PATTY SMYTH『NEVER ENOUGH』(1987年)
こんな方におススメ
- 力強い女性ヴォーカルが好きな方
- 80年代アメリカの音楽シーンに興味がある方
- The Hooters ってバンドが好きな方
- エディ・ヴァン・ヘイレンも自身のバンドにスカウトした声を聴きたい方
- 元テニスプレーヤーのジョン・マッケンローの奥様に興味がある方
視聴コーナー
今回、配信系のサービスにて PATTY SMYTH『NEVER ENOUGH』を見つけられませんでした。
別途、後半にPATTY SMYTH/SCANDAL のベスト盤系の視聴コーナーを設けました。
※やはり、このアルバム、入手困難なアルバムですねぇ~。イイ曲沢山あるんですけどね。。。
アルバム『NEVER ENOUGH』について
アメリカのロックバンド:SCANDAL(スキャンダル)解散から3年後の1987年にリリースされた元SCANDAL(スキャンダル)のボーカリストPATTY SMYTH(パティ・スマイス)のソロデビューアルバム。
当初、バンド解散!になる以前はSCANDAL feat. PATTY SMYTH 名義でアルバムをリリースする予定だったとか…。どうやら、バンド解散を持ちかけたのはオリジナルメンバーのZack Smith(ザック・スミス)とPatty Smyth(パティ・スマイス)だったそうです…。
アルバム『NEVER ENOUGH』は、The Hootersのメンバーやプロデューサーも関わって制作されたアルバムとなっています。
このアルバムからシングルカットされた「NEVER ENOUGH」、「DOWNTOWN TRAIN」「ISN’T IT ENOUGH」もヒット曲となるのだが、このアルバム、歴史の中で埋もれていく作品になってしまうかも知れないですねぇ~。
権利問題とかもあるのかもしれないけどねぇ。
SCANDALも人気はあったけど活動自体は短いし、ソロになったPATTY SMYTHの活動もアルバム数は少ないから認知度もコアなファンになってしまうのかもしれません。
廃盤のまま、歴史の中に埋もれていく作品って沢山あるんだろうけど。。。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. NEVER ENOUGH
非常にキャッチーなメロディにサウンドが心地よい曲で好きです!
02. DOWNTOWN TRAIN
カバー曲(オリジナルはTOM WAITS)。結構カッコいい仕上がりになっているのでお気に入りです。
03. GIVE IT TIME
サウンドはThe Hootersっぽいかも(あ!関わってるんだったね)。
04. CALL TO HEAVEN
メロディアスに歌い上げるPATTY SMYTHとバックのサウンドが非常に盛り上げてくれる曲。いつ聴いても、この曲イイなぁ~と思う。この曲は実はカバー曲で原曲はイギリスのハードロックバンド:MAGNUMのアルバム 『On a Storyteller’s Night』(1985年)に収録されている「Les Morts Dansant」って曲です。
「Les Morts Dansant」でした。「Isn’t it Enough」は、ダニー ワイルドの 1986 年のリリース
05. THE RIVER CRIED
ミステリアスな感じで始まるが・・・、やはりミステリアスな感じを引っ張iながら・・終わっていく。聴きこむ毎に好きになる曲。
06. ISN’T IT ENOUGH
イントロのギターがカッコいい! そしてパワフルなPATTY SMYTHの歌声もカッコイイ! ミドルテンポながらノリノリに・・。この曲もカバー曲ですが、1986年にリリースされたDanny Wilde(ダニー・ワイルド)のソロアルバム『The Boyfriend』に収録されシングルカットされヒットした曲ですね。
07. SUE LEE
アップテンポのポップロック! リズムもタイトでノリがいい! ライブ映えしそうな曲で好き!
08. TOUGH LOVE
更にノリがいいイントロ!すごく好きな曲。サビは一緒に歌っちゃいましょう!!ってくらい気持ちがいい!! ギターソロはメロディアスな感じで落ち着いちゃうんですけど・・その後にまた盛り上げるって、、よくあるパターンですが好き!
09. HEARTACHE HEARD ROUND THE WORLD
イントロのギターがカッコいい! そしてメロディがカッコいい! イイ感じのテンポで進行しますが、エモーショナルに歌うPATTY SMYTH! ギターソロで一旦落ち着く感じは前曲と同じかもしれないが、その後すぐに立ちあがる! アルバムの中で一番好きな曲かもしれません!!
☆. 9曲目の終わりに「PSPS」というタイトルの隠しソングあり
PATTY SMYTHの娘さん”RUBY”に捧げたものだそうです。
映像で楽しむ PATTY SMYTH『NEVER ENOUGH』
このアルバムからもMVは存在するのですが、公式な配信動画がありません。。。
YouTubeに「NEVER ENOUGH」なども検索すれば出てくるんですけどねぇ~。公式動画は見当たらない。
※記事後半にSCANDAL時代や再活動後のMVありますので、雰囲気はそちらでご確認を!
バンド:SCANDAL と PATTY SMYTH について
最初に伝えておきます。アーティスト名 PATTY SMYTH(パティ・スマイス)。
間違いやすいのですが、1970年代にパティ・スミス・グループ名義で活動していたクイーン・オブ・パンク(パンクの女王)とも称された、あのPatti Smith(パティ・スミス)ではございません!
