BANGLES『EVERYTHING』(1988年)
こんな方におススメ
- メンバー全員歌えるカラフルなコーラスワークを堪能したい方。
- 音の奥行や拡がりのあるサウンドを堪能したい方。
- 女性ボーカルのロックンロールを聴きたい方
- 甘酸っぱいメロディに酔いしれたい方
- PRINCE(プリンス)が好きになるほどのバンドに興味がある方
視聴コーナー
アルバム『EVERYTHING』について
1986年に2ndアルバム『DIFFERENT LIGHT(邦題:シルバースクリーンの妖精)』リリース後、1987年には映画「レス・ザン・ゼロ」のサウンドトラックに「Hazy Shade of Winter」を提供。この原曲はサイモン&ガーファンクルの「A Hazy Shade of Winter」。邦題は「冬の散歩道」。この曲もヒットを飛ばす!
※この映画「レス・ザン・ゼロ」のサントラには、POISONもKISSのカバーで参加したり、JOAN JETTも入っていたかと・・。日本での公開は1989年だったかな?
1988年には3rdアルバム『EVERYTHING』をリリース!(今回のレビューアルバム)
メンバー4名全員歌える強みを活かして、曲ごとにメインヴォーカルを変えてくるのはこれまで同様で楽しめます!!
今回紹介する3rdアルバム「EVERYTHING」は
ノリの良い曲も、甘酸っぱい曲も、とびきりのメロディで攻めてきます!
ヘッドフォンで聴いても、スピーカーで聴いても、家の中で聴いても、車の中で聴いても、喫茶店で流れていても、BANGLESの世界にどっぷり浸れます。
今回は、Susanna Hoffs(スザンナ・ホフス)以外のメインヴォーカルもかなりイイ曲に仕上げています!! 聴き応えバッチリ!
BANGLES (バングルス)について
ギター担当、ドラム担当のピーターソン姉妹によるバンドが解散した後に、新たにメンバーを探しているときにギター&ヴォーカル担当になるSusanna Hoffs(スザンナ・ホフス)と出合ったのが・・・、1981年。
その後、ベースとしてAnnette Zilinskas(アネット・ジリンスカス)を迎え入れ、活動を開始する。その時のバンド名はまだ、BANGLES (バングルス)ではなかった。
バンド名はザ・カラーズだった。その後、バンド名をザ・バングスに変更。
シングル「GETTING OUT OF HARD」をダウンキディ・レコードから発表すると、ロサンゼルスのFM局KROSのDJの目(耳)にとまり、ハリウッドのローカル・スターへとなっていく。
その噂を耳にしたI.R.Sレコード社長兼マネージメントオフィスL.A.P.Dオーナーが彼女たちのマネジメントに名乗りでる。
インディーズからのミニアルバムを発表する機会を得るが・・・同名バンドが既に存在してた為、バンド名を更に変更し、バングルスと名乗るようになる。
そして、記念すべきミニアルバム「バングルス」を1982年に発売。
しかし・・1983年にベースのAnnette Zilinskas(アネット・ジリンスカス)が脱退。
後任に残った3人の共通の友人でデビュー前のRunaways の元メンバーであったMichael Steele (マイケル・スティール)をメンバーに迎え入れ、ツアーを開始。
この頃、全米各地のFM局でもバングルスの曲は頻繁に流れることとなる。
そして、メジャーレーベルCBSとの契約が成立。
1984年にメジャー1stアルバム「All Over The Place(邦題:気分はモノクローム)」をリリース
1986年に2ndアルバム「DIFFERENT LIGHT(邦題:シルバースクリーンの妖精)」
そして、3rdアルバム「Everything」を1988年に発表する。
シングルとして、「In Your Room」、「Eternal Flame(胸いっぱいの愛)」もヒット!
しかし・・・
その後、活動休止/解散状態となる。
Susanna Hoffs(スザンナ・ホフス)はソロ活動開始。
Susanna Hoffs(スザンナ・ホフス)は1993年に映画監督 Jay Roach(ジェイ・ローチ)と結婚。
1997年の「オースティン・パワーズ」は、Jay Roach(ジェイ・ローチ)の大ヒットした作品。この映画サントラ盤には Susanna Hoffs(スザンナ・ホフス)の作品も収録されている。
1999年には映画「オースティン・パワーズ デラックス」のサントラ盤にはバングルスメンバー4名で「バングルス」名義でサントラ盤に収録されました。まぁ再結成という感じですね。
2014年には日本のテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』にBANGLESの楽曲「Walk Like an Egyptian」がエンディング曲に起用されたり話題もありました!
当時のBANGLES (バングルス)のメンバー
Vo&G:Susanna Hoffs(スザンナ・ホフス)
G&Vo:Vicki Peterson (ヴィッキー・ピーターソン)
Ba:Michael Steele (ミッシェル・スティール)
Ds:Debbi Peterson(デビー・ピーターソン)
BANGLES (バングルス)の音楽性
60年代のポップス・ロックが彼女たちのベースにあるようです。
ソングライティングをするうえで、どうしても子供時代に聴いたビートルズやフォークグループやソングライターからの影響が強いとの事。
そして、メンバー全員が歌えるということを武器にしたハーモニー/コーラスが作品をカラフルにしていることも特色。
更に、自分たちのソングライティング以外にもカバー曲や外部ソングライターの曲も演奏、アルバム収録されています。好きな曲や気に入った曲を自分達風に・・・とでも言うのでしょうか?
音楽を楽しんでいるようにアルバムを通して感じるところも魅力なのでしょう。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. IN YOUR ROOM(恋の手ほどき IN YOUR ROOM)
メインヴォーカル:SUSANNA(スザンナ)
ノリの良い、ミドルテンポの曲。SUSANNA(スザンナ)の声質のおかげで!?激しくならないのはオープニングには持ってこいの、フォーミングアップ曲か?
