楽曲『〇〇〇〇〇』というと誰? という回答のアーティストは、もしかすると…人それぞれ違う回答が出てくるかもしれません…。
今回は楽曲『DANCING WITH MYSELF』オリジナル楽曲vsカバー楽曲でお送りいたします!
同じ楽曲ですが、アレンジや演奏スタイルなど、違いを楽しみながら楽曲『DANCING WITH MYSELF』を堪能してみましょう!
『DANCING WITH MYSELF』のオリジナルは誰?
まず最初に楽曲『DANCING WITH MYSELF』のオリジナルは誰なのか?
曲名および曲自体を知っている!という方もいるのではないでしょうか?
この曲『DANCING WITH MYSELF』が広まったのは80年代にイギリスからアメリカに渡った”BILLY IDOL(ビリー・アイドル)”がリリースした『DANCING WITH MYSELF』だと思いますが、実はそれ以前にリリースされていた曲なのです。
オリジナルはGEN X(GENERATION X)というイギリスのROCKバンドである
1970年代後半のパンク・ロックムーヴメントの後半に活躍していたBILLY IDOL 率いるロックバンド:GENERATION Xの3枚目制作中にバンドメンバーの脱退などもあり、リリースされることなく幻の3作目となってしまいます。
新メンバーを加えて最終的に編集及び再収録などを経て発表したアルバム「KISS ME DEADLY」に収録されている楽曲でした。
このアルバム「KISS ME DEADLY」をリリースするにあたり、バンド名の表記を ”GEN X”に変更してのリリースでした。
『DANCING WITH MYSELF』はシングルリリースもされました。商業的な面では、全英シングルチャートで62位を記録しています。
まだ、この頃は世界的に影響を持つ楽曲にはなっていませんでしたが…。
ちなみに、この『DANCING WITH MYSELF』のアイデアはGENERATION Xのジャパンツアー時にアイデアが生まれたそうです。
それは、ボーカルの BILLY IDOL(ビリー・アイドル)とベースのTONY JAMES(トニー・ジェイムズ)が東京のディスコを訪れた時に踊る若者が、向かい合って踊るのではなく、壁に張り巡らされた鏡に自分の姿を映しながら踊っていた光景に衝撃を受けたことが切っ掛けだったとの事。
BILLY IDOL(ビリー・アイドル)がアメリカ進出後に同曲をリリース!
所謂セルフカバーなのですが、バンド解散後、BILLY IDOL(ビリー・アイドル)は渡米するのですが、アメリカの市場を考慮し、ボーカルとドラム(パーカッション)を強調してリズミカルなサウンドを目指した作品でした。
アメリカでリリースした『DANCING WITH MYSELF』は、ビルボードのホット・ダンス・クラブ・プレイ・チャートで27位を記録しました。
GEN X(GENERATION X)と BILLY IDOL の本家対決⁉
GEN X(GENERATION X)の『DANCING WITH MYSELF』
GEN X – Dancing with Myself(audio)
歌メロ時もギターは前に位置しており、荒々しい感じに仕上がっています。
BILLY IDOL の『DANCING WITH MYSELF』
Billy Idol – Dancing With Myself (Official Music Video)
アメリカで成功するため、より洗練されたミックスとしてドラム(パーカッション)とボーカルを強調し、ベー歌メロ時にはギターサウンドは控えめにし、ベース音の位置づけも絶妙にリズミカルな感じに聴こえるような調整をしていると思います。これにより、GEN X のバージョンよりもダンサブルな雰囲気となり聴きやすくなっています。
Billy Idol – Dancing With Myself (RAC Remix)
さらにBILLY IDOL時代に完全にエレクトリックなダンスナンバーとしてのミックスバージョンも制作しています。電子音だらけの楽曲なので、ビックリします!
『DANCING WITH MYSELF』のカバーを楽しむコーナー
有名/無名ロックバンドによる『DANCING WITH MYSELF』カバー
The Donnas 「Dancing With Myself」(audio)
映画「Mean Girls」(リンジー・ローハン主演)に起用された楽曲です。
Club Soda – Dancing With Myself (Billy Idol Cover)
ポルトガル語のHPがあるバンドその1
Banda Riffer – Dancing with myself – Billy Idol
ポルトガル語のHPがあるバンドその2
SHOCK! – Dancing with myself
国籍不明? 多分アメリカの若者による「Dancing with myself」はエネルギッシュで新鮮なカバーに仕上がっています!
BLINK 182 – Dancing With Myself(audio)
BLINK 182 らしい、スピード感のある「Dancing With Myself」が聴ける!
The Dollyrots – Dancing with Myself(audio)
The Dollyrots は2000年に結成されたロックバンドでベース/リードボーカルの奥様、ギターの旦那様の夫婦をメインのユニット?バンドスタイル?での活動も行っているアメリカのパンクバンド。
2022年1月にリリースされた「Down The Rabbit Hole」に収録されています。
ジャンル違いのアーティストによる『DANCING WITH MYSELF』カバー
Nouvelle Vague – Dancing With Myself(Full Track Audio)
フランスの音楽プロジェクト:Nouvelle Vague(ヌーヴェル・ヴァーグ)によるボサノバ風の『DANCING WITH MYSELF』!
Dancing With Myself – Billy Idol (Postmodern Jukebox Cover) ft. Chloe Feoranzo
BARとかで演奏されていそうな雰囲気が大人ムード満載な仕上がりとなっています!
2 Girls 1 Harp! Dancing With Myself (Billy Idol) – Harp Twins – Electric Harp
凄い!という一言に尽きます。ハーブを双子の姉妹で弾くつつ、リズムもハーブの脇だったり足踏みだったりで音だしてるんだろうか? 結構たまげたカバーだし、素敵なカバーです!!
ちなみにHarp Twinsは他にもロックミュージックのカバーを沢山
本人出演の『DANCING WITH MYSELF』オンラインカバー
Billy Idol en cuarentena canta ‘Dancing with myself’ con Jimmy Fallon y The Roots – Radio Oasis
ペルーのラジオ番組 Radio Oasis 100.1 FM による楽しいカバー!(オンライン収録ですかな?)
まとめ
全13曲(12組)の『DANCING WITH MYSELF』
今回、有名/無名問わず YouTube で探してみました。
ご紹介した『DANCING WITH MYSELF』を演奏したアーティストは12組(13曲)です!
それぞれのアーティストが思い描く『DANCING WITH MYSELF』アレンジを聴きながら、好きな曲がカバーされていると聴きたくなります。
カバーしたアーティストがどんな風にアレンジして演奏するのか?
そのカバー曲を聴いて、そのアーティストの他の曲も聴きたくなる事もあります。
もしかしたら、原曲を知らずにその曲を好きになるコトもあります。
音楽って楽しい!って素直に思えることが嬉しい…。
どのアーティストによる『DANCING WITH MYSELF』が好みですか?
いかかでしたでしょうか? 楽曲『DANCING WITH MYSELF』対決
あなたは、どのアーティストの『DANCING WITH MYSELF』を好きになりましたか?
ん? Green Day/The Coverups のカバーVERがないじゃん?って聞こえてきたような…。(公式Verが無かったので、掲載できず)
私は…以下の3つが好みです!
・BILLY IDOL の『DANCING WITH MYSELF』
・The Dollyrots の『DANCING WITH MYSELF』
・Harp Twins の『DANCING WITH MYSELF』
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