80年代 サンフランシスコで結成後、トップ・ローカル・アクトとして成長!! 更なる飛躍に向けてハリウッドに進出! LAのクラブ・シーンでもトップの座に昇りつめたバンドの1stアルバムここの誕生! とは言え・・・デビュー迄には山あり谷あり・・苦難の連続だった!?
JETBOY『FEEL THE SHAKE』(1988年)
こんな方におススメ
- パンクもロックンロールもハードロックも好きな方
- ハードなサウンドでキャッチーな楽曲が好きな方
- 元HANOI ROCKS のサム・ヤッファが在籍したバンドに興味がある方
- AC/DCとNEW YORK DOLLSをミックスしたような音楽性に興味がある方
- ルックスだけでは想像できなかったサウンドに興味がある方
視聴コーナー :アルバム『FEEL THE SHAKE』
JETBOY(ジェットボーイ)について
サンフランシスコで結成されたバンド。
2名のギタリスト、Fernie Rod(ファー二ー・ロッド)とBilly Rowe(ビリー・ロウ)が出会って、JETBOY結成。
当初はボーカル不在でリハーサルをしていたとの事。
結成当時のJETBOY(ジェットボーイ)
Vo:不在
G:Fernie Rod(ファー二ー・ロッド)
G:Billy Rowe(ビリー・ロウ)
Ba:Todd Crew(トッド・クルー)
Ds:Ron Tostenson(ロン・トステンソン)
とある日・・・ライブハウスの路地の下水で寝ていたモヒカン頭の男をTodd Crew(トッド・クルー)が発見する。
その男こそ、ボーカルを担当するMickey Finn(ミッキー・フィン)だった。
カリフォルニアから引っ越してきたMickey Finn(ミッキー・フィン)は元々ドラマーだったが、ボーカルに転向して活動していたらしい。
第1期 JETBOY(ジェットボーイ)
Vo:Mickey Finn(ミッキー・フィン)
G:Fernie Rod(ファー二ー・ロッド)
G:Billy Rowe(ビリー・ロウ)
Ba:Todd Crew(トッド・クルー)
Ds:Ron Tostenson(ロン・トステンソン)
彼らは、サンフランシスコのクラブで 注目を浴び、ローカル・ヒーローとなった。
更なる飛躍のため、ハリウッドに移住し、そこでも注目を浴び、レコード会社(エレクトラ)との契約、レコーディングの話が進む中・・・
ベースのTodd Crew(トッド・クルー)が脱退。
突然のメンバー脱退の危機を乗り越えるために・・彼らが取った行動はなんと!
元HANOI ROCKS のSami Yaffa(サム・ヤッファ)にデモテープを送り続け、ラブコールを送った!!
根気負け?みたいな感じで・・・Sami Yaffa(サム・ヤッファ)がメンバーに!
第2期 JETBOY(ジェットボーイ)※デビュー当時のメンバー
Vo:Mickey Finn(ミッキー・フィン)
G:Fernie Rod(ファー二ー・ロッド)
G:Billy Rowe(ビリー・ロウ)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Ron Tostenson(ロン・トステンソン)
そして・・・メジャーデビューアルバムのレコーディングを継続するも、エレクトラとのレコード契約は流れてしまった。理由はマネジメント側の問題だったようだが・・・。
しかし、レコーディングしていた音源はMCAとのレコード契約が成立し、晴れて音源の発表となった。。。
レコード契約の不成立と成立の空白の期間で新たな音源もレコーディングしたのがアルバム2曲目の”Make Some Noise”だった。
レコーディング開始から1年半もの期間が経って・・・ようやく日の目をみることになったアルバムが・・・これ。
1988年、1stアルバム「FEEL THE SHAKE」発売!
JETBOY(ジェットボーイ)の音楽性
ボーカルのMickey Finn(ミッキー・フィン)曰く・・・
「パンクとロックンロールとブルースを体験することが出来る」と 自分たちの音楽について語っていた。
アメリカ本国の音楽雑誌では・・
「AC/DC、NEW YORK DOLLS、Led Zeppelin の要素を感じさせる」とリポートされた。
また、音楽的なスタイルは異なるが、イギリスのバンド Judas Priest の精神性に関しては自分たちの中にもあると認めているようでした。
そんなこともあって・・・1stアルバムのプロデューサーにJudas Priestの6人目のメンバーと称されていたトム・アロムをプロデューサーに起用するなどの拘りを見せた。
JETBOYの攻撃的なセンスは・・・直線的なAC/DCやJudas Priest に通じるもの。
廃退的なムードもありながら、より直線的な攻めの姿勢。
グラマラスなイメージもメンバーには漂っていたが。。。
ボーカルはモヒカン! ステージでは上半身裸! って・・・当時のロサンゼルスでは異質な存在だったかも知れませんね!
