1988年にデビューアルバムを発売し、ハードなサウンドにキャッチーなメロディで人気を博したガールズバンド:VIXEN(ヴィクセン)の2ndアルバム。実はかなりの技術至上主義バンドだった!
VIXEN『REV IT UP』(1990年)
こんな方におススメ
- 女性版ボン・ジョビともいわれたバンドに興味がある方
- けっこう実力派の女性バンドに興味がある方
- ハードでキャッチーな楽曲が好きな方
- 80年代のちょっとキャッチーなメタルサウンドが好きな方
- VIXEN(ヴィクセン)の1stは聴いたけど2ndは聴いていない方
アルバム『REV IT UP』について
VIXEN(ヴィクセン)の2ndアルバムで1990年にリリース。
前作「VIXEN」は、どちらかというと戦略的に売ることを重視した制作/作品だったように感じるアルバム。
この2ndアルバムは、前作の延長路線ではあるモノのデビュー後のツアーにてバンドとしての一体感も強化されたことに加え、バンドの方向性をメンバー自身も明確に認識しているんじゃないかな?
2枚のアルバムを通して聴くと、2ndの方が好きになるんじゃない??
この「REV IT UP」リリース後のKISSやDeep Purpleなどとツアーを行うが、レコードセールスは前作を超えることは出来なかった・・・。
まぁ・・・。アメリカ本土よりもこの2ndアルバムの発売以降のプロモーションは海外の方が多かったんじゃないかな??? 特にヨーロッパ・・・。
しかし・・・
1991年にはレコード会社との契約解除・・・。バンドは事実上の解散・・・。
1997年に活動を再開するものの長く続かず・・・。(メンバーは全盛期メンバーではない)
2001年以降はメンバーは異なりながらも VIXEN の活動は続きます。
全盛期(メジャー1st&2nd)のメンバー4名が集結したのは・・・
2004年にアメリカのTVチャンネル VH1 の Bands Reunited という企画でライブが行われました・・・。
次に全盛期のメンバーが集結したのは2012年・・・。
しかし・・・創設者のジャン・クエネムンド(ギター)が癌に冒され・・・ツアー計画は一旦中止に。
その後、2013年に闘病の末、ジャンが亡くなってしまう・・・。
残ったメンバーはジャンの遺志を尊重し、VIXENの活動を継続・・・・。
その後、メンバーチェンジを繰り返しながらもVIXENというバンドは活動中である。
現在、全盛期のメンバーはドラムのロキシー・ペトルッチ のみとなっている。
※ちなみにロキシー・ペトルッチはVIXENの前にMADAM Xというバンドでメジャー活動していた経歴もあり、最初のVIXEN解散後にMADAM X再結成なども話題になりましたねぇ~
視聴コーナー
TOMOZY のアルバム評価
収録曲へのコメント
01. REV IT UP
ハードなサウンドに綺麗なメロディ・・・。ちょいと女性版ボン・ジョビって言われるのはわかる気がします・・・。この曲好きです。 ボーカルのJanet Patricia Gardner(ジャネット・ガードナー)の歌も1stよりもカッコ良く聴こえるのは気のせいか?
02. HOW MUCH LOVE
シングルカットされた楽曲。1stからの延長路線上にあるような楽曲ですね。これも女性版ボン・ジョビって言われるのがわかる楽曲・・・。
03. LOVE IS A KILLER
バラードもこのバンドの魅力・・・。ちょっと大人っぽくなったボーカルのJanet Patricia Gardner(ジャネット・ガードナー)の歌声・・・。
04. NOT A MINUTE TOO SOON
イントロのギターはJan Kuehnemundジャン・クエネムンドも楽しそう?? ちょいと中休み・・って感じになります・・・。 しかし サビはやはりキャッチーなので、アメリカとかでは盛り上がりそうです。
05. STREETS IN PARADISE
さぁ、改めて弾けちゃいましょう!! ノリの良いロックナンバー。
06. HARD 16
イントロでストリートの雑音から始まり・・・。綺麗なコーラスから始まるロックナンバー。
07. BAD REPUTATION
ちょいと気怠い感じのハードロックンロール! 飽きません!! この曲好きです。ラストはテンポを上げてノリノリに!
