っていそうな感じでした!
個人的には、1st、2ndの方が好き!
ということで、一気にD.A.Dのファンになってました!
私好みのロックバンドが出て来た!!!と心躍る瞬間でしたね。
1989年という、まだまだ青春ど真ん中的な時期・・・1990年代、社会人になるまでの試練がやってくるとは、この時は全く、考えもしなかった時期に出会ったアルバムですね・・・。
D.A.D 商品関連
デンマークのMega Recordsから発売された1st『CALL OF THE WILD』と2nd『D.A.D. DRAWS A CIRCLE』を筆頭にCDは現在、入手困難な商品が多いようです。欲しい人は中古屋さんで見つけたら即買いですね!
今回は・・・D.A.D『NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS』(1989年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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