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THE YELLOW MONKEY『JAGUAR HARD PAIN』(1994年)アルバム・レビュー

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THE YELLOW MONKEYの3rdアルバムは『JAGUAR HARD PAIN 』というタイトルでしたが…今回は邦題そのまま「ジャガーハードペイン」でした…。でもね、このアルバムはTHE YELLOW MONKEY 初のコンセプトアルバムだったのです…。

目次

THE YELLOW MONKEY『JAGUAR HARD PAIN』(1993年)

こんな方におススメ

  • 独特なテーマと独特な言葉選びの歌詞を堪能したい方
  • コンセプトアルバムを作るロックバンドに興味がある方
  • 吉井和哉さんが坊主頭にしてまでも演じたかったJAGUARに興味がある方
  • チャートを意識したアプローチ前のイエモン初期作品を聴きたい方
  • 長髪系、国内ロックバンドの流行に敏感だった人

3rdアルバム『JAGUAR HARD PAIN』について

1st、2ndアルバムと比べるとロック色が少し強くなっていると感じる3rdアルバム「JAGUAR HARD PAIN」はコンセプトアルバムとして発表されています。

2ndアルバム『EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)』のジャケットに登場したMARY(マリー)の恋人、JAGUAR(ジャガー)が主人公の物語。

その JAGUAR(ジャガー)は魂だけが時を50年もタイムスリップした軍人で恋人MARY(マリー)を探すという設定なんだと。

以下、当時のアルバムライナーノーツより引用

ジャガーとは1944年、異国の戦地にて戦死した若者の名前です。彼はとても野生的な瞳をしていて、性格も凶暴で女にだらしが無く、我儘でとてもナルシストで楽天家で、それでいて泣き虫でおセンチで少しだけ純粋で・・・と、正に僕たちの考える”人間の本来の姿”の象徴でもあるのです。そしてこのジャガーとは、あなたのまわりに確実に存在する”肉体は死んでも魂だけは永遠にいきている”人達の象徴でもあるのです。このお話はジャガーが死ぬ瞬間に祖国に残してきた、恋人”マリー”の魂を見てしまったために肉体が滅んだ事にも気付かず、魂だけが時を超え50年後の現在へタイムスリップしてしまい、時代のズレを感じながら恋人マリーを捜すというストーリーで、永遠に死なない人間の魂がテーマです。このアルバムがあなたのアルバムと供に大切なものになると同時に、あなたの魂に永遠に刻まれることを祈って。 
THE YELLOW MONKEY 
引用元:3rdアルバム「JAGUAR HARD PAIN」ライナーノーツより

JAGUAR(ジャガー)とは1944年に戦死した若者のことであり、肉体は死んでも魂だけは永遠に生きている人間の象徴であるとの事。

また、ジャケットにはそのことを断片的に表す「1944-1994」の文字が入れられている。
1944年から1994年へのタイムスリップだから、ジャケットに記載されているアルバムタイトル『jaguar hard pain』の下に”1944-1994”って記載があるのがわかった。

さらに、写真のエメラルドは、前作『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』でMARY(マリー)に扮した吉井和哉さんが付けていた指輪がモチーフとなっています。

吉井和哉さんは、本作をデヴィッド・ボウイのアルバム『ジギー・スターダスト』に影響されて作っており、「俺らなりのジギー・スターダスト」と語っていました。

JAGUAR(ジャガー)という名前は、あがた森魚さんのアルバム『バンドネオンの豹(ジャガー)』から付けられたそうです。

さらに吉井和哉さんはライブでもJAGUAR(ジャガー)になりきるため、この時期に髪を坊主にしていました…。

3rdアルバム時のTHE YELLOW MONKEYメンバー
Vo:KAZUYA “LOVIN” YOSHII(吉井”ロビン”和哉)
G:HIDEAKI “EMMA” KIKUCHI(菊地”エマ”英昭) 
B:YOUICHI “HEESEY” HIROSE(広瀬”ヒーセ”洋一)
Ds:EIJI “ANNIE” KIKUCHI(菊地”アニー”英二)

ゲストミュージシャンとして
Morgan Fisher(モーガン・フィッシャー)がPianoを弾いています。
※8曲目と12曲目
私も好きなMOTT THE HOOPLEのメンバーにもなった人物で、日本でも数多くのCM音楽を手掛けていました。

アルバムに対する個人的見解

私にとって、大切なアルバムになりました!
まぁ、コンセプトアルバムの設定を理解してもしなくても、このアルバムはカッコイイんだけどね。

ただ、設定を理解すると2ndアルバム『EXPERIENCE MOVIE/未公開のエクスペリエンス・ムービー』に収録されている「シルクスカーフに帽子のマダム」の冒頭 ♪ジャガーはライフルであの世行き♪ が伏線だったこともわかる。
なかなかの演出である。
さらにこのアルバムの1曲目「SECOND CRY」ではラスト付近「シルクスカーフに帽子のマダム」のフレーズがのってきたり。。。と楽しい演出もある。

コンセプトアルバムですが、これまでの独特なTHE YELLOW MONKEYの世界観は3rdアルバムでも健在です。

日本語で歌う洋楽のようなロック+演劇的な感じと表現させてもらいますが、この点は健在というか、むしろ強化された感じです。

サウンド面では、ロックテイストとPOPテイストの振り分けをしっかり行っているように感じるし、聴き応えはロックアルバムとしてGood!!カッコいい!!

このアルバムくらいから、地下室とか屋根裏とかのイメージよりも屋外のイメージ(路地裏とか…)を感じます。

JAGUAR(ジャガー)がMARY(マリー)を捜す1年である1994年。
このアルバムツアーでコンサート動員数も増えていきます。
そして1995年に向けて、やっておかなければならないコンセプトアルバムだった。

視聴コーナー

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