TOMOZY のアルバム『FEEL THE SHAKE』評価
収録曲へのコメント
01. FEEL THE SHAKE
シンプルなビートを叩き、ゆっくりと攻めてくる感じがたまりませんね!? 他のロサンゼルス組とは一味違うハードロックを奏でるところが憎い。デビューがちょいと遅かったのか? 早かったのか? さて・・・。 けっして、ヘアメタルとして聴いてはいけません。もちろんパンクと思って聴いてもいけません。純粋に縦ノリのロックンロールバンドと思って聴いてみるのがいいかも知れません。
02. MAKE SOME NOISE
結構、このボーカルの声質は好きかも知れません。この曲も縦ノリのロックンロールとして楽しめる。好きな曲です!
03. BAD DISEASE
疾走感があるノリノリの曲もカッコイイじゃないですか。ちょっとポップなアプローチが素敵です。好きな曲です!!
04. FIRE IN MY HEART
アップテンポの曲が続きますが、この曲のメロディもポップでカッコイイです。好きな曲が多いなぁ~。
05. HOMETOWN BLUES
すこし渋く決めてみました!って感じですが、若いので渋さに凄みはありません!でもこういうのが好きなんです!って感じで演奏しています。微笑ましい??
06. LOCKED IN A CAGE
お得意のアップテンポの縦ノリ、ロックンロール! 一応、タメも入れてみましたよ!って感じです。
07. TALKIN’
ちょっとAEROSMITHみたいな感じも取り入れてみました???って感じで歌うMickey Finn(ミッキー・フィン)ですが、スティーブン・タイラーにはなれませんでした・・・。
08. HARD CLIMB
アルバムで一番ポップな楽曲かもしれません。この曲好きです。午前中、高速道路を走りながら聴きたい曲。また夕陽をバックに高速道路を走りたい曲でもあります。好きな曲。
09. BLOODSTONE
こちらも渋い感じを出そうと思いましたよって感じですが、サビはポップで若さ満開!?・・・??
10. SNAKEBITE
ラストは一番ハードロックしてるかもしれません。
JETBOY・・・今聴いても カッコよかった!!
映像で楽しむ JETBOY
JETBOY『FEEL THE SHAKE』に収録されている楽曲のMVなどをご紹介
JETBOY- Feel The Shake
バンド名の由来でもある映画「ファスター・プッシーキャット!キル!キル!」の映像も・・・・
Jetboy “feel The Shake” with Sami Yaffa liveat the Whisky a go go June 1, 2012
2012年6月1日、ロサンゼルスのライブハウス「Whisky a go go」で行われた再結成JETBOYのライブですが、このライブは映画「ロック・オブ・エイジズ」のリリースパーティー!ということもあって、サプライズでデビュー当時のJETBOYラインナップでの演奏もあったんですよ!
ということで、サミ・ヤッファがサプライズで登場!
あとがき
JETBOY デビュー後のアルバムリリース
1988年、1stアルバム「FEEL THE SHAKE」発売
1990年、Sami Yaffa(サム・ヤッファ)脱退。
1990年、2ndアルバム「Damned Nation」発売 (1990)
1993年、解散
未発表音源なども含めた・・アルバム
1997年、「A Day in the Glamorous Life」発売
1999年、「Make Some More Noise」発売
2002年、「One More for Rock N’ Roll」発売
2010年、再結成
2010年、「Off Your Rocker」発売
2019年、「Born to Fly」発売
映像で楽しむ JETBOYその2
2019年、アルバム「Born to Fly」発売! 当時のMVがまたカッコいい!
まぁ、80年代の映像に比べるとメンバーもMickey Finn(ミッキー・フィン)も年取ってますけど、Mickey Finn(ミッキー・フィン)のモヒカンは今も健在!
JETBOY- “Born To Fly” (Official Music Video)
JETBOY- “Born To Fly” (Official Music Video)
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
最初は元HANOI ROCKS のベース:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)が参加しているから・・・という理由で購入しました!
でもHANOI ROCKSっぽくない・・・・。
とは言え、これはこれで好きな感じの楽曲が多かったのでお気に入りのアルバムとなりました。
まぁ、一般的なハードロックファンからは・・中途半端に聴こえるかと思いますが、そこが良かったのですけどね。
しかし、2ndアルバムは少し重い感じになって・・・個人的には好きになれなかった記憶なんですけどね。。。
まぁ・・・ルックス的な部分で、もっとパンキッシュな感じかと思いましたが、そうでもなくポップ!? に聴こえるのはリズムがシンプルな感じだからかも知れませんが・・。
80年後半、よく聴いたアルバムであるのは間違いありません。
JETBOY 商品関連
今回は・・・JETBOY『FEEL THE SHAKE』(1988年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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