1983年 ロサンゼルスを拠点に Tracii Guns(トレイシー・ガンズ)を中心に結成されたバンドが L.A. GUNS だった! その後、1987年には元GIRL の Philip Lewis(フィリップ・ルイス)がボーカリストとして加入! その後メジャーデビューアルバム『L.A. GUNS』をリリース。邦題はなんと『砲』の一文字でした。
L.A. GUNS『L.A. GUNS』(1988年)
こんな方におススメ
- 紆余曲折、いろいろドラマがあるバンドに興味がある方
- 80年代後半 LAメタル末期のバッドボーイズロックに興味がある方
- 英国バンドのGIRL、 Philip Lewis(フィリップ・ルイス)が好きな方
- GUNS と言えば・・・で なぜか L.A. GUNS が先に思い浮かぶ方
- L.A. GUNS 在籍メンバーによる分裂期、再分裂などの歴史に興味がある方
バンド:L.A. GUNS について
アルバムリリースされた時のメンバー構成が凄い!
ボーカル: Philip Lewis(フィリップ・ルイス)※元GIRL、元Tormé
ギター:Tracii Guns(トレイシー・ガンズ)※Hollywood Rose/Guns N Roses
ギター:Mick Cripps(ミック・クリップス)
ベース:Kelly Nickels(ケリー・ニケルス)※元Faster Pussycat
ドラム:Steve Riley(スティーヴ・ライリー)元W.A.S.P
※この顔ぶれでのレコーディングは2ndアルバムからです。
スゲーバンドなんですが、1995年にPhilip Lewis(フィリップ・ルイス、Mick Cripps(ミック・クリップス))が脱退したりと。。。メンバー離脱。
その後は、THE L.A.GUNS として残ったメンバーで活動したり…。
1999年には全盛期のメンバーで再結成が実現するも…、
創設者である、Tracii Guns(トレイシー・ガンズ)がMötley CrüeのNikki Sixx(ニッキー・シックス)とバンド:BRIDES OF DESTRUCTION(ブライズ・オブ・ディストラクション)結成の為、脱退!
フロントマンであるPhilip Lewis(フィリップ・ルイス)主導で L.A.GUNSは継続活動となる…。
しかし、2006年になると、
BRIDES OF DESTRUCTIONを脱退したTracii Guns(トレイシー・ガンズ)もL.A.GUNSというバンドを結成して活動…。 俗に言う、Tracii’s L.A.GUNS ってバンドですね。
2016年には両者(Philip Lewis(フィリップ・ルイス)/Tracii Guns(トレイシー・ガンズ))は和解。
L.A.GUNSは一つになるのですが。。。
この 実はTracii Guns(トレイシー・ガンズ)側のL.A.GUNS にPhilip Lewis(フィリップ・ルイス)が加入した為、元々のL.A.GUNS の残留メンバーはイイ気はしないですよね。
L.A.GUNS の名前を継続的に使用していた側のバンドだしね。
ということで、バンド名の権利都合上の解釈として、Steve Riley(スティーヴ・ライリー)はL.A.GUNSに在籍していたことがあるメンバーと共に2018年にL.A.GUNS(俗に言うRILEY’S L.A. GUNS)として活動
この分裂騒ぎはハンド名使用権を巡って争うことになったんです。
最終的にはTracii Guns(トレイシー・ガンズ)側が正統なる商標を継承。
Steve Riley(スティーヴ・ライリー)側は、新しいロゴを使用する条件付きで、”RILEY’S L.A. GUNS”名での活動は認められたんです。
※こういう争いって、他のバンドでもあるんですよねぇ~。RATTもそうだったしね。
アルバム『L.A. GUNS』について
1988年、日本でのアルバムタイトル「砲」と名付けられた1stアルバムが発売!
デビュー前から日本でも話題のバンドで、注目度は高かった。
なにせ、ロサンゼルスのバンドで GUNS を名乗る バンドだし・・・
ボーカルは元GIRLの Philip Lewis(フィリップ・ルイス)だし!
まぁ、私は Philip Lewis(フィリップ・ルイス)がボーカルってだけで、Guns N’ Roses よりも こちらに興味深々でした。
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム『L.A. GUNS』評価
収録曲へのコメント
01. NO MERCY
勢いのあるロックナンバー! Philip Lewis(フィリップ・ルイス)のボーカルは気持ちいい!! もちろん Tracii Guns(トレイシー・ガンズ)のギターも聴き応え十分!! ライブでは盛り上がるだろう!!! 拳を掲げて みんなで大合唱!
02. SEX ACTION
この曲のプロモーション・ビデオはかなりバンドメンバーがセクシーに見えます!
基本、白黒な映像が良いんです! やはりPhilip Lewis(フィリップ・ルイス)のボーカルは気持ちいい!
03. ONE MORE REASON
ベースが引っ張るこの楽曲も カッコいい! ザクザク刻まれるギターも!
もちろん Philip Lewis(フィリップ・ルイス)のボーカルも最高っす!
