グラマラスでパンキッシュなバンドマニアお薦めの1枚!
グラムロック? ロックンロール? パンクロック? ハードロック? なんでもあり!のバンドが パンキッシュでいながら、思いっ切りグラマラスでポップなアルバムを作っちまった!
THE ZEROS『4-3-2-1…』(1991年)アルバム・レビュー
こんな方におススメ
- ハードロックもパンクロックも好きだけど、ポップな感じが好みの方
- グラムロック、グリッター系が好きな方
- 素敵なパープルカラーの長髪に憧れがある方
- 建物をパープル色に塗って、バンドロゴを掲げる宣伝もしちゃうバンドに興味がある方
- あまり知られていないバンドネームが大好物な方
THE ZEROS /アルバム『4-3-2-1…』について
同名異バンドで、アメリカのパンクバンド、イギリスのパンクバンドが存在しています。
今回紹介するTHE ZEROS は上記2バンドと区別するため、グラムパンクバンドと称されています。
もともと・・・
1982年に The Double “O” Zeros として活動開始
結成当時は、アメリカのニュージャージー州にて活動しておりました。
The Double “O” Zeros 結成メンバー
Vo: Sammy Serious
G: Joe “Normal” Hutchinson
Ba: Mace Byers
Ds: Jim “Mr. Insane” Hutchinson
1984年、ニューヨークのWNBC でのラジオショーのテーマ音楽として「HOWARD STERN」を録音したことで話題となる。
1985年、当時ニュージャージーに拠点を置くレコードレーベルMountain Mountain Recordsから、「Be A Zero」という5曲の7インチEPをリリース。
1986年にロサンゼルスに活動拠点を移す。
バンドの名前は The Zeros に変更。
The Zeros メンバー
Vo: Sammy Serious
G: Joe “Normal” Hutchinson
Ba: Danny Dangerous
Ds: Jim “Mr. Insane” Hutchinson
マネージメントには元POISONのマネージャーが着任し、ヴィジュアル戦略を企てる。
ルックスアピールとして
・パープルヘア+カスタムメイドの Converse thigh-high sneakers
・68年式 Chevrolet Nomad Wagon の hot-rodded style でパープルカラー
この組み合わせをバンドのイメージ戦略に活用する
新加入のベーシスト Danny Dangerous の幼馴染による雑誌、チラシ、関連グッズ、アルバム表紙などに肖像イラストを描きまじめ話題となる。
1987年、NBCのホームコメディEasy Street に登場!
1988年、コメディ映画「Tapeheads」の中で、あの The Dead Boys/The Lords of the New Church でお馴染み?の Stiv Bators が歌を歌うシーンがあり、その曲をTHE ZEROS ボーカリストの Sammy Serious が作曲している。
1991年、アルバム「4-3-2-1…」発売。
Restless Records からの発売。
Restless Recordsは、宣伝戦略の一環で、バンドイメージカラーのパープルを用いて、建物をパープル色に塗って、THE ZEROS のバンドロゴを掲げるという荒業を実行。
その建物は「Whisky A Go-Go」と「Coconut Teaszer」というところ・・・やることが エグイ !!!
とは言っても・・・
ローカルヒーロー的な活動にとどまり、知る人ぞ知るバンドで・・・・
その後もアルバムを発売していたんです・・。
1993年、アルバム「Names Vol. 1」発売(Restless Records)
1994年、アルバム「Rule The World」発売(Blammy Bros. Records)
しかし・・1996年、分裂
その後・・・
ヴォーカルのSammy Serious は バンド名:Serious Suicide を結成。
ギター Joe “Normal” HutchinsonとベースのDanny Dangerous は
元JETBOYのボーカル Mickey Finn と元Glamour Punks の Spazz Draztik とともにサイコビリー・バンド:Cold Blue Rebels を結成。
そして・・・
今回紹介した「4、3、2、1…」が2015年、Warner Bros. Recordsから再リリースされていました。
更に・・・Sammy Serious は
Sammy Serious The Zeros という名のもと、YouTubeチャンネルを開設していました!
いまは・・・パープルヘアもどうやら・・・パープルの髪型帽子!?をかぶってコメディアンなんだかミュージシャンなんだか、よくわからん活動をしているようです。。
映像で楽しむ コーナー で その動画リンクをつけておきますのでお楽しみに。
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. Introduction
1曲目からメンバー紹介の曲、というか・・・バンドの挨拶だな!
02. Oh Yeah
ご機嫌なロックンロール! パンキッシュなスピード感ものりやすい! メロディはキャッチーだし、バックコーラス、掛け声も 歌い・叫びながら、騒ぎやすい曲!
03. Love’s Not Fair
ミドルテンポの曲ですが、単語を並べただけのAメロは気持ちいい! そしてギターが少しハードロック寄りになったりしますが許せます!! サビはめちゃポップ! カッコイイ! この曲シングルカットされたんですよねぇ。
04. Sticky Sweet Girls
甘酸っぱいメロディライン! ですが、バックは攻めてきます! ノリノリのポップソングです! 80年代半ばに活躍した POPなロックンロールバンド、CANDY も真っ青?
