1992年発売のアルバムは最前線復帰作であり、日本盤帯に書かれた「時代到来」の予感が現実になったアルバムだった!! 1994年開催の第36回グラミー賞で最優秀ロック・ソングを受賞。翌年にはクリントン就任式にて演奏するなど、、このアルバムはバンド史上最大のヒット作となった!
SOUL ASYLUM『GRAVE DANCERS UNION』(1992年)
こんな方におススメ
- 90年代のアメリカロックシーンに興味がある方
- 90年代の印象的なミュージック・ビデオと言ったら「これ」と思う方
- 直接情報提供を訴えるビデオが家族再会の手助けとなった映像を知りたい方
- 前身バンドは80年代初期からの活動と聞くとビックリする方
- 胸が熱くなる・・・・そんな楽曲に興味がある方
アルバム『GRAVE DANCERS UNION』について
前身のバンドは1981年結成の LOUD FAST RULES ってバンド。
パートチェンジやメンバー加入などを経て、1983年に SOUL ASYLUM(ソウル・アサイラム) として活動。
このアルバム「GRAVE DANCERS UNION」は6枚目のアルバムである。
前作1990年リリースの「AND THE HORSE THEY RODE IN ON」はセールス的には不振に終わり、バンドは解散も検討したようです。A&Mレコードとの契約が終了。
その後バンドはコロンビア・レコードと契約し、1992年にこのアルバムをリリースします!
このアルバム『GRAVE DANCERS UNION』には、当時アメリカで大きな社会問題になっていたMissing Children(子供の誘拐や子供への虐待)の問題を取り上げた楽曲&MV「Runaway Train」が収録されているアルバムとして有名ですね。※後半で詳細は記述しています。
TOMOZY のアルバム評価
視聴コーナー
収録曲へのコメント
01. SOMEBODY TO SHOVE
1曲目は結構スピード感もあってポップなサビで聴かせてくれる楽曲ですねぇ~。
02. BLACK GOLD
アコースティックなイントロ。綺麗な感じから、歪んだギターが絡みながら盛り上げてくれます。まぁ全体を通して好きな曲。
03. RUNAWAY TRAIN
この曲は、胸が熱くなる・・・。ビデオを観たせいか、ボーカルのDave Pirner(デイヴ・パーナー)の声のせいなのか??? 90年代、忘れられない曲の一つです! ビデをを観ていない方は、是非!
04. KEEP IT UP
これはイイ感じのロックロールナンバー! どちらかというとサウンドは綺麗な感じ、時折、土臭い感じがするのは私だけ?? まぁ、気取らず、着飾ることもせず、日曜日の綺麗な海辺で聴きたいかも。
05. HOMESICK
ゆったりとした楽曲で木漏れ日のもと、ゆったりと聴きたい曲です。
06. GET ON OUT
なんか大陸を感じる楽曲。ちょっと土臭く感じるのは私だけかな?
07. NEW WORLD
アコースティックな雰囲気が好き。深呼吸しながら聴きたい?
08. APRIL FOOL
もったいぶったところが好きなロックナンバー! アメリカだとこういう感じの楽曲って受けるんだろうなぁ~と勝手に思ってしまいます!
09. WITHOUT A TRACE
歪んでるけどポップな感じのギター好きです。この曲好きです!
10. GROWING INTO YOU
結構、いい感じにロックしちゃっています! ちょいと歌い方がパンクロックバンドっぽいとこも好き。
11. 99%
イントロの金属音は苦手・・・。ちょいと雑なイメージ全開の拡声器処理・・・。ドロドロになりたい時にネオン管ライトの下で聴きたい!?
12. THE SUN MAID
結構、いい感じに綺麗なアコースティックサウンドが好き。そして壮大な感じにサウンドが厚くなり盛り上げてくれます。 ボーカルがちょいとダレてる感じが妙に親しみを感じる不思議な曲。
久しぶりの SOUL ASYLUM『GRAVE DANCERS UNION』でしたが、通して聴くのは久しぶりです。ですが、繰り返し聴きたくなる曲が多かったです!