04. ELECTRIC GYPSY
ギター Tracii Guns(トレイシー・ガンズ)がイイ感じで弾いてます!聴き応えあり!
でもポップに聴こえるのは不思議です。
05. NOTHING TO LOSE
やはりグラマラスなロックンロールバンドって感じが漂う…。でもメタル寄りなんだけど、グラマラスなロックンロールバンドって感じもあるんだよねぇ。バックに管楽器をこっそり入れてますしね。 まぁギターソロは速弾きしてますけどね。 この曲は結構、HANOI ROCKS 信者も好きになるんじゃないかなぁ!?
06. BITCH IS BACK
ちょいとルーズな感じも残しながら、リズム取りが難しそうな感じのする曲、結構好きです。
07. CRY NO MORE
アコースティック・ギターを使った、綺麗なイントロ・・・。でバラードでも始まるのか? と思いきや・・・。インストナンバーでした!
08. ONE WAY TICKET
続く曲もアコースティック・ギターを使っていますが、ちょいと暗い感じの使い方・・・。そしてエレキ・ギターが加わる…ちょいとスローな悲しいナンバー。
09. HOLLYWOOD TEASE
ちょいと思わせぶりなイントロから、LAメタルでよく聴くような楽曲が始まる。
しかし、この楽曲、ボーカルのPhilip Lewis(フィリップ・ルイス)が在籍していた英国のバンド”GIRL”の楽曲をカバー(セルフカバー?)したものなんです。
10. SHOOT FOR THRILLS
この曲もイントロは思わせぶりな感じですが、こちらは多少、多少明るいノリの楽曲!
SEX ACTION よりもパンチは弱いけど、ライブでは面白いかも・・・。実はこの曲もカバー(セルフカバー?)したもので、元々はベースのKelly Nickels(元Faster Pussycat)が在籍していた”Sweet Pain”の楽曲です。
11. DOWN IN THE CITY
ラストは呆気らかん! としたロックンロール!!!
久しぶりの L.A. GUNS「L.A. GUNS」でしたが、やはりこのバンド・・・侮れない!
まぁ、Philip Lewis(フィリップ・ルイス)のボーカルが好きなので、その後もアルバム聞いちゃいますよねぇ~。
映像で楽しむ L.A. GUNS『L.A. GUNS』
L.A. GUNS『L.A. GUNS』に関連する動画を集めたかったのですが、当時のMVって公式動画は見つけらませんでした。。。「SEX ACTION」とか「ELECTRIC GYPSY」のMVは当時よく流れていたんですけどね。
L.A. GUNS『L.A. GUNS』リリース後のライブ映像
公式の映像としては、代表曲のMVやlive映像は見つけられませんでしたが、以下Cleopatra Recordsからの映像が唯一の頼りでした! 映像は暗めなので若かりし姿も雰囲気で楽しんでください。
L.A. GUNS “One more Reason”
L.A. GUNS “Hollywood Tease”
L.A. GUNS “Nothing to Lose”
L.A. GUNS “Bitch Is Back”
L.A. GUNS Tracii Guns ギターソロ(”Electric Gypsy”)
Electric Gypsy 演奏中のギターソロコーナーでしょう。
L.A. GUNS『L.A. GUNS』収録曲の映像(2000年以降の映像)
このアルバム収録曲のライブ映像
※メジャーデビュー後、バンド分裂などもありましたが、Philip Lewis(フィリップ・ルイス)とTracii Guns(トレイシー・ガンズ)の和解もアリ、分裂していたL.A. GUNSが新生L.A. GUNSとして再始動した後の映像。。。
L.A. Guns – “No Mercy” (Official Live Video – Milan, IT)
あとがき
Riff Lords: Tracii Guns of L.A. Guns
L.A. GUNS ギタリスト Tracii Guns による Riff Lords ! 自身の楽曲のギターリフを自身で分析!
これをみれば、あなたもTracii Gunsになれる!?
説明された楽曲は「One More Reason」、「Electric Gypsy」、「Rip And Tear」、「Never Enough」、「The Ballad of Jayne」、「Killing Machine」、「Speed」、「Gone Honey」
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
この「L.A. GUNS」日本盤の日本語タイトルが「砲」といいうアルバムですが、
結構、好きなアルバムでしたねぇ~。
なぜか、GUNS と言えば・・・ あちらじゃなくて、こちら! という少し変わった人だったかもしれませんねぇ~。
もちろん、 Guns N’ Roses も嫌いじゃないんですけど・・・。
その理由は どうしても Philip Lewis(フィリップ・ルイス)のボーカルが好きだったからかなぁ~・・・・。と思います!
もちろん GIRL 時代の Philip Lewis(フィリップ・ルイス)も好きだし、
Bernie Tormé(バニー・トーメ)と結成した、 TORME も カッコ良かったしねぇ~。
もしかしたら・・・・
ボーカリストが違う人だったら・・・聴いていないか、それほど好きにならなかったかも知れない・・・・。
L.A. GUNS 商品関連
L.A. GUNS
RILEY’S L.A. GUNS
今回は、L.A. GUNS『L.A. GUNS』(1988年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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