
フィンランド出身の伝説バンド:HANOI ROCKS (ハノイ・ロックス)の2ndアルバム! 日本国内版のジャケットは本国仕様とは異なるジャケットでしたね。
HANOI ROCKS 『ORIENTAL BEAT』(1982年)
日本盤の『ORIENTAL BEAT」は下のジャケットデザインでしたね。 ただ、このジャケットデザインは「Self Destruction Blues」(イギリス盤)で使用されていました。
※アルバム「Self Destruction Blues」は1981年と1982年に録音したシングル曲とB面曲を集めたコンピレーションアルバム。
なので、日本で「Self Destruction Blues」をリリースする際は以下のデザインに変更されていました。
まぁ、どちらにしても録音された時期を考えるとドラマーRAZZLEが写っているメンバー写真が起用されているのは今となってはご愛敬...ということで。
こんな方におススメ
- キケンな香りが漂うロックンロールバンドに浸ってみたい方
- 影響されたロックバンドとして名前があがるバンドに興味がある方
- 80年代パンキッシュなロックンロールバンドに興味がある方
- バンド名は聞いたことがあるけど、まだ楽曲を聴いたことがない方
- 当時PUNK好きもメタル好きもこのバンドを好きな人が多い不思議なバンドに興味がある方
アルバム『ORIENTAL BEAT』あれこれ
1stアルバム『』は当初フィンランドとスウェーデンのみでリリースだったそうです。
そして1982年にこのアルバムがリリースされた頃...イギリスの音楽雑誌「Kerrang!」がアルバム『ORIENTAL BEAT』のレビューでハノイ・ロックスに関する最初の記事を掲載したんです。
その後、音楽雑誌「Kerrang!」はHANOI ROCKSについて詳細な記事を掲載していくことになります。
ただ、このアルバム『ORIENTAL BEAT』のミックスについては、メンバーはあまり気に入ってなかったそうです。
後になり、
ボーカルのマイケル・モンロー曰く「アルバムのプロデューサーはバンドが何かということをまったく理解してなくて、ミキシングは恐ろしいほど間違った方向に行ってしまった」と語っています。
さらにベースのサミ・ヤッファは「俺達のキャリアの中で最も酷いサウンドのアルバム」だと語っています。
この『ORIENTAL BEAT』の楽曲が良いだけに、メンバーが気に入っていないアルバムというのも悲しいものです。
当時、リミックスしたくても、レーベルの資金が底を付いたり、しかも肝心のマスターテープが行方不明になったり...と仕方ない状態での発売だったようです。
※このミックス問題は、40年の歳月を得てマスターテープが見つかり、40周年リミックス盤をメンバー監修で2022年に『Oriental Beat (The 40th Anniversary Re(al)mix)』というタイトルで発売されました!
これで、HANOI ROCKS の 『ORIENTAL BEAT』も報われたことでしょう...。
ちなみにリミックス盤がこちら
この2022年盤ですが、チープさは皆無です。元々ベースが引っ込んだ位置で低音が薄かった感じでしたが、このリミックスはベースも前に出てきた位置で聞こえる事もあって、低音バッチリ!だし、ワイルドさが出ています!そして、一番感じるのは、滅茶苦茶ライブ感が出た感じで、スピード感が増し増しに聴こえる!
さらに...ラストの「Fallen Star」は1982年当時のアルバムで聴くと、この曲だけ浮いていた感じでしたが、リミックス盤は他の10曲が前に出てきたこともあり、ラストにうってつけの感じに聴こえるのには、ビックリでしたね。
まぁ個人的には、ちょっとチープな感じのこの1982年当時のアルバム『ORIENTAL BEAT』も嫌いじゃないですけどね。
どっちが好きって聞かれたら、やっぱり『Oriental Beat (The 40th Anniversary Re(al)mix)』ですけどね。。。
HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)、アルバム「ORIENTAL BEAT」発表時のメンバー
Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)
視聴コーナー
視聴コーナーのおまけ(『Oriental Beat (The 40th Anniversary Re(al)mix)』)
TOMOZY のアルバム評価(MAX ★5)
| 総合満足度 | ★★★★★ |
|---|---|
| ノリノリ楽曲収録評価 | ★★★★★ |
| キャッチー楽曲収録評価 | ★★★★☆ |
| 落ち着く楽曲収録評価 | ★★★☆☆ |
| 泣ける楽曲収録評価 | ★☆☆☆☆ |
| ライブ演奏妄想評価 | ★★★★★ |
| イージーリスニング評価 | ★☆☆☆☆ |
| アルバムジャケット | ★★★★☆ |
| アーティストルックス | ★★★★★ |
収録曲へのコメント
01. Motorvatin'
軽快なロックナンバーでバックコーラスも思いっきり入ってくる楽曲。今聴くとかなりポップな感じに聴こえますね。ベースラインとか耳に残る感じで、弾いてみたくなっちゃう曲。
02. Don't Follow Me
この曲もポップな感じですが、ちょっとだけセンチな雰囲気もあるので、HANOIっぽいって感じる楽曲。でマイケルのサックスも入った間奏も聴き応えあり。その後はダブルボーカルってくらいにバックコーラスが入り曲を盛り上げてくれます!