結構、病みつきになる曲ですね! 好きな曲です!
02. COMPLICATED GIRL(愛しのガール)
メインヴォーカル:Michael (ミッシェル)
ノリの良いテンポでありながら、Michael (ミッシェル)の声質のおかげで!?変にポップにならず、落ち着いた感じに仕上がっています。 昼下がりに木陰で聴きたい!好きな曲です!
03. BELL JAR
メインヴォーカル:VICKI(ヴィッキー)
ヘッドフォンで聴くと、左から右へ移動する小刻みに刻むギター?効果音?を追っかけてしまいます!! 結構シンセサイザー使いまくっています。
04. SOMETHING
メインヴォーカル:Michael (ミッシェル)
落ち着いた曲ですが、サウンド自体が綺麗で、聴いていて気持ちがイイです。
真夜中にじっくり聴きたい曲です。
05. ETERNAL FLAME(胸いっぱいの愛)
メインヴォーカル:SUSANNA(スザンナ)
甘酸っぱいバラード。甘酸っぱいといったら、やはりヴォーカルはSUSANNA(スザンナ)になるのでしょう! この曲も米英で1位獲得。
06. BE WITH YOU
メインヴォーカル:DEBBI(デビー)
歯切れのよいサウンドにのって、このアルバムで初めて、DEBBI(デビー)がヴォーカルを張ります!ライブではドラムを叩きながらになるのでしょう!
結構、ドラマチックなメロディも飛び出し、楽しめます!
07. GLITTER YEARS(憧れのGLITTER YEARS)
メインヴォーカル:Michael (ミッシェル)
ノリが良い感じで始まりますが、ほんの少し切ない感じのメロディも飛び出し、曲全体のイメージを豊かなものに仕上げてくれました。好きな曲です。
08. I’LL SET YOU FREE
メインヴォーカル:SUSANNA(スザンナ)
雨降りの日に喫茶店でコーヒーでも飲みながら、お気に入りの本でも読んでるときに流れてほしいと思う曲。その時だけは窓の外を眺めながら、人が行き交う様子を見ながら、もの思いにふけましょう!?
09. WATCHING THE SKY(大空の彼方に)
メインヴォーカル:VICKI(ヴィッキー)
ゆったりしたリズムで進行します。広大な草原で寝そべって聴きたい曲。青空の下か星空の下で聴いてみたい。でも、結構うるさいかも・・・・。
10. SOME DREAMS COME TRUE
メインヴォーカル:DEBBI(デビー)
元気な感じのイントロで始まり、軽快なドラムによって、心も躍り出す感じが好きです。終始軽快な感じがカッコイイ! DEBBI(デビー)が歌う時は、ドラムはいつも軽快な感じだ!
11. MAKE A PLAY FOR HER NOW
メインヴォーカル:VICKI(ヴィッキー)
VICKI(ヴィッキー)の歌う曲は少しくせもの的な曲が多いような気がするのは私だけ?
12. WAITING FOR YOU
メインヴォーカル:SUSANNA(スザンナ)
これまた甘酸っぱい感じになっちゃいます!歌うはお馴染みSUSANNA(スザンナ)です!
13. CRASH & BURN
メインヴォーカル:VICKI(ヴィッキー)
元気いっぱい、ノリの良いロックンロールに仕上げてくれました!! ラストはバシッと終わるので、最初はビックリしました! でも好きな曲です!
映像で楽しむ BANGLES『EVERYTHING』
このアルバム発売当時の映像を中心に紹介します!
アルバム『EVERYTHING』収録曲のMV
The Bangles – In Your Room (Official Video)
The Bangles – Eternal Flame (Official Video)
The Bangles – Be With You (Official Video)
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムに纏わる個人的な想い出
この3rdアルバム「EVERYTHING」は高校時代でしたが、バングルスのアルバムの中で一番好きなアルバムです。
全体的にキャッチーなメロディでサウンドが気に入れば・・問題なし!
って感じの音楽的嗜好をくすぐります!
てなことを言うと、こういうのも聴くんだ!?とビックリされたこともありました!
当時の私に対して周りの方々の印象は・・・。
ゴリゴリのヘヴィメタル好き、グラマラスなロックンロール好き、パンキッシュなロック好き・・・・。
などなど・・・。あまり親しくない方々は、そう思っていたことでしょう。
まぁ、上記の”〇〇好き”も外れてはいないですけど、ゴリゴリのヘヴィメタルは音楽的趣向からすると違うかもしれないんですけどね。まぁ、ジューダス・プリースト好き、メタリカ好きということが、そう思わせるのかな?
まぁ一番の好みは
派手なファッションでキャッチーなロックンロール、演られたら、一発でファンになっちゃいますから・・・。
映画『LESS THAN ZERO』サウンドトラックにBANGLESも参加
映画『LESS THAN ZERO』は、ロサンゼルスを舞台に上流社会の若者がドラッグ・セックス・パーティーに明け暮れる日常を描いた作品。
この映画のサウンドトラックには有名どころのロックバンドも起用されています!
私の好きなAEROSMITH、POISON、JOAN JETT & THE BLACKHEARTS、他にもSLAYERなど!
その中に今回ご紹介したバンドBANGLESもサイモン&ガーファンクルの「A Hazy Shade of Winter」のカバー曲で参加しています。邦題は「冬の散歩道」でしたが、この曲でもヒットを飛ばす!BANGLESだったのです。
The Bangles – Hazy Shade Of Winter (Official Audio)
BANGLES 商品関連
再結成後
今回は、BANGLES『EVERYTHING』(1988年)アルバム・レビューでした!
またねぇー。
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