アルバムタイトル「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」の()内「A WHITER SHADE OF PALE(邦題:青い影)」ですが、イギリスでシングルとして発売された楽曲である。
当初イギリスのLPレコードには「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」は収録されていませんでした。
その後、シングル曲の「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」もアルバムに収録し、再リリースされたアルバムには()書きで「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」と記載されたものも発売されました。
特にCD発売時には、そうなっていましたねぇ~。
PROCOL HARUM「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」(1967年)
こんな方におススメ
- ブリティッシュロックがお好きな方
- プログレロックが好きな方
- 哀愁漂う楽曲で感傷的になりたい気分もたまにある方
- この曲知ってる! けど誰の曲か知らない!ってことがある方
- オルガンの音色が響く楽曲が好きな方
アルバム「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」について
私が所有していたCDは発売元:テイチク株式会社(Manufactured by TEICHIKU RECORDS CO.LTD.in Japan)の国内発売CD(25CP-11)でした。
このアルバムには1曲目に「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」が収録されています。
PROCOL HARUM(プロコル・ハルム)について
もともとはR&B(リズム&ブルース)バンド:The Paramountsの中心人物だったGary Brooker(ゲイリー・ブルッカー)が詩人のKeith Reid(キース:リード)と出合い楽曲の共同制作が始まる。
詩人との共同作業って面白いですね。
共同作業で作成されたシングル「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」の大ヒットにより、その後、数多くのアーティストにカバーされることとなる。カバーは海外アーティストの他、日本国内でも数多くのアーティストがカバーしている。
また、TV-CFにも使われるなど、耳にすることが多かった時期もあるため、
アーティスト名は知らないけど、この曲知ってる!っていうパターンへ・・・・。
バンド編成としては、ピアノとオルガンのツインキーボードスタイル。クラシカルで壮大な楽曲は、R&B的要素とクラシック的要素を融合させ、独特のスタイルを築き上げる。以降1970年代のプログレッシブ・ロックの先駆者として再評価されている。
シングル曲「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」以外の曲は壮大なクラシック要素は薄い感じである。
とは言え、記念すべき1stアルバムを堪能してみるのも良いのではないでしょうか? アルバム全体モノラル録音ですが、そこがまたイイ!
アルバム発売当時のPROCOL HARUM(プロコル・ハルム)メンバー
Vo&Piano:GARY BROOKER(ゲイリー・ブルッカー)
H-Organ:MATTHEW FISHER(マシュー・フィッシャー)
G:ROBIN TROWER(ロビン・トロワー)
Ba:DAVID KNIGHTS(デイヴィッド・ナイツ)
Ds:B.J.WILSON (B.J.ウィルソン )
WORDS:KEITH REID(キース・リード)
TOMOZY のアルバム「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」評価
視聴コーナー
収録曲へのコメント
今回は私が所有しているCDの曲順でコメント致します。
01. A WHITER SHADE OF PALE(青い影)
聴いたことはある!って方も多いのではないでしょうか?
オルガンの音色が悲しい感じを演出しています。もちろん、語り掛けるように歌うGARY BROOKER(ゲイリー・ブルッカー)の歌声も哀しい感じ。聴いているこちらは、想像力も高まりつつも、物思いにふけること間違いなし!? モノラル録音です。
楽曲50周年時にはステレオMIXされたバージョンも誕生しました。
02. CONQUISTADOR(征服者)
この曲が真のアルバム1曲目。モノ悲しげな部分も少しはありますが、ソコがイイのです。でもサビはダイナミックな感じで、キーボードも暴れる激しい曲です。
03. SHE WANDERED THROUGH THE GARDEN FENCE
すこしPOPな曲です。オルガンの音色はここでも活きています。
耳を劈くような音圧はありませんが、なんかイイって感じてしまう曲。
04. SOMETHING FOLLOWING ME
イイ感じの落ち着く進行なので、ゆったりとしながら聴きたい曲ですね。結構好きな曲です。
05. MABEL
楽し気なイントロから始まる、愉快な曲。酒場で酔っぱらいながら歌っているような感じがたまりません。
06. CERDES
ちょっと気難しそうな曲。。酔いどれ気分で聴くと頭のなかで自身もギターソロ弾いてるような気にさせる曲です。
07. A CHRISTMAS CAMEL
ピアノのイントロから始まりながら歌い上げるGARY BROOKER(ゲイリー・ブルッカー)。でもところどころ悲しい感じもでてしまうところがイイ。
08. KALEIDOSCOE(万華鏡)
ノリも良い楽曲。ステレオ録音で聴いてみたい。オルガンも激しく唸っています。ロックを感じる楽曲
09. SALAD DAYS (ARE HERE AGAIN)
ピアノとオルガンの音色が楽し気に聴こえるのは私だけだろうか?結構好きな曲である。
10. GOOD CAPTAIN CLACK
明るいノリの楽曲で、聴いているこちらもサビで歌ってみたくなる。
これも酒場で酔っぱらいながら歌い楽しむようで好きな曲です。
でも・・・・突然終わるんだよ。
11. REPENT WALPURGIS(ヴァルプルギスの後悔)
哀しい旋律のイントロから始まるが、、テレビドラマの主題歌を歌なしでテンポを落としてゆっくりさせた感じがたまりません。
映像で楽しむ「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」
オフィシャル・ビデオ:A WHITER SHADE OF PALE(青い影)
「A WHITER SHADE OF PALE」のオフィシャル・ビデオがレコードレーベルのYouTubeチャンネルにありました!
A WHITER SHADE OF PALE(青い影): 50周年ステレオミックス ※audio
あとがき
TOMOZY(トモジー)の超個人的なアルバムにまつわる想い出
中学生の頃に聴いたアルバムに「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」のカバーが収録されていてたんです。ハードロックバージョンでしたね。
そのバンドは HSAS というサミー・ヘイガーとジャーニーのニール・ショーンなどが結成したバンドのアルバムだった。このアルバムもレンタルだったのですが、「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」の曲は衝撃的でした。ギターアレンジでのカバーでしたが、一発で好きになった曲。このCDは探してみたけど、購入していないのかも??(ついに発見! どうやら購入していたみたいです。あとで記事にします)
この「A WHITER SHADE OF PALE(青い影)」の原曲を聴きたくて、社会人になってからCDを購入したのが、今回紹介したPROCOL HARUM「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」である。それまでも何度かオリジナルを耳にする機会はあったのですが、やはり聴きたい時に聴きたいので・・・。原曲の入ったCDを購入。
モノラル録音されたアルバムは時代を感じましたが、そこがまたイイ。と思いながら、その頃聴いていたハードな楽曲とは違った味わいが小学生、中学生の頃にラジオに夢中だった頃を想い出させてもくれましたね。
このアルバムを購入した時期は、社会人になり大人買いできるようになってきた時でしたので、70年代、60年代などに発売されたアルバムのCDがあれば、まとめて購入してた思い出があります。
しかし、今なお、ほしいけど手元にないアルバムもありますけどね。
アルバム自体は私が生まれる前のものですが、満足いく買い物でした。
でも、PROCOL HARUMのアルバムはこの1枚した手元にありません。
言ったら、きりないけど。多分、沢山の音楽を聴きたい私はサブスクリプション系の音楽サービスが合っているのかもしれませんね。
今回はPROCOL HARUM「PROCOL HARUM (A WHITER SHADE OF PALE)」(1967年)アルバム・レビューでした。
今なら、コレクションCDも販売されていました!
それでは、またねぇ~
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