03. Visitor
少しだけダークな雰囲気もありますが、ベースラインはすべてダウンピッキングで一直線のAメロが特に好き。サビのバックコーラスも好き...。ラストに近づいた一瞬、雰囲気が変わるギター、ベースがユニゾンで追随するあたりはゾクゾクします。
04. Teenangels Outsiders
この曲は、ところどころ、他の曲に似ている感じに聴こえる事もありますが、その辺はご愛敬で...。HANOIらしいロックンロールって感じですね。たまーに魅せる、悲しい感じのメロディがある感じ。曲はフェイドアウトされてしまうのがちょっと残念。
05. Sweet Home Suburbia
どこか民族的な曲に聴こえるのは仕方ないかな。個人的には箸休め?的な1曲かも。
06. M.C. Baby
モーターサイクルベイベー! ノリノリのロックンロールナンバーです。この曲は単純に好き!って感じる曲ですね。明るい雰囲気がイイんですが、音的にはもっとハードな感じでもよかったんじゃないですかね?と思う楽曲。
07. No Law or Order
ちょっと落ち着いた感じの曲ですが、イントロや間奏のギターフレーズが綺麗で好き。歌の後ろのメースライン、跳ねている感じがとても好き...。聴けば聞くほど好きになってしまう不思議な曲です。曲途中でのマイケルのセルフも...イイ感じです。
08. Oriental Beat
この曲はライブで盛り上がります!最初のイントロで引っ張りm一気にノリノリなリズムに変わる瞬間がたまりませんね。この曲大好きです。
09. Devil Woman
この曲、ナスティが歌っていたとかいないとか、、、。個人的には「TAXI DRIVER」のちょっと早いバージョン的な雰囲気と感じる曲。スリリングはギターソロも好き。
10. Lightning Bar Blues
軽いタッチの楽曲なんですが、HANOIっぽい!って思う1曲です。この曲も好きです。結構、マイケルも好きなんじゃないかな?って思うのは私だけだろうか?楽しそうに歌っています!
11. Fallen Star
ちょっと湿っぽい曲。HANOIっぽくない?って思っちゃうのは私だけだろうか?ピアノの音色がとても良いのですが、かなり暗い…。ラストにしか収録できない感じの曲で締め!...ということで、もう一度1曲目から聴きたくなっちゃうのでした。
日本盤の『ORIENTAL BEAT」は下のジャケットデザイン p>
久しぶりの HANOI ROCKS『BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES, HANOI ROCKS』(1981年)でしたが、やはりこのアルバムも好きなアルバムです。
映像で楽しむ『ORIENTAL BEAT』
Hanoi Rocks Mortorvatin' ( Official Videoclip )
このVideoClipのドラムはジップ・カジノですね。
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Hanoi Rocks Mortorvatin' ( Official Videoclip )
1983年なので来日ドラマーはRAZZLEです。
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あとがき
HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)についてちょっとだけ語ります。
HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)について
1980年、フィンランド・ヘルシンキでバンドは誕生する。
ギターのアンディ・マッコイは1970年代にスウェーデンでプロデビュー経験あり。
その為、最初はAndy McCoy’S HANOI ROCKS として 活動していた。
同年、シングル「I WANT YOU」で早くもデビューを飾る。
1981年には1stアルバムがリリースされる。
その1stアルバムが今回紹介する「BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES」である。
HANOI ROCKS(ハノイ ロックス)、アルバム「BANGKOK SHOCKS, SAIGON SHAKES」発表時のメンバー
Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)
そして、1982年には2ndアルバム「ORIENTAL BEAT」を発表。
この2ndアルバム「ORIENTAL BEAT」はフィンランドのチャートで1位獲得となる。
この2枚のアルバムが発表されるまでの間・・・・。
ライブ会場ではその後、ドラムを担当することとなる、Razzle(ラズル)ことNicholas Dingley(ニコラス・ディングリー)が夜な夜な会場に現れては、「ドラムは俺が叩いた方が絶対バンドはもっとカッコよくなる!」などと売り込んでいた・・・という話を何かの雑誌で読んだ記憶があります。(記憶違い!?)