05. Zero To Mom
キャッチーなロックナンバー! 70年代に活躍した BAY CITY ROLLERS をテンポを変えずにパンクカバーしたような感じで、最高!!!にカッコいい!
06. Death Girl(Did You See?)
イントロはハードロックと言われそうなサウンドで攻めてくるが、嫌みがない。Aメロは始まれな、これ!これ!って感じのイカしたパンクフレーズ?に・・そして素敵なこバックコーラスが爽やかすぎる!
07. Rich Chicks
良い感じのロックンロールナンバー! BAY CITY ROLLERS も真っ青? なポップナンバーのパンキッシュバージョンのような感じ!! バックコーラスの綺麗な部分以外の、掛け声的なバックコーラスのところは!一緒に叫んで楽しみましょう!
08. Nobody Cares
おっと・・・落ち着いた綺麗な曲です。素敵なギターのアルペジオも新鮮です! バックコーラスは、これまた綺麗な歌声で決めてくれます! 時より入ってくるピアノの音色も素敵です!
09. Too Young
思いっ切り歪んだギターサウンドがハードに攻めてきます! アルバムで一番ハードロックしちゃってる感じでしょうか? 楽曲はロックンロール!でカッコいいっす!
10. Society
おーーー! アコギをかき鳴らしできました! そして・・・小刻みに刻む歪んだギターサウンドに切り替わって、ノリノリに!カッコいい感じにアレンジされてます。
11. Wish I Knew
今度はピアノ・アコギでのイントロから、ハードなサウンドへ・・・。ミドルテンポの楽曲で、Oasis も タジタジ!? イカした楽曲です!
12. Do You Want Some More ?
あれ? ドラムソロ!って掛け声から、ほんの少しドラムソロがあって、すぐにポップなパンクロック!? 中毒性のあるメロディがリフレインされて・・・。
13. Raging Rock And Roll
ギタリストを煽りながら始まる! しかもヘヴィメタルギター!カモン! とか言ってるし・・・。なんでもありなバンドだ! サビはわかりやすいメロディだけどね・・。ラストは確かにハードロック/ヘヴィメタルバンド的なフレーズだぁ・・。
14. 4-3-2-1
勢いのイイ、ポップ・パンク・ロックンロールナンバー! って感じの楽曲です!
15. Goodnight
ラストは綺麗なバックコーラスが涙を誘います!? 歌メロも、少し悲し気で別れを惜しんでいるようですが・・・ハードはサウンドになってから・・あらまた、バンドとメンバーを紹介しなおして・・・SHOW は 終演します・・・。 では、おやすみ!
THE ZEROS「4-3-2-1…」は 90年代のグラムロックアルバムだった!
映像で楽しむ THE ZEROS『4-3-2-1…』⁺α
THE ZEROS に関連する動画を集めました!
アルバム『4-3-2-1…』収録曲 MV
THE ZEROS / LOVES NOT FAIR
シングルカットされた曲です。もちろん音源はレコーディングされたものなので、ライブよりも荒々しさよりもグラマラスな雰囲気たっぷりのモノですね。
THE ZEROS / ZERO TO MOM
基本的にステージ上での演奏シーンで構成されたMV まぁ音源に合わせずに雰囲気で演奏シーンを繋いでいるのもこのバンドらしいいかな。
アルバム『4-3-2-1…』収録曲 LIVE映像
THE ZEROS / OH YEAH (live)
ライブだと曲短い!って滅茶苦茶感じます!けど楽しそうですねぇ~
THE ZEROS / Do You Want Some More (live)
アルバムよりもライブは荒々しくて面白い!
THE ZEROS / 4-3-2-1 (live)
こちらも荒々しくて楽しい! やはりグラマラスなパンキッシュなロックンロールバンドだよ。。
あとがき
The Double “O” Zeros 時代の秘蔵映像!
The Double “O” Zeros 時代の映像ですが、Sammy Serious 若い!
THE ZEROS ボーカリスト:Sammy Serious ユーチューバーに転身?
THE SAMMY SERIOUS OLD GEEZER ROCK AND ROLL SHOW «2022年»
2020年のSammy Serious(The Zeros?) が歌う! The Zeros「4-3-2-1…」もちゃっかり宣伝・・・。
でも楽しそうで・・なにより・・。 そしてパープルピンク色の長髪帽子も良くお似合いです!?
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバムは・・ジャケ買いです!
輸入専門レコード店(というかCD店?)で、他のCD購入時にジャケ買いした記憶。
ジャケット表のイラストでは「どうしようかな?」で購入迷いましたが。。
ジャケット裏のメンバー写真を見て「よし!購入!」と決めたアルバムです。
正直、ショボかったらどうしよう?と思ったのですが、想像以上にイイ感じのサウンドで購入して本当に良かったと思いましたねぇ~。
グラマラスでキャッチーなメロディのロックンロールバンドファンにお薦めです!
THE ZEROS 商品関連
今回は、THE ZEROS『4-3-2-1…』(1991年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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