1981年、ニューヨークでPatty Smyth(パティ・スマイス)とギターのZack Smith(ザック・スミス)を中心に結成されたバンド:SCANDAL のヴォーカルを務めていた。
もちろん、日本で今人気の女性4人組ロックバンドのSCANDALでもございません。
SCANDAL について
SCANDAL(スキャンダル)結成当時のメンバー
Vo:Patty Smyth(パティ・スマイス)
G:Zack Smith(ザック・スミス)
Key&G:Benjy King(ベンジー・キング)
Ba:Ivan Elias(イワン・エリアス )
Ds:Frankie LaRocka(フランキー・ラロッカ )
しかし・・ドラムは交代することになる。
そのドラムは Thommy Price(トミー・プライス)が担当する。
→その後、BILLY IDOL、JOAN JETT のドラムとして有名。
1982年、5曲入りミニ・アルバム「SCANDAL」でデビュー
SCANDAL ” Love’s Got a Line On You” PV 1982年
SCANDAL ” Goodbye To You” PV 1982年
1984年、1stフルアルバム「The Warrior」をリリース!
SCANDAL ” The Warrior” PV 1984年
アルバムタイトル曲の「The Warrior」はヒットするも・・・
デビュー後もレコード会社との確執、メンバー内の確執などゴタゴタ状態も続き、「The Warrior」ツアー終了後、解散。
そんな時に・・・あのVAN HALENの エディ・ヴァン・ヘイレンからデイヴ・リー・ロスの後任ヴォーカリストにスカウトされた!? って本当の話なのか??
PATTY SMYTH について
SCANDAL解散後、
1985年にThe Hooters のアルバム「Nervous Night」にゲスト参加したことが切っ掛けで、The Hooters のメンバーが曲作りに協力し、Patty Smyth(パティ・スマイス)のソロデビュー作品はここに誕生した。(レコードレーベルメイトだったしね)それが、今回紹介するアルバムである。
1987年、PATTY SMYTH(パティ・スマイス)1stアルバム「NEVER ENOUGH」発表。
1992年、2ndアルバム「Patty Smyth」発表。
その後は映画のサウンドトラックに楽曲提供したりしながら90年代を過ごすが、
2004年にSCANDAL再結成。
特別なコンサートのためにかつて人気のあった音楽グループの再会を試みた企画ものの番組が切っ掛け・・・。
その後もツアーをやったりして、PATTY SMYTH&SCANDAL って名義で。
新譜も披露したりしてましたが・・・・。
今は何処に!?
ニューヨークでマッケンローと子供達と楽しく生活しているに違いない。
そうそう、
PATTY SMYTH(パティ・スマイス)の最初の旦那さまは、Richard Hell(リチャード・ヘル)。知る人ぞ知る感じのミュージシャン/詩人?ですかね!?
お二人に出来たお子さんで、ルビーちゃん(娘さん)の名前の由来はローリング・ストーンズの名曲「Ruby ,Tuesday」からとったのは結構有名!?
そして・・再婚した相手が、テニスプレイヤーのJohn McEnroe(ジョン・マッケンロー)。
試合中、審判の判定にクレームや暴言を発することで有名。悪童マッケンローの異名を持つ男。
ちょっとやんちゃな男性が好みのようですね・・・・。
そして2020年、新曲を披露しています!
大人になった渋くて優しい感じ!?のPATTY SMYTH!!も楽しみましょう!
PATTY SMYTH ” Drive “ PV 2020年
Patty Smyth – Build A Fire (Official Music Video)
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムに纏わる個人的な想い出
SCANDAL時代はPOPなバンドという認識しかなく、ラジオで聴いたくらいでしたが、中学生の時に聴いたSCANDAL 「The Warrior」を聴いた時はカッコイイ!と思ったのでLPレコードを購入しました。
高校生の頃にソロとなったPATTY SMYTH が「NEVER ENOUGH」というアルバムを発売すると知って、購入しました。(この頃にはSCANDALのLPは中古レコード店に売ってしまいましたが・・・・)
とにかくサウンドが綺麗! そしてパワフルな歌声! 80年代のロック/ポップスのイイとこ取りのような楽曲! いつ聴いても、心躍るような感覚が蘇る!
大好きなアルバムでした!
当時、もっとパンキッシュなロックンロール、もっとハードなロックバンドが好きした。
もちろん、見た目が派手なバンドが大好物だった。
なので、周りの友人からは 「意外!」 って印象が強かったようでしたけど・・・。
基本的にはこういうポップロックも大好きです!
当時の音楽仲間の間では、意外と知られていないかもしれません・・・。
さらに言えば、カルチャークラブ、A-HA、シンディーローパーとか・・デビュー時のマドンナとか挙げたらキリがないかも・・・。
80年代のヒットチャートを賑わした曲やアーティストで好きな曲/アーティストは結構多いかも知れません。
青春時代ってそんなもんじゃないかな?
でもそういうのは・・何故かCD購入となるとベスト盤とかが多くなるんです・・。
いずれ、その辺もご紹介したいです。
PATTY SMYTH(SCANDAL)のベスト盤で 試聴コーナー
アルバムの視聴コーナー作れなかったので。。。。
ここで PATTY SMYTH(SCANDAL) のベスト盤で試聴コーナーを設けてしまいましょう。
下はLIVEのベスト
PATTY SMYTH(SCANDAL) 商品関連
今回は、PATTY SMYTH『NEVER ENOUGH』(1987年)アルバム・レビューでした!
このアルバムは入手困難なアルバムになってしまっているようです。。。。
またねぇー。
コメント