さらに1982年にはもう一枚。これまでの未発表曲やシングルなどを集めたアルバム「 Self Destruction Blues」も発表する。これまたフィンランドで1位獲得。
活動の拠点をフィンランドからイギリスに移す・・・。
ドラムを担当していたGyp Casino(ジップ・カジノ)からRazzle(ラズル)にメンバーチェンジ!・・・。
これまた、雑誌か何かのメンバーインタビュー(だったかな)で・・・バンドを離れたGyp Casino(ジップ・カジノ)は週に何日か今でいう心療内科に通院していたらしいが・・。。。本当の事かどうかは・・・私にはわからない。。。。
そして、
Razzle(ラズル)を含めた、5人の黄金期と呼ばれるラインナップで1983年1月に初来日公演!
そして同1983年に作成された3rdアルバム「BACK TO MYSTERY CITY」を発表する。
3rdアルバム「BACK TO MYSTERY CITY」時のHANOI ROCKSメンバー
Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
Ba:Sami Yaffa(サム・ヤッファ)
Ds:Razzle(ラズル)
1984年5月には2度目の来日公演・・・・。
この2度目の時・・・当時住んでいた近所にあった中野サンプラザでコンサートあったんだよなぁ~。。。
この1984年にはアメリカのメジャーレーベル、CBSレコードとの契約が決まり、
4thアルバム「Two Steps From The Move」を発表する。
そして、アメリカ進出して・・・・これからって時に・・・・。
同年12月8日にドラム担当のRazzle(ラズル)が交通事故で亡くなってしまう。(12月8日はジョンレノンの命日と同じ・・・)
この事故はアメリカのバンド MOTLEY CRUE(モトリークルー)のVo:Vince Neil(ヴィンス・ニール)が運転する車が交通事故を起こし、同乗していたRazzle(ラズル)が亡くなっってしまった。
ラズルが亡くなったことは、確か音楽雑誌「BURRN!」で知った記憶です。
その後・・・
元CRASHのTerry Chimes(テリー・チャイムズ)をドラムに迎え活動を続け、立て直しを図るも・・・・
HANOI ROCKS というバンド内での精神的支え・・が いなくなったこともあり、
ベースのSami Yaffa(サム・ヤッファ)が脱退。Sami脱退後、一時期、Rene Berg(ルネ・バーグ)がベースを弾いていた。
もう、この頃になると・・・HANOI ROCKS というバンドは既に解散せざるを得ない状態に陥っていた・・・そして1985年に解散。。
各自ソロ活動やユニット活動、新バンドでの活動などを経て、
2001年にVo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)とG:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)のオリジナルメンバー2名と3名の新ラインナップにて HANOI ROCKS 再結成。 2009年に二度目の解散となる。
現在、Michael Monroe(マイケル・モンロー)、Andy McCoy(アンディ・マッコイ)、Sami Yaffa(サム・ヤッファ)は音楽活動を続けている。
Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)は90年代後半には一応、引退しているが、ライブなどでゲストプレイヤーとしてギターを担当したりしていた・・・。
MICHAEL MONROE - DOKUMENTTIELOKUVA
マイケル・モンローのドキュメンタリー映画(フィンランド) 2023年
YouTubeで公式動画を見る
Open in a new tab_ ▶▶▶ YouTubeで動画 Michael Monroe -dokumenttielokuva tulossa elokuvateattereihin 29.9. を見る.
