MANIC STREET PREACHERS メジャーデビューアルバム「GENERATION TERRORISTS」のUSデビューアルバムと思いきや!! 日本国内で発売された『STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)』ってタイトルのCDは日本編集盤のアルバムだったんです! イギリスでの人気と同様、日本でも「こいつらは本物か!? 偽物か!?」 なんて議論はどうでもいい! ってくらいロック好きには、注目のバンドだったんです! という事で日本のファンに向け、US用のミックスも楽しんでもらおうって企画のアルバム登場!
MANIC STREET PREACHERS『STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)』(1992年)
こんな方におススメ
- 紆余曲折、いろいろドラマがあるバンドに興味がある方
- インタビュー中に腕に「4 REAL 」と切り刻んだバンドに興味がある方
- 何気にパンキッシュでハードなバンドに興味がある方
- 英国盤と米国盤の聴き比べも面白いと思う方
- デビュー時、日本でも熱狂的なファンのいる人気バンドに興味がある方
MANIC STREET PREACHERS /アルバム『STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)』について
MANIC STREET PREACHERS のメジャーデビューアルバム「GENERATION TERRORISTS」には英国盤と米国盤が存在するようですが、日本国盤は英国盤の音源ですかね。
ジャケットデザインは、どちらも基本同じです。
で、今回紹介するのは、米国盤の音源を利用した日本編集盤のアルバムです!
この頃、海外の注目アーティストって、アルバム未収録のシングル曲などを集めた企画編集盤ってのがデビュー前のご挨拶的だったり、デビュー後の反響に応じて追加アイテムとして売り出したり・・・と、よりバンドを知ってもらおうという感じのリリースが多かったように感じます。
今回のMANIC STREET PREACHERS「STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)」も同じような感じでしょう。
楽曲はオリジナルに比べ、厳選した感じで8曲に絞られています。
ちなみに・・・
MANIC STREET PREACHERS の場合は・・・
1991年後半に メジャー初シングル「Stay Beautiful」をリリースします。
そして日本ではこのシングル+他のシングル曲も収録させたミニアルバム「Stay Beautiful」として発売
その数か月後の1992年に バンド生命をかけたデビューアルバムが発売!
※バンド生命をかけたデビューっていうと
1991年前半、インディー時代に発表されたこの内容が・・・・。
「30曲入り2枚組のデビューアルバムを発表し、世界中でNo.1にした後、解散する!」という声明だったから・・・・。
しかも雑誌インタビュー時に、大げさな宣伝的発言に激怒したメンバーが、自分たちは本物であることを証明するために「4 REAL (本気だ)」とカミソリの刃で自らの腕に切り刻み17針の大怪我を負うという出来事はちょっと有名な話
※若いロック好きに、真似してほしくないけどね・・・。
たしか、同時期だったと思うけど、
日本正式デビュー盤とは別に US MIX盤も発売されましたね~。
そして、運命のメジャーデビューアルバムの発売!
世界中でNo.1にはなれなかった・・・。アメリカでは全く評価されず・・・。
しかし!本国イギリスや日本では大人気!!(結構、そういうバンド多いんだなぁ)
で、結局、バンドは解散に関しては撤回し、活動継続を決意・・・・
サウンド的な話をするとインディー時代や ミニアルバム『Stay Beautiful』の頃のパンキッシュで勢いのある楽曲を程よいエフェクトでタイトな感じが好きだった。
しかし、
デビューアルバム『GENERATION TERRORISTS』はエフェクト処理が結構されてる感じ。重厚な感じで、ベースやドラムサウンドは音や位置もかなり変わっている感じ。
まぁ、ヘッドフォンで聴く場合とスピーカーと通して聴くのとで、曲の印象も違ってくることもあるので、曲によっては、オリジナル版が好き、US MIX 版が好きって、それぞれで異なったりしましたけどねぇ~。
英国盤/日本盤の1stアルバム『GENERATION TERRORISTS』に関する記事はこちら
視聴コーナー
今回、視聴用の配信音源用意できませんでした。
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. Slash N’ Burn
デビューアルバムでも1曲目でした! しかし、スネアの音がスネアらしい! オリジナルよりも、低音は控えめでタイトな印象で、明るい感じで好きです。
02. NAT WEST – BARCLAYS – MIDLANDS – LLOYDS
続く2曲目、奥行きや低音が物足りないと感じます。この曲はオリジナルの方が好きです!
03. You Love Us
ちょっとアップテンポで盛り上げてくれます。この曲はこちらの方が好みかも。デビューアルバムのサウンドも嫌いじゃないけどね。
04. Democracy Coma
この曲はオリジナルのデビューアルバムには収録されていません。メジャーシングル2枚目の3曲目に収録されていました。 結構、好きな曲です。
05. Crucifix Kiss
オリジナルデビュー盤には、イントロ前に追加された部分がありましたが、こちらはシンプルな楽曲です。この曲のちょっと悲しいけどノリの良いメロディは、こちらのMIXもオリジナル盤 どちらもいい感じですね。 ちょっと隠し味に使ったピアノの音色はこちらの方がはっきり聴こえます・・・。
06. Little Baby Nothing
綺麗な楽曲の為、MIXによっては聴こえ方も変わるだろうと思います。オリジナルデビュー盤はベースが結構前に位置してる感じで、サウンド的な圧を感じますが、こちらは自然な感じですね。 オリジナルデビュー盤は夜が似合う感じ・・・。こちらは午前中も似合いそうです・・・。良い曲で好きです!
07. Repeat
かなり実験的な楽曲・・・これは、オリジナルデビュー盤の方が聴こえがイイ感じがするのは気のせいかもしれませんが、好き。
08. Repeat(UK)
勢いのある楽曲。これに関しては、US盤の方が抜けがよく聴こえるのは気のせい?
久しぶりの MANIC STREET PREACHERS「STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)」でしたが、曲によって、オリジナルデビュー盤との違いが気になったりしましたねぇ~。でも好きな楽曲揃いで素敵な企画盤ですねぇ~。
映像で楽しむ MANIC STREET PREACHERS
MANIC STREET PREACHERSに関連する動画を集めました!
MANIC STREET PREACHERS 初期の映像
Manic Street Preachers – Motown Junk
全世界デビュー前にリリースされていた楽曲のMV
Manic Street Preachers – You Love Us (Heavenly Version)
この曲の音源は全世界デビュー前の音源で作られた「You Love Us」のMV
おまけ:BAND HISTORY VERSION 「This Is the Day」
2011年にリリースされたシングル「This Is the Day」のBand History Version です!
もちろん、Richey Edwards(リッチー・エドワーズ)の姿も!
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
この「STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)」といいうアルバムを購入したのは、2ndアルバムが発売される前でした。最初に聴いた MANIC STREET PREACHER は、日本盤の企画ミニアルバム「Stay Beautiful」でしたので、このサウンドに近い方が好みかもしれません。
その為、この「STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)」の方が、メジャーデビューアルバムよりも、しっくり来るんだけど、曲によっては、最初に聴いた、メジャーオリジナルアルバムの方が好きだったりするのもあって、面白いなぁ・・・と。
当時は、よく聴き比べしてました!
MANIC STREET PREACHERS 商品関連
今回は、MANIC STREET PREACHERS『STARS AND STRIPES (GENERATION TERRORISTS US MIX)』(1992年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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