08. FALLEN HERO
キーボードのイントロ・・・。最初はちょいとゆったり。そしてノリノリに・・・。
09. ONLY A HEARTBEAT AWAY
結構いい曲! サビは好きタイプです・・・。ギターソロに入る流れも好き。 で・・・。煽るのにぴったりな部分もあって・・・。あれ? てんこ盛りじゃん!? なんかVixenの1stに似てる曲あったような!? 最後の方は90年代 J-POP みたいだし。。
10. IT WOULDN’T BE LOVE
アコースティックで始まる綺麗な楽曲・・・。これは夕方に聴きたい! この曲大好きです!
11. WRECKING BALL
アルバムラストはハードな楽曲で締めましょう。みんなで叫んじゃいましょう!
久しぶりの 「REV IT UP」でしたが、アルバムとして好きです。
しかし・・・「 Edge Of A Broken Heart」(1st収録曲/シングル)が聴きたくなっちゃいのは仕方がない??
映像で楽しむ『REV IT UP』
VIXEN『REV IT UP』に収録されている楽曲のMVなどを集めました!
アルバム『REV IT UP』収録曲
Vixen – How Much Love Official Video 1990 From The Album Rev It Up 1
ボーカル:ジャネット・ガードナーは今度は黒基調の衣装で歌います!
※1stアルバムからのシングルカット曲「Edge of a Broken Heart」では白基調の衣装でした
Vixen – Love is a Killer
モノクロの世界でドラマ仕立ての映像も盛り込まれたMVでしたね。
でも、VIXENはカラーで観たい!って思うのは私だけ?
Vixen – Not A Minute Too Soon
ボーカル:ジャネット・ガードナーの髪型が大人っぽくなっていますが。。。。
個人的にはこれまでのちょいと逆立てた感じのほわっとした感じ(少しヘアメタル的な感じ)の方が好きです。。。
あとがき
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
このアルバム『REV IT UP』ですが、アルバムとして好きなんですけど、必ず、この曲が聴きたくなってしまう病になっています。。。
その曲は1stアルバム『VIXEN』に収録されており、1stシングルでもあった曲「Edge Of A Broken Heart」なんですよねぇ~。 他にもイイ曲多いのに、「Edge Of A Broken Heart」聴かないとVIXEN聴いた!って気がしないのですよねぇ~
ということで、
Vixen – Edge Of A Broken Heart
1997年~2000前半にもVIXEN再結成されるのですが、全盛期のメンバー全員が集結することは無かった…。
しかし、アメリカのテレビチャンネル、VH1の『Bands Reunited』の企画で1度、オリジナル・メンバーでの2004年にライブが行われたという話を
結構、この企画番組って、80年代のバンドがこの企画で再集結してライブやって、その後も再結成ツアーとかやったりしていたので、VIXENも全盛期のメンバーで再結成しちゃうのかな?なんて思っていたが、
やはり、全盛期のメンバー全員が集結した形での活動はなかった。。。
2012年に全盛期のメンバーで再結成の話が浮上し活動再開!って時にVIXEN創設者であるギタリストのジャン・クエネムンドが癌に冒されていることが発覚し、闘病の末、2013年10月に亡くなってしまった。
計画されていたツアーは頓挫してしまうのだが、ジャンの遺志を尊重し、残ったメンバー3名は2014年からジャンを追悼するLIVEを開催!
Happy New Year from Vixen! 2014
ちなみに、どうしてもVIXENを聴くと思い出す日本のロックバンドがいるんです。。。
そのバンド名は PINK SAPPHIRE(ピンクサファイヤ)なんですよねぇ~。
このハンドも実はイイ曲多いんですが、どうしてもPINK SAPPHIRE(ピンクサファイヤ)を聴くと必ず、1stシングルの「P.S.I LOVE YOU」を必ず聴きたくなるんですよねぇ~。。。。
実はPINK SAPPHIREの全盛期のギタリストも癌で2023年の12月に亡くなってしまったんです。
※2023年5月にラストライブが開催されています、、、、。
ということもあり、
私の中で1stシングル曲を聴きたくなるという共通点がVIXENとPINK SAPPHIREにはあるんですよねぇ~。
※ただし、PINK SAPPHIREの場合、全盛期のメンバーでの活動期間はVIXENよりも長いし、再結成しての活動が数年あったという部分は違うんですけどね。
ということで、PINK SAPPHIREの1stシングルも聴きたくなったので。。。
【公式】PINK SAPPHIRE「P.S.I LOVE YOU」(MV)
最後は、話が別のバンドになってしまいましたが、VIXEN というバンドの2ndアルバム『REV IT UP』 を聴くと1stシングルが聴きたくなるという想い出というか、今もそうだったりする話でした。。。
VIXEN 商品関連
今回は、VIXEN『REV IT UP』(1990年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。
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