オリジナル HANOI ROCKS 一夜限りの再結成(MICHAEL MONROE 還暦特別公演)
そういえば、2022年に還暦を迎えたMICHAEL MONROEですが、故郷フィンランド・ヘルシンキにて特別公演が開催されたんですよねぇ~。場所は、本国フィンランドの首都ヘルシンキにあるアイスホール。
これまでのキャリア総決算的な内容だったのですが、グランドフィナーレでは、デビュー当時のHANOI ROCKS メンバーによる1夜限りのリユニオン演奏もありました!デビュー当時のメンバーなのでドラムはGyp Casino(ジップ・カジノ)ですね。
Hanoi Rocks press conference in Helsinki 2022
ということで以下5人によるHANOI ROCKS が見られたのです!
Vo:Michael Monroe(マイケル・モンロー)
G:Andy McCoy(アンディ・マッコイ)
G:Nasty Suicide(ナスティ・スーサイド)
B:Sami Yaffa(サミ・ヤッファ)
Ds:Gyp Casino(ジップ・カジノ)
この5名のメンバーが同じステージに立つのは、1982年7月27日以来だったそうですね。
このMichael Monroe 60th Birthday Bash での模様はYouTubeでいろいろ見ました。。
その場に行きたかったと思うのは、私だけではないでしょうけど、ステージ上の皆さん楽しそうですね。
これまで関わりがあったミュージシャンもステージ上で楽しそうですしね。
有名どころのミュージシャンでMichael Monroe のバンドメンバーでもあった
Backyard Babies、The Hellacopters 等で活躍中のDregen(ドレゲン)やWildheartsのGinger(ジンジャー)もステージで演奏していましたね。楽しそうでなにより。。。
TOMOZY(トモジー)のアルバムにまつわる個人的な想い出
HANOI ROCKSを初めて聴いたのは中学生の頃。1983年リリースのアルバム「「BACK TO MYSTERY CITY」」が最初だった。その次は1984年リリースの「TWO STEPS FROM THE MOVE」だった。また、レコード店を回って回って、「SELF DESTRUCTION BLUES」を入手! ここまでは順調だったのだが、、、。1stと2ndは・・・友人の伝手でNEW YORK DOLLSと一緒にカセットテープに録音してもらった。
当時はハノイロックスの写真が載っている雑誌を切り抜き、下敷きに入れていたものです。
結構、カッコイイ写真だった記憶ですね。
それが、もっと音圧のあるロックを求めはじめ、1st、2ndの購入は後回しになりました。。。カセットテープがあったしね。
そして・・・1984年12月8日にドラムのRazzle(ラズル)が交通事故でなくなった。
1986年になると「Million Miles Away」というベスト版が発売された!
ジャケット写真は、滅茶苦茶カッコいい!!。買ってしまったのだ! あらためて、、ハノイロックス熱が再来しましたよ!
結構、いるんじゃないですかね? ハノイ好きで、この手のパターン!!
そして1987年にはCDにて再発。私が持っているCDは 「CD Rock Collectors」シリーズ(発売元:日本フォノグラム株式会社)で出た中でも、2枚のアルバムを1枚のCDで楽しめるバージョンのものを入手!
これがなんと、1stと2ndアルバムが1枚のCDに収録されているので、この1枚で手元になかったアルバムが揃うことになりました!
そして、同時期には日本のロックンロールバンド ZIGGYもデビュー!
ZIGGYの影響を受けたアーティストとしてHANOIの名前もあがるもんだから・・・。
また、海外のグラマラスなロックバンドもHANOIの名前を出すもんだから・・・。
あぁーーーーー!知らぬうちに HANOI ROCKS は伝説のバンドになってた!!!
高校生になり、「Million Miles Away」の話をしたら・・・周りのロックファンの中でHANOI 好きが・・・いた!!!
日本盤の『ORIENTAL BEAT」は下のジャケットデザインでしたね。 ただ、このジャケットデザインは「Self Destruction Blues」(イギリス盤)で使用されていました。
HANOI ROCKS (80's HANOI ROCKS)
HANOI ROCKS (新生 HANOI ROCKS 2001-2009)
ALL TIME BEST
今回は、HANOI ROCKS 『ORIENTAL BEAT』(1982年)アルバム・レビューでした!
またねーーー。