映像で楽しむ『GRAVE DANCERS UNION』
アルバム『GRAVE DANCERS UNION』収録曲MV
※「RUNAWAY TRAIN」のMVは後半に…
Soul Asylum – Somebody to Shove (Official HD Video)
アルバム1曲目
Soul Asylum – Black Gold (Official HD Video)
アルバム2曲目
Soul Asylum – Without a Trace (Official HD Video)
アルバム9曲目
楽曲「RUNAWAY TRAIN」のMVは衝撃的だった!
このビデオの冒頭・・・
「There are over one million youth lost on the streets of america.」と映し出される。
え!100万人??って正直びっくりしました!
演奏シーン以外に、虐待・誘拐などのドラマ仕立てのシーン、さらには実際に行方不明になっている子供たちの名前入り写真が次々に映し出されていきます。
当時、ビデオの終わりには、ボーカルのDave Pirner(デイヴ・パーナー)から、
「ビデオに映し出された子供を知っている、または自分だという方はこちらに電話を・・・」というヘルプラインの電話番号が表示される内容でした。
ちなみにアメリカ版は3つのオリジナルが存在し、地域によって、行方不明者のリストが異なるようになっている。
しかし、MTVでは公共のサービス広告と混同を避けるために、ラストの呼びかけはカットした尺で放送していたようです・・・。
ちなみに英国ではもちろん、同様の内容なのだが、冒頭メッセージ/曲中の行方不明者の写真/名前、メッセージは英国仕様に差し替えられます。
英国では冒頭部分は10万人だった。ラストの呼びかけはそのままフルサイズで放送していたようです。
このビデオを切っ掛けに、行方不明者と家族が再会した事実もあります。
もちろん、行方はわかったが、悲劇の結末を知らされることになったこともあります。
生きてはいたが、元の家族との生活の方が悲劇になるケースも・・・。
非常に難しい問題だと思いますが、このビデオの影響力は凄かった。
後の、この RUNAWAY TRAIN は 1994年3月に開催された第36回グラミー賞にて最優秀ロック・ソングを受賞します。
今でも、この曲を聴いたり、ビデオを観たりすると、胸が熱くなります。
Soul Asylum – Runaway Train (Official HD Video)
アルバム3曲目
あとがき
TOMOZYの アルバムに纏わる想い出
SOUL ASYLUMのアルバム『GRAVE DANCERS UNION』を購入する切っ掛けは、ラジオだったと記憶しています。楽曲「RUNAWAY TRAIN」を聴いたから。
なんとも切ない感じで歌い上げるこの曲に惚れてしまい、アルバムを購入!
結構、他の曲も好きな感じが多く、お気に入りのアルバムになりましたね。
で、ビデオのことも知る機会があって、社会問題をテーマにした呼びかけなど当時かなり話題になりました。
当時、私は膝の手術後、リハビリ継続中でしたねぇ~。
なかなか思うように動けず、少し投げやりになっていた時期かもしれません。
この時期、90年代の前半は特に・・・。
このアルバム『GRAVE DANCERS UNION』を聴きながら、感傷的になったりもしたものです。
どうしようもないんですけどね。一晩寝たら、元通りって訳にはいかないのもわかっていたんですけどね。
90年代後半には足の調子も良くなり、仕事も順調になっていくんですけどね。
楽曲「RUNAWAY TRAIN」のカバー/リメイク曲
そういえば、RUNAWAY TRAIN をカバー/リメイク曲 として2019年には
以下のようなミュージックビデオもありました。
National Center for Missing & Exploited Children(全米失踪・被搾取児童センター) という団体が、Jamie N Commons(ジェイミー・ニコラス・コモンズ)等と協力してリメイク!
YouTubeでのビデオの他、特設サイトも立ち上げています。
特設サイト「Runaway Train 25」 https://runawaytrain25.com/
Jamie N Commons, Skylar Grey – Runaway Train ft. Gallant
SOUL ASYLUM 関連商品
今回はSOUL ASYLUM『GRAVE DANCERS UNION』(1992年)アルバム・レビューでした!
またねぇ~。
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