1991年に元〇〇揃いの4人組バンドTHE YELLOW MONKEYがインディー時代に発売したミニアルバムがこの「BANCHED BIRTH」だった! このミニアルバムの雰囲気はグラムロックの香りがプンプンしていた…。
THE YELLOW MONKEY『BANCHED BIRTH』(1991年)
こんな方におススメ
- グラムロック! という言葉を聞くだけで ソワソワしちゃう方
- 妖しくも美しいロックバンドの初音源に興味がある方
- 見世物小屋で繰り広げられる、イエモン初期作品を聴きたい方
- 長髪系、国内ロックバンドの流行に敏感だった人
- 80年代の日本の長髪系ロックバンドが好きだった方
ミニアルバム『BANCHED BIRTH』について
アルバムリリース時のTHE YELLOW MONKEYメンバー
Vo:KAZUYA YOSHII(吉井和哉)
G:HIDEAKI KIKUCHI(菊地英昭)
B:YOUICHI HIROSE(広瀬洋一)
Ds:EIJI KIKUCHI(菊地英二)
※アルバムに表記されているメンバー名にはステージネームは記載されていませんでしたね。
ということでロビンとかエマとかヒーセとかアニーとかは記載していません。あしからず。
ちなみに、このメンバー構成ですが、元〇〇というのが凄いんです。
ボーカルのKAZUYA YOSHII(吉井和哉)さんは元URGH POLICE(アーグポリス)、ベースのYOUICHI HIROSE(広瀬洋一)さんは元MURBAS(ムルバス)・元16LEGS(シックスティーンレッグス)だし、ドラムのEIJI KIKUCHI(菊地英二)さんとギターのHIDEAKI KIKUCHI(菊地英昭)さんは元KILLER MAY(キラーメイ)だし…。
どのバンドも好きでしたが、この中ではKILLER MAYはメジャーデビューしてましたね。
この4名になる前には元SHOCK(ショック)の松尾賢一さんがボーカルだった時期もあったそうです。 (※SHOCKの「エンドレス・レイン」って曲、好きだったねぇ~)
話をミニアルバム『BANCHED BIRTH』に戻しますが、独特な雰囲気あって好きです。
メジャーデビューのアルバムよりもグラムロック感が強い感じです。
収録曲の中には松尾賢一さんが脱退の切っ掛け?となった音楽的意見の違いの発端?となった曲「LOVERS ON BACKSTREET」が収録されています。
この「LOVERS ON BACKSTREET」の展開がエグイんです。一筋縄ではいかず、曲の進行上、複雑に違うメロディが登場しちゃう。それが楽しかったりするんです…。
まぁ、歌詞の世界観も複雑?というか独特だったり…。そこがイイ感じでしたねぇ。
当時は、メジャー1stよりもこっちが好きだったなぁ~と記憶しています。
妖しい、、、怪しい、、、感じがイイんですよ…
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. BANCHED BIRTH
語りの入る楽曲。どちらかというとオープニングSEっぽい作品。
02. WELCOME TO MY DOGHOUSE
ハードで勢いのある楽曲。ベースラインもカッコいいい。
それでいて、少し怪しい雰囲気もある名曲。
03. FAIRY LAND(電気じかけのナルシス)
グラムロック全開!ってくらいのノリが良い楽曲。女性コーラスも煌びやかに左や右から乗っかってきます。更にメンバーの掛け声もカッコよく決まっています。
04. LOVERS ON BACKSTREET
展開は複雑だけど、聴いているこちら方は全くそんなことを感じず、展開が複雑なので6分を超える楽曲だけど全く飽きない!と思う曲。この曲好きですね。
曲が進みにつれて、どこか哀しい部分が見え隠れするところも、ラストがPianoだけになるところも好き。ライブで吉井和哉が12弦のアコギをかき鳴らして唄うのも好き。
05. HANG ONTO YOURSELF
不思議な雰囲気を持つ楽曲。スローなナンバー。ギターソロで少し盛り上がり、また別のメロディが加わり・・もとに戻りつつも別のギターフレーズも加わり・・・。
ん~不思議な雰囲気の迷曲かもしれない。(David BowieのHang On to Yourselfのカバーではありません)
06. SLEEPLESS IMAGINATION
イケイケロックンロールナンバー。煽るイントロ。日本語歌詞に乗っかる英単語の囁き含め、病みつきになる。そして女性コーラスが彩りを添え、キラキラと輝きながらもどこか毒々しい。さらに綺麗なメロディまで飛び出せば・・・もう完璧!
07. TEARS OF CHAMELEON(Mr.PAPER MOON)(カメレオンの涙)
一筋縄ではいかない、、、いろいろな音楽からの影響を感じる楽曲。
歌詞含め、ただのロックバンドじゃないよーーーって思わせてくれる曲。
実はこの曲、結構好きなんですよ。バックの奇妙な音も含め…。
久しぶりの THE YELLOW MONKEY『BANCHED BIRTH』でしたが、好きな曲多い!って位、このアルバム好きですねぇ~。
和製グラムロックアルバム!って雰囲気がプンプンしてて好きです。
映像で楽しむ 『BANCHED BIRTH』 関連
このミニアルバム『BANCHED BIRTH』に収録されている楽曲は、THE YELLOW MONKEYのLIVEで現在も演奏される楽曲が多いので、最近のLIVE映像などもご紹介ですねぇ~。
ミニアルバム『BANCHED BIRTH』収録曲のライブ映像
2007年5月31日にLa.mamaで行われたRaspberry Circusのライブ映像がありました。フルサイズでのライブ映像をたっぷりと…。
Welcome To My Doghouse 1993年1月26日に日清パワーステーション
この映像、、、「PLAY DON’T WORRY“ボインでぶっとばせ!”」公演の1曲目
FAIRY LAND&審美眼ブギ Live at 2020.12.28 日本武道館
「FAIRY LAND」の後にはメジャー2ndアルバム『EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)』収録の「審美眼ブギ」のライブ映像も見ることができますね。
LOVERS ON BACKSTREET -Nagoya Dome, 2019.12.28-
SLEEPLESS IMAGINATION -Kyocera Dome Osaka, 2020.2.11-
ステージの上や横に設置されたスクリーンには昔の映像が、、、たまに映し出されます!
懐かしい服装や髪型が…
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
最初に聴いた時にはカッコいい、グラムロックバンドという印象。
元〇〇のメンバーだらけとは聞いていたが・・・。実は想像していなかったサウンドだった!
あまり想像できない楽曲が多かったのは、曲も詞も元URGH POLICE の吉井和哉さんが作っていたからかと…
URGH POLICE時代はベースだったし、URGH POLICEの曲、吉井和哉作品も少なかったからね。
その吉井和哉さんですが、THE YELLOW MONKEYを作った後にメンバー加入やメンバー脱退時にベース→ギター→ボーカルと担当変更していったけど、独特な世界感を出すにはボーカルで良かったんじゃないかな?と思います。
個人的な話をすると
アルバム発売の前年夏に左膝の手術をおこなった。
その後、筋力がなかなか元に戻らず、可動域も狭く、リハビリ&筋トレをまだまだ行っていた時期にアルバムと出会いました。昔の様にはもう動けないのかな? と思うことも多かった時期ですね。まだ…やさぐれていない時期・・・。
家で筋トレ(リハビリ)をしながら聴いいたりもしましたね。
筋トレには似合わない楽曲ですが、、、私にはちょうど良かった!
それから、当時思っていたことですが、結構カッコいいバンドが和製グラムロックアルバムをだしたね。。ってくらいの感じでした。
それが・・・
その後もアルバムが発売されるたびに購入し、90年代国内ロックバンドの中で一番好きな日本のロックバンドとなるとは、正直、この時は全く思ってもいない時期でした。。。
THE YELLOW MONKEY 商品関連
再集結後のアルバム
ライブ盤
ベスト盤・シングルコレクション
今回は、THE YELLOW MONKEY『BANCHED BIRTH